【リレー小説企画】暇な日に捧げるギャグ小説を書きたい。
鈴イレ
第5話(鈴イレ)
幾分後の事ですの。ホームセンターの目の前まで私たちは駆け抜けましたの。
まるで幾千幾万幾億年にも感じられるつきあいとなった
キキーッ!!!
だってミニトマトは私の
ヒューッ……ドゴーン!
……ただ、急ブレーキの反動で
まあ、飼い主ですし、多分大丈夫ですわ!
◇ ◇ ◇
「レガント様、未だにプチトマトが来てないのですが……?」
そう私は店の前でレガント様に文句を言ってみるのです。なぜならプチトマトには私の大事な軽トラックを担いでいるのですわ!
私の軽トラックに何があったらと思うとただじゃおきませんの!
するとエレガント様はただならぬ低い声をだしましたの……。
「心配ございませんよ、山田様、なぜなら再び再召喚すればいいことなのですよ……」
これは……、と私は命の危険を感じましたわ。
「「いぃぃぃぃぃぃぃぃよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」
そう再び再召喚の雄叫びをするエレガント様、その声は海を一刀両断、大地に無数の亀裂を入れ、雲を溶かしていくような、大きな声に思わず私は耳を手でふさぎましたわ。
それでも耳から入ってくるエレガント様の大声……、これが本当にお隣さんだと思うと本当に恐ろしい話ですわ……!
するとその声に呼ばれてプチトマトが野を超え山を越え谷を越え再びその雄姿を私に見せてくれましたの。
まあ、しいて言うのであれば、私の軽トラックを片手でひょいひょいッと↑↑↓↓←→BAと筋トレ代わりに動かしながらこちらにいらしているのが気になるのですが……。
エレガント様が雄たけびをやめるとプチトマトは軽トラックをピザを担ぐように持ち始め、目の前まできましたの……。
「グルルルル……!」
ご主人様~! でしょうか。そうプチトマトが軽トラックを空高く放り投げて、私とご主人様を前にドラミングを始めましたの。
ドドドドドドドドドッッッッッッッッ……!!!
本当にすごい迫力ですの……。
でも、後ろで虎なのに本当に何故かバナナを食べていらっしゃるミニトマトが気になりますの……。
しかも、詠唱中のエレガント様の鼻水が垂れているのが気になりますの……!
そして、私の愛車が廃車なりそうですわ……。
空中に漂っている私の軽トラック、それを今までバナナタイムのミニトマトが背中で見事に軽トラックを見事にキャッチされましたわ!
ですが……。
「私の軽トラックが遊び道具にされてますの……!」
そう私思わず頭を抱えたのでした。すると……。
「山田様」
そうエレガント様は私に聞いてきましたの。
「どうされましたの、エレガント様?」
「
「知りませんわ!!!」
そう罵るようにエレガント様にお伝えしてすの。
斯くして、私とエレガント様はホームセンターに入るのですわ。
【リレー小説企画】暇な日に捧げるギャグ小説を書きたい。 鈴イレ @incompetence
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