ラブときしっく No.2

こんにちは、ayaasです。2話です。1話が3人に読んでもらえてないのですが、投稿させて頂きました。

それでは、どうぞです!


「ラブときしっく」




4:重なり合う気持ち


私は今、人通りのない渡り廊下にじんくんを呼び出している。なぜなら、「告白」するからだ。どうせ、振られると思うけど、振られたら気持ちの整理がついていい。


「私、頑張れ」


「別に振られていいんだよ」


⚫️

俺は今にんに渡り廊下にきてと言われている。もしかして、告白?人通りのない渡り廊下だったらありえる?とりあえずいくか...


俺はえみこの家を出て、俺の家に行っているところだ。なんでこんなにドキドキしてるのか疑問持ちながら、家に帰った。玄関を開けた途端お母さんが走ってきた。


「トキちゃんー、もう7:00よ?」


「遅いじゃない」


「あー、ごめん」


これだとどこ行ってたの?って聞かれるな


「どこ行ってたの?」


ほーら、予想通り


「えみこの家」


「えみさんの家?」


「なんかされなかった?」


え?なんで?


「お母さん何言ってんの?」


動揺しながらも答えた。


「なんにもされてないよ?」


その言葉を言った瞬間お母さんの笑顔がどんよりした。


「そ、そうよね、何も無いわよね」


「ほらご飯食べなさい」


「あ、うん」


ご飯を食べてる間ずっとお母さんは見てきた。


「ねぇ、お母さんなんでさっきから見てくるの?」


「なんでだろうね」


にこっとしてまた見てきた。

なんなんだろう?


はぁードキドキする!!!!

ドキドキしながら待っていると、廊下からひょこっと現れた。じんくんだ!


「ごめんね、忙しい時に呼び出して」


「大丈夫だけど、なんのよう?」


クールに答えるじんくんカッコよすぎる。キュン死しそう〜!


「えっと、あの、私と、付き合って欲しい!」


「好きです」


⚫️

告白されに行くのかー。ニヤニヤが止まらない。よしここを曲がれば渡り廊下、そこにはもうにんがいた。


「ごめんね、忙しい時に呼び出して」


いやいや、俺、ニヤニヤを必死にこらえてるんですけどー?


「大丈夫だけど、なんのよう?」

ここはクールに答えとこ。


「えっと、あの、私と、付き合って欲しい!」


へ?予想通りすぎた...


「好きです」


にんは顔が赤くなっていた。俺も顔が赤くなっているのがわかる。


「え、えっとね、付き合ってる人がいるんだ」


「だから、君とは付き合えない」


「あっ、そうだよね、ごめんね」


えっなんで「そう」って?


「‘そう’って何?」


「あー、えっと、じんくんとあおいちゃんが付き合うところと、告白してるところ見ちゃったの、」


「無理だと思ってたんだけどね」


にんの目からは涙が出ていた。

でも、俺はあおいが好き、だから付き合えない、付き合えないんだ。


「ごめん」


そう言って俺は逃げた。逃げたんだ。


「トキちゃんー?今何してるー?」


なんでだろ?


「携帯見てるけどー?」


「トキちゃん、話がしたいの」


「う、うん」


さっきからお母さんなんなんだろう?

そう言って自分の部屋から出てリビングに行った。


「何?話って?」


「...」


なんなんだよ


「あ、あのね、私、トキちゃんのことがね、恋愛対象として好きなの!」


ぽかーんとなった口を慌てて閉じて、考えた。どうゆうことなんだ?俺は冷静になって考えた。俺ってお母さん、友達のお母さん、女子友、にん以外は俺のことが好き?へ?俺ってモテる?俺ってかっこいい?


「あ、ありがとう?」


俺ってもてて、かっこいい、パーフェクトな人間?


「これだけ?言いたいことは」


「うん」


「そうなんだ」


そう言って部屋に戻った。


5:デート


⚫️

今日はあおいと遊園地で初めてのデートに来ている。あおいも楽しそうだ。もちろん俺も楽しい。でも、にん...ごめんな


「じんー?どうした?」


「う、ううん、なんでもないよ」


「じん、もしかして楽しくない?」


「何言ってるの?めっちゃ楽しいよ!」


「好きなあおいといれてとっても幸せ」


「そっか、それなら良かった!」


そう言ってあおいはニコッと笑った。やっぱり可愛いなぁ


部屋に戻り、鏡をみた。


「俺ってかっこいい」


「よし、好きな人、じんとかサッカーに誘うか、」


じんに電話っと、

プルルルプルルル


「もしもし?」


「もしもーし」


「じんー今からサッカーしない?」


「悪ぃ、今あおいとデートしてるんだ。」


へ?、デート?


「は?」


「お前あおいと付き合ってんの?」


「うん、そうだけど?」


「そ、そうなんだ、」


「邪魔してごめんな」


「おう、ばいばい」


「おう」


プチ

はぁー彼女、か、

俺じんのこと好きなのに、あおいに取られるとはな、


「よし、決めた、あおいとじんを喧嘩させよう」


「そして、別れた時に俺が告白するんだ!!!」


こんなことしたらいけないのに、ダメってわかってるのに、取られたくないと思ってしまう。なんで?なんで?


次回へ続く...next



次回、あおいとじんは喧嘩するのか!?

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