第2話オクタグラム キキリ

「で、いろいろと聞きたいことがあるんですが」


少し苛立った声と表情で百恵は聞く。


「まぁまぁ怒らないで怒らないで、もしかして幽霊にも生理ってあるの?」


その時、怒りが最高到達点に達した。


「ふざけんな!殺すぞ!」


秒速200mを意識して平手打ちを打ち込み、すかさずみぞおちにグーパンを入れた。


とその時、上半身と下半身が一回転した


「ちょっと待ってね、よっと」


回転した体を逆回転させて元に戻した


「え!?え!?え!?」


恐怖と身の危険を感じ、すぐ後ろ側に走り出した。


「やばいやばいやばい!!!!!」


これ絶対やばいやつ~殺されるやつ~


百恵は本気のマジで逃げる殺される気がしてならない


「あらら、逃げられちゃった。いつもそうだ、なんでこんなに俺は皆に恐れられるんだろうなぁ~?」


タッタッ!建物の上を走り、涙を浮かべながら走り続け、空を飛んだ時


「そこか」


ダッ!!地面を強く蹴り、空中に飛び上がった。


いやいやいやいや、おかしくない!?


「ウエッ!?なんでいるんですかあなたぁ――――――!!!???」


なんでいるんです!?もう長い間走り続け幽霊は体力がないからな、めっちゃ走ることが来た。


でもいるんだ、レインボーブリッジの近くまで走った。


でもいる、横を向くとそこに顔がある。


怖すぎでしょ、軽く現実でホラーゲームやってるよ。


自殺する?幽霊って死ねるの?でも死にたい怖すぎでしょ




キュイィ―――――—―ン!!!!!




突然、超音波のような音が鳴り、その直後




ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!




「今度は何だよ!!情報量が多すぎて頭パンクする!!」


そりゃそうだ、隣には自称宇宙人が飛んでて頭が隣にあるんだよ!?そしてしたから光線銃の音の直後に轟音がなり始めるんだよ!!??いやいや!!意味不明じゃね!!!??


「おっと、もう始まったんだ!さてと」


キキリはそう言うと別方向に飛んでいき、意味深な言葉を放ったことに少し嫌な予感がする。


その時、東京都港区辺りの周りが一気に浮かび上がった。


その下にあったのは半径3000mの宇宙船だった。その宇宙船は轟音を鳴り響かせ、東京スカイツリーまでゆっくり進んでいく。


私は意味が分からな過ぎて放心状態になってしまった。


もう本当に頭がパンクする、私程度の頭の容量じゃ、意味がマジの本気で分からなかった。幽霊になってからこんなこと起こったの初めてだ。


いや、幽霊になった時点でおかしいんだけどね!?


「あぁあぁ!!頭おかしくなる!!」


その直後、目の前に光が舞う


一つ一つの光の粒子が集合体となり、人のような姿を映し出すことができた。


「やぁ、百恵ちゃん。僕の名前がキキリだとは知っているね?」


話しかけてきた。気味が悪くて鳥肌が立つ。


「うん、知ってるけど。」


「なら話は早い!!早速なんですが、僕の目的を知っているかい?」


質問を一方的にする奴だとはわかっていた。問答無で追いかけてきたんだから


「私を導くんでしょ?知ってるよ」


「そう、でも導く理由は知らないだろう?」


「そりゃ知らないけど」「だよね!よかった!!知ってたら恥ずかしいもん!」


知ってるわけないだろう!!知ってたらこんなに放心状態になっているわけがない!!そんな神じゃないんだから


「で、その導く訳とやらは?」


「そう!それが言いたかったの!」


いきなり空気が変わった。空気が張り詰める。映像なのにシリアスな雰囲気になった


「いい?落ち着いて聞いてね?


             僕らの仲間を殺して、滅亡させてほしいんだ。」




あぁ、始まった。これから先、何度このことお思うのであろう




           終わりの始まり  か・・・・


                         —――続く―――

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