道連れ・行先不明
サボっていた墓参りを済ませ帰ろうと車に乗り込んだところで助手席に見知らぬ女が座っていて、鍵をかけ忘れたわけもないので対処に戸惑っているとそいつが勝手にカーナビを弄り始め行ったこともない山奥を目的地に設定したのに驚き焦って車を出してしまったがそれが良い選択ではなかったことに思い至ったのも束の間、家とは反対方向にハンドルを向けていることに気づいて戻ろうにもUターンができそうにもない山道に入ってしまい、当の女はじっとこちらを見ているだけで何もしないが、思うように動かない体で事故を起こさないようにするには従うしかないのだろうと大人しくハンドルに手を添えるままする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます