エルデウルフ
森林での捜索にそこまで時間はかからなかった。
「発見ーっと」
僕とソフィアにギア、三人でエルデウルフを探して十分ほど。
それだけでエルデウルフの群れを発見することが出来た。
「さぁ、さっさと壊滅させてやろうか」
エルデウルフの群れ、十体を前に不敵な態度で口を開く。
「私とイーラが四体。ソフィア二体でいいよね?」
「は、はい!そうしていただけると助かります!」
「ほーい……ということで、ひと暴れしようか」
僕はエルデウルフ四体の方へと突っ込んでいく。
そして、ほかの二人もそれぞれの数を倒すべく行動を開始する。
「まずは一発」
僕はエルデウルフの頭を蹴り飛ばし、そのまま魔法銃を連射。
一気に六発叩き込んでやる。
「ぎゃぎゃっ!?」
エルデウルフは大きく悲鳴を上げるが、それでもその傷がすぐさまその他九体のエルデウルフと傷が分け与えられたせいですぐに回復されてしまう。
「やっぱり一撃では終わらせられないか」
僕が攻撃していない間にもどんどんと傷がは増えていくエルデウルフを見ながら行動を再開。
圧倒的な力で次々とエルデウルフへと攻撃を加えていく。
「そっちに行かないでっ!」
僕は電気網を展開してソフィアの方に行こうとしたエルデウルフを足止め。
その後に大量の地雷をこの場にバラまいてほかの奴らが移動しようとした瞬間吹き飛ばされるようにしてやる。
「あとはリンチするだけ」
退路は塞いだ。
僕は手に魔法銃と剣を握って苛烈にエルデウルフを攻め立てていく。
「キャンキャンっ!?くぅーんっ!?」
「グルルルッ!」
「ガァァァァっ!」
「こっちを威嚇したって無駄だよ?」
ギアは当然として、ソフィアも何の問題なくエルデウルフと戦えている。
おかげでどんどんと僕が攻撃していない箇所にも傷が増えていく。
「ぶっとべぇーっ!」
僕は自分の影から巨大な砲台を取り出して一発。
自分の攻撃手段の中でも最上位に位置する攻撃をエルデウルフへと叩き込む。
「よしっ」
目論見通り、僕の渾身の一発を食らったエルデウルフはとうとう周りと傷を共有しきれなくなって完全に命尽きさせる。
「あとさんぱーつ」
この魔法大砲による攻撃はこちらへの振動もすごいのであまり使いたくないが、三発くらいであれば全然我慢できる。
「おわーり」
一体倒せればもう終わりだ。
残りの三体を僕は流れ作業で撃退することが出来た。
「こっちも終わった」
「な、何とか私も終わらせましたっ!」
そして、自分がその他の魔物を撃滅したころにはほかの二人も相手を殲滅することが出来ていた。
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