酒・タバコ・ギャンブルは危険 その2

 次に話すのはタバコについてですね。


 これは勉強しないといけない学生さんには天敵ですよ。私が大学に行く上で1番邪魔になったのがタバコと言っても過言じゃ無いかもしれないです。


 ではタバコについて失敗談も入れながら話していきましょう。


 タバコ、映画やドラマで俳優さんが吸っててカッコいいとな思ってる人いませんか?。ヤンキーの方ならタバコ必須っしょと思ってる人もいるかもしれないです(ヤンキーはそもそもこれ読まないかも)。


 今は健康増進の世の中なのでタバコ吸うとか無いでしょ、体に悪いし臭いしって思う人の方が多いかもしれないですね。


 実際タバコを吸ってなかった20歳までは私もタバコ吸ってる人が嫌でした。

 カラオケとかで吸われて臭い思いをしたのを覚えています。


 今は吸ってる身なんで立場が逆なんですが……非喫煙者には申し訳ないです。


 ………


 ……そんな喫煙者の私ですがタバコを今から始めるのはオススメしないです。


 その理由を経験談とちょっとした医療の知識を踏まえて話せればと思います。


「ニコチンが足りない!」


 こんなことを言っている喫煙者、見たことありませんか?。


 タバコに含まれている『ニコチン』という物質。これは喫煙者とは切っても切れない物質なのです。

 タバコをやめたくてもやめられないのはこのニコチンという物質が主な原因と言われています。


 ニコチンを摂取するとドーパミンという神経を伝達する物質が脳から出てくるのです。そのドーパミンというのは大量に放出されると……気持ちよくなっちゃうんですよね。

 そしてそれに慣れちゃうと、今度はニコチンが無いからドーパミンが足りない!って脳が思い込んでしまうようになるんです。

 だから喫煙者は時間が経つとニコチンを摂取するというループに入っちゃてるんです。


 これって実は仕組みとしては麻薬と近いんです。なので依存してしまうと中々抜け出すのが難しいんですよね。


 なんでこの話をしたかというとその依存ループに入った私が大学でどうなったのかを話したいからです。


 大学に入学した私は社会人から大学に入り直したということもあって、1年の時にはもうタバコを吸っていました。


 朝タバコを吸って大学に行く、昼飯食べてタバコを吸う、大学終わって家でタバコ吸いながら勉強。遊びに行けば喫煙所を探してスパスパ。どこで何をやるにしてもタバコと行動していた私。


 そして困ったことに大学生の時の私はタバコを吸って勉強がはかどった試しが一度も無かったのです。


 当たり前ですが授業中にタバコなど吸えません。そうなるとニコチン依存症の私には授業が耐えられなかったのです。

 先生の話を聞いててもあと何分でタバコ吸いに行けるかを考えるだけ。

 ニコチンが切れたら余計タバコのことを考えて勉強に全く集中できない。

 授業中は手に残ったタバコの匂いで吸いたいのを我慢していました。


 家やファミレスで勉強してても右手にはペンよりタバコを持つ事が多く、書いて覚えるなんてことをしない大学生になっちゃってました。


 外に行くにしても今は分煙がかなり進んでいる時代。喫茶店は喫煙してお茶するところと思っていた。なのにコーヒー飲みながらのタバコはダメ、なんならうちは全席禁煙という店まで増えてきた。


 タバコは持っているけど自由に吸えない、ゾンビのようにフラフラしながら喫煙所を探すなんてのがザラにありました。


「こんな生活ダメ、タバコやめる!」


 そう思ってタバコをやめようとした時期もありました。


 今あるタバコを全部捨て、よし禁煙と思い次の日の朝を迎えると……換気扇の下で涙を流しながらライターの火をじっと見つめる男がいたんです。


 これは怖い話とかでは無く、普通に私の実話です。


 タバコを吸わない時間を何していいか分からず、とりあえず換気扇の下に行ってライターに火だけつけたけど、タバコは無い。ニコチン切れで頭がぼーとしてた私はいつの間にか泣いてたんですよね。


 これ、アラサーのおじさんがやってるんですよ?。自分で言うのもなんですが、怖く無いですか?


 そうなりたく無いなら吸わないでください。


 特に医療系に進む人がいるなら絶対やめろ(強く言っとく)。

 今私はなんとか朝と夜だけ吸えば大丈夫になりましたが、だいぶ訓練(ただの我慢)しましたよ。


 結論、『タバコ高いし、もう要らんやろ』。


 正直もう今からは吸わなくてもいい時代だと思ってます。

 吸って幸せになるのは一瞬、後がかなり辛いですよ。


 健康で文化的な最低限度の生活に、タバコは要らないです。


 以上、タバコの灰で火傷したゴシでした。

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