7 難あり
ドロップが言うには、x地には『ナン』というロボットがいるらしい。x地のことに詳しいらしく、聞けば色々教えてくれるのだとか。外ではロボットがいる生活が当たり前だったけど、x地に来たら一体も見なくなった。代わりに喋らないし 動かないロボットがたくさんある。そのロボットが家を教えた可能性があるみたい。でもそんなに気にすることないのかなぁ。シロツメさんは悪い人じゃなさそうだし。
「x地にもロボットいたんだね。てっきりいないのかと」
「わたしもそう思ってました」
「一応個人情報なんだけどなぁ。勝手に教えられるってなんか怖い」
「ナンさんはすこしぬけているところがあるんです。そのせいかもしれないですよ」
「……ならしょうがないかもね。そうだ、x地に来てからはロボットと全然話せなくなったから、また話してみたいな」
「ナンさんに会いたいってことですか? それなら、三番か四番地区に行けばいると思います。いつもそのあたりで会っていたので」
「そっか。明日にでも行ってみる?」
「いいですよ。あんないします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます