人物紹介(第3章までの登場人物)
※作者の備忘録の様なものです、長いので飛ばしても大丈夫です。
〇梶原タカシ
この物語の主人公で転生者。前世は68歳で海岸散歩中に溺死。パラレルワールドの日本に転生したと思っていたが、10代の頃にしていた恋愛シミュレーションゲームの世界に転生したと、12歳の時にゲーム舞台となる街に引っ越した事で気が付いた。
ゲーム内での役割はゲームの主人公である武田カイトのお助けキャラだったが、その役割を放棄して自分の道を歩む。進級の際に理系を選択し2年7組になった。
景気に左右されない公務員か公益法人の職員になるという考えを持っていたが、周囲の期待により考えが変わっていき、自身の前世の知識を生かした地震学者になり、前世で最も日本の悲劇だったと思っている東日本大震災の被害を軽減出来ないかと考え始めた。
高校では3年7組。
水泳部に所属し男子100m自由形でインターハイ優勝をし、男子バスケ部の助っ人としてもインターハイ優勝に貢献した。
身長は202㎝でほぼ止まっている。
水泳部は国体まで出場して引退し、受験に専念した。
国の最高学府である京都の大学の理Ⅰ類を受験し合格した。理学部志望。
2年の時に後述の水辺オルカと婚約したが、後述の親分により姓が立花から梶原に改められ華族となった事で重婚が可能となり、後述の義妹である立花ユイカとも婚約した。3月末に誕生日を迎え18歳になり結婚が可能となるため4月頭で2人と入籍を行う予定。
後述の権田リュウタ、田宮ジュンと兄弟盃を交わし義兄弟となっている。主人公が5厘譲られ長兄となっている。
〇立花ユイカ
主人公の母親。旦那のシンジとは死別。後述の立花ユイの父親である立花タダシと再婚した。駿河(現世では静岡県中部)出身。ユイの母親であるシズカとは大親友。お互いの子供を結婚させて家族になったらいいねと話していた。
主人公に水辺オルカという婚約者が居ながら、立花ユイとも歪な恋愛関係がある事を認めては居たが悩んではいた。しかし主人公が華族になった事で立花ユイも婚約者となり安心している。
双子を出産した事を機に退職した。双子の名前は死んだ親友の名と元旦那の名を取りシズカとシンジと名付けた。
名前を漢字で書くと由比佳。
〇武田カイト
恋愛シミュレーションゲームの主人公。高校中退。前世は26歳の時に自宅の階段で転落死。初期にゲームの主人公の幼馴染である後述の綾瀬カオリに遭遇した事で自信が恋愛シミュレーションゲーム内に転生したと気が付き、自身の知識を使って攻略しようと考えていた。しかしゲームとリアル世界との違いを認識しきれなかった事と、あまりに突飛な行動の連続に周囲から拒絶され始め、ついには家族にも見放されるようになった。後述の両親に相談された後述の権田リュウゾウにより4,5年は日本に帰国出来ないマグロ船に乗り働いて居る。
ゲームの設定にある高校生になったら急激な成長をするという特性を持っている。マグロ船の船員として非常に早く成長したり、船員達の話すマレー語を短期で習得するなどその片鱗がみられる。ただし精神が未熟で自らを賢いと思っている馬鹿である所が治らないため、時折船員からカモにされてしまっている。最近船長からもカモられている。
〇立花ユイ
主人公の義妹。主人公の1つ下で2年6組。ゲームヒロインの1人だが主人公である武田カイトが舞台から脱落したため面識が無い。
小学校3年生の時に母親が死亡し母離れ出来ず心の成長が遅いまま、綺麗な顔立ちでスラッと長身という姿になってしまった。そのため見た目と行動の乖離が見られる。母親の思い出のプリンを幸せの象徴のように感じていて、それが無いと元気をなくす。
女子バスケ部に所属し2年連続インターハイとウィンターカップに優勝している。
主人公の事を男性として好きであながら妹である事に拘りを持っていたため、歪な恋愛関係にあった。しかし主人公が華族となった事で血族同士の婚姻や重婚が出来るという事になり、主人公から妹のまま婚約してくれと申し込まれ応じた。
名前を漢字で書くと由比。
誕生日は9月下旬。
〇田村リョウマ
主人公のクラスメイト。1年の頃から3年間クラスメイトだった。普段は大人しいが、後述の親友である丹波シンサクと絡むと調子に乗る。武田カイトと中学校が同じでサッカー部にも所属している。中学の時に後述の田宮カオリに告白し撃沈している。後述の佐々木ヤエコとトラブルになったが主人公の仲介で和解。卒業式の日にジェーン・スミスに告白したが撃沈。その後、後述の篠塚トモコに告白の意味を持つ行為を行い確保された。成績は比較的良く、主人公の高校から毎年多くの生徒が受験する、通称で丘の上の大学と呼ばれる地元の難関私立大学に合格している。
〇丹波シンサク
主人公のクラスメイト。1年の頃から3年間クラスメイトだった。お調子者で少し空気が読めない。理系なのに歴史研究部に所属していて大河ドラマ好き。後述の佐々木ヤエコとトラブルになったが主人公の仲介で和解。ジェーン・スミスに告白したが撃沈。その後佐々木ヤエコのに告白の意味を持つ好意を行い確保された。成績は比較的よく、主人公の通う高校から毎年多くの生徒が受験する、通称で丘の上の大学と呼ばれる地元の難関私立大学に合格している。
〇桃井サクラ
恋愛シミュレーションゲームのヒロイン。3年2組。容姿のパラメーターが上昇すると出会いのイベントがある。校内でも有名な美少女。演劇部所属。綾瀬カオリと違い可愛い印象。実家である花屋の看板娘。主人公とは廊下ですれ違ったがお互いにいるなと認識する程度。
母親の月命日で花を買いに来る秋山という水泳部員が気になっており、何度もアピールをしたが気付いてもらえていない。卒業式の日に逆告白をしようと思っている。
(完結後追加設定)
後述の綾瀬カオリの母親が、かつて桃井サクラの祖母が経営する着付け教室で働いていたという縁があり幼馴染の関係で現在も友人。
父方の祖父が後述の桃井マツゾウ、母方の祖父が後述の桜山ハナミチ。
2人の祖父が後述の権田家と縁があるため、権田家の内情に理解があり、ヤクザの家では無い事を知っている。
主人公に対して好印象を持っていなかったが、主人公の噂を綾瀬カオリ、秋山ケイイチロウ及び後述の桜山タケゾウから聞く事により見直すようになった。
卒業式の日にゲームのエンディング前に行われる逆告白を秋山ケイイチロウに行い交際を開始している。
〇立花タダシ
主人公の義父。妻のシズカと死別。主人公の母親であるユイカと再婚。遠州(現世では静岡県東部)出身。暦通りの休日があるが定時にはあまり帰れない仕事の営業職。主人公を通じて権田リュウゾウと縁がある事で社内の株があがり昇進した。主人公とユイと水辺オルカの関係を疑問に思いつつも認めて居た。しかし主人公が梶原と姓を変え華族となった事で立花ユイと婚約した事で疑問が解消され安心している。
一見しっかりした性格に見えるがお調子者。人当たりが良いので仕事での営業の成績は良い。
妻であるユイカが高齢で双子を出産したため、忙しくない部署に異動願を出し受理された事で家にいる頻度が増えている。
〇田宮カオリ
恋愛シミュレーションゲーム内で最も攻略するのに全てのパラメーターが高い状態である事を要求される攻略難易度が高いキャラ。3年7組。全国模試1位を続ける才女。法律関係か外交官を目指していたが難病にかかった母親を治す為に医学の道に進路を変えた。主人公との縁で母親は治療され経過は順調に回復しているが進路は買えておらず、その難病治療の研究者になろうとしている。
ゲーム知識を使った武田カイトによる誘導により、サッカー観戦が趣味となっていて高校ではサッカー部マネージャーをしていた。海外のサッカーの試合にも興味を持っているが実家がその中継を良くする民間衛星中継の契約をしていないため、後述のサッカー部顧問である相澤ヨシオから良く録画したビデオテープを借りていた。
後述する武田カイトの両親や妹と仲は良好。
主人公の事は気になり密かな恋愛感情のようなものを持つに至っている。ただし主人公は自身の歩みと合わない存在だと分かっているため、なので自らの進みたい医学の道と、主人公の歩む道に何かと関わる事を決めている。
母親が京都にある名門の田宮家の令嬢という事が分った。田宮家には後継者が居ない状態であるため自身が後述の当主田宮ゲンサイの息子である田宮ソウジの養女になり姓が綾瀬から田宮になった。
後述の親類である分家の田宮ジュンと婚約し入り婿として迎える予定。
主人公と同じ大学の理科Ⅲ類を受験し主席合格している。
誕生日は3月上旬。
〇坂城ケンタ
主人公の水泳部の仲間。3年2組。中距離選手。9割の力で長くスタミナが維持する。全国大会出場クラスの実力がある。水泳部副部長。後述の今井エリカの描く絵が好きで応援していたが、恋慕されている事を知り、自身も好きである事に気が付き、告白して交際を開始した。
元々地元の国立大学を志望していたが、今井エリカが志望している京都の芸術大学の近くにある京都の私立大学に志望を変え合格している。
〇水辺オルカ
恋愛シミュレーションゲームのヒロインの1人。3年7組。主人公の婚約者。主人公の水泳部で坂城と共に副部長になっている。長距離に強く、オリンピックで400m自由形と800m自由形で優勝した。特に800m自由形では世界記録を樹立した。また高校の水泳部引退後、1500m自由形に出場するようになり世界記録を出して優勝している。
母親は物心付く前に死亡していて後述の父親である水辺ワダツミの転勤により後述の母方の祖母である山野コトに預けられる事が多かった。それが幼少期から当たり前だったため疑問に思っていなかったが、立花家に出入りするようになった事で疑問に思うようになり、仲が良い家族の風景を間近で見る事で疑問に思うようになった。
水辺ワダツミが勤務先のアメリカで再婚した事を後で知らされた事や、再婚相手と気が合わなかった事や、勝手にアメリカの大学に進学させようとしたことなど不信感を抱く事が相次いだため決別した。
名前を漢字で書くと織香。出産直後に亡くなった母親が決めて居た名前は香織だったが、現在は疎遠になっている祖父から死人が決めた名前など縁起が悪いと言われ、後述の水辺ワダツミにより役所に織香と出生届が提出された結果。ただ幼稚園の時に保育士からシャチの学名Orcinus orcaと同じだと教えられ、水生生物好きとなりスイミングにも通い出したという経緯がある。
誕生日は6月中旬頃。
○山野コト
水辺オルカの母方の祖母。ミズホ公園前の駄菓子屋店主。夫とは死別。年末年始でもお年玉を片手に買いに来る子供のために店を開ける。血を分けた肉親は水辺オルカしかいない。
◯権田リュウタ
地元の不良たちのまとめ役。後述する地元の顔役である権田リュウゾウの息子。主人公と同年だが他校。主人公と喧嘩を行い敗北した事がきっかけで、四分六の兄弟盃をかわし弟分になっていたが、後述の田宮ジュンとも兄妹盃を交わす際に5厘ゆずりの兄弟盃に変更された。主人公には5厘譲り、田宮ジュンには5厘ゆずられていて次兄となっている。
主人公が武田の家族を救おうとしていた所を手伝った事をきっかけに、武田の妹である現田シオリと出会い両想いになっている。
母親と物心つく前に死別しており権田リュウゾウの後妻である権田キヨミを実の母親だと思っていた。中学校の頃に実の母親じゃないと知り強い反抗期を迎えた。
反抗期の時に従えた舎弟達は権田家の管轄である組織の末端に組み込まれた。そのため街に蔓延っていた権田家に所属していないカラーギャングが吸収されいなくなった。治安が上昇し、日本の人口10万人以上の街で少ない重犯罪率を記録するようになった。
武蔵の大学の2部を受験をし合格している。
◯権田リュウゾウ
権田リュウタの親。国際的な港があり栄えている街の裏稼業をまとめていた家の当主。海外からの移民も多く、多種多様な考えを持つ人が来訪するため悪の温床になりやすい傾向にあるが。それを寄らせ無かったのが権田家の強い力で、さらに今は亡き先代と今代の権田の親分は組織力に優れているため国の重要人物となっている。そのため国際的な組織にも個人として重要人物として記載されている。
権田リュウタと衝突した一件以降、主人公と交流していく内に贔屓にする存在になていった。地震学者を目指している主人公の話を聞き、周囲に根回しを行っている。
権田家は権現(徳川家康)に関する祭事を司る家で将軍家との繋がりが強い。後述の京都にある田宮家(日本軍の教練に取り入れられた銃剣術の開祖の家)の次期当主である田宮ソウジと五分の兄弟盃をかわしている。
○権田キヨミ
権田リュウゾウの2番目の妻。
リュウタの母親である権田タツコが亡くなったあと後妻として結婚した。後述の権田の兄弟分である田宮ソウジの腹違いの妹。生まれつき子供の出来ない体だったため子供はいない。リュウタが中学校に入った頃にグレたのは、彼女が実の母親じゃないと聞かされた事がきっかけの1つでもあった。リュウタの反抗期が終わった事で、ギクシャクしながらも親子に戻った。
〇真田マモル
主人公のクラスメイト。後述する真田マコトの双子の弟。3年9組。放送部。背が低くメガネをかけている。後述するゲームヒロインである真田姉とは双子。超シスコン。メガネを取ると超美少女に見える。モノは大きい。主人公と同じ京都の大学の理科Ⅰ類を受験し合格している。工学部志望。
(完結後追加設定)
実は周囲に対してかなり正体を偽っている。
凄腕のハッカー、過激な思想を持つ後述の姉の手伝いをしている。 服装を交換する事で入れ替わる事が可能。
姉と共に主人公の手駒になるよう後述のジェーン・スミスに誘導され将来の主人公のための手駒(敵対者の合法的排除)になるよう誘導されている。
〇真田マコト
真田の双子の姉。恋愛シミュレーションゲームのヒロインの1人。3年1組。容姿と雑学のパラメーターを上昇させると好感度が上がりやすい。主人公とは真田マモルを通してそれなりに面識がある。京都の大学の文科Ⅲ類を受験し合格している。法学部志望。
(完結後追加設定)
かなり過激な思想を持っている。日本を憂えるあまり、日本の社会に対して反感を持ってしまっている。
服装を交換する事で入れ替わる事が可能。
声で人を惑わす才能(異能)を持っている。
アメリカの技術で導入された原発の危険性に関する話を国民に知らせるべきと考えたが、日本のメディアの高い検閲に阻まれて報道出来ていないことが日本の社会への反感を増幅させた。
主人公が原発の危険性を指摘したとという情報もキャッチしており、主人公に対して同志になりえるか手段を問わない方法で試練を与えていた。
後述のジェーン・スミスに察知された結果、将来の主人公のための手駒(敵対者の合法的排除)になるよう誘導されている。
◯依田カケル
1年の時の主人公のクラスメイト。陸上部。学校で1番の足が早い。100m走を11秒台前半で走る。ショッピング街でひったくり犯を捕まえ古関文子と接近中。武蔵府にある体育大学にスポーツ推薦で入学予定。
(完結後追加設定)
被害にあった後述の古関フミコに大勢がいる教室で告白され、周囲に囃子立てられた結果交際を始めた。古関フミコの持つ異能(書いた創作物が相手に真実として伝わる)により破局したが、超常的な存在に修正され1日で復縁した。現在バカップルになっている。
〇相澤アイコ
水泳部顧顧問。昔は有力な水泳選手だった。3年の学年主任。学校では旧姓である吉岡を名乗っている。息子と娘が1人づつ居て孫を溺愛している。腰痛により運動が出来なくなり体形が肥満化。部員に練習メニューを配ったらプールサイドのマダムになる。グルメ好き。肉食系。
〇相澤ヨシオ
サッカー部顧問。趣味が筋トレで細マッチョ。体育教師。一年中白ティーとトレパン。息子をプロサッカー選手にするのが夢。妻が第3子を妊娠中。マザコン。
○水辺ワダツミ
水辺オルカの父親。外資系企業勤務。海外単身赴任中。妻カオルとは死別。アメリカに交際している女性が妊娠した事で結婚を迫られ再婚した。養育費を払うなど最低限の父親の義務は果たしていたが、妻の母親に世話を丸投げするなど無責任な所があった。娘に事前に連絡もせず再婚した事や、自らの利のためにアメリカの大学入学させようとした事から疎遠になった。
水辺オルカが経済的に自立した事で完全に親子の縁を切られた状態になっている。再婚した女性に託卵されているが、本人はまだ知らない。
○望月アキラ
3年間主人公とクラスメイトになった男子バスケ部員。3年7組。2年の時に主人公と哀川レイと共に港の祭の3on3大会に出場し初戦敗退。3年生の時に後述の田宮ジュン、築地トモヤと出場して優勝した。184cmでガタイの良い体格をしている。3年生引退後は部内で最もゴール下への突破力がある選手となりパワーフォワードのレギュラーになった。ジャンプ力が比較的高く、部内での練習中にダンクシュートを成功させた事がある。長身で見た目も悪くないが、女性にガツガツしているためモテない。立花ユイに交際を申し込んで断られた事がある。関東の大学の強豪校にスポーツ推薦で入学した。
○小森タイガ
男子バスケ部顧問。現役時代は実業団に所属した有力選手。部員の育成方針としては勝利至上より人間育成に重点を置いている。智将ではあるが、チームワークの大切さやプレーを楽しませる事を常に考えている。主人公にポイントガードとしての才能がある事に気がついていたが、助っ人にチームメイクをさせてしまう事を懸念して指名はしなかった。そのため周囲には主人公の事は秘密兵器だと言い続けていた。ウィンターカップ本戦に3回戦目に、後述のかつて因縁がある恩師である坂東タケトが率いる必敗確実な格上のチームと当たる前に、楽しめと言ったのは、自ら最も楽んだ負け試合を考えさせるため。結果として一番現在の理想形である主人公がポイントガードにした編成が提案された事で、楽しい理想の負け試合を指揮した。お腹周りの脂肪が気になりつつあるが、親元を離れた独身男性故に外食が多く栄養の偏りに改善の様子が無い。
後述の女子バスケ部顧問の小西キリコ(1周り年下)の相談を聞くうちに仲が進展している入籍済だが結婚式は小西キリコの希望により6月にあげる予定。
〇現田シオリ
武田カイトの妹。権田リュウタと同じ高校の2年生。ゲームには未登場。武田の姓を捨て現田の姓になっている。
主人公が武田カイトから家族を救おうとした時に出会った権田リュウタと恋仲になっている。武田カイトと同じ血筋であるため高校になったら急激に成長するという特性を同じ様に持っている。家族のトラブルにより学業に遅れが生じていたが、権田リュウタにより家庭教師が付けられた事により成績上位に急成長した。また部活感覚で権田家に伝わる戦闘術を学びかなりの腕になっている。権田リュウタに好かれるために容姿にも気を遣う様になった事で蛹が蝶になるように美少女になった。
〇現田ケンジ
武田カイトの父親。武蔵府に本拠を持つ今井物産九州支社に勤めている。筑前(現世では福岡)出身。武田の姓を捨て現田の姓になっている。
今井物産江戸本社に勤めて居たが、武田カイトと別離する際に権田リュウゾウにより今井物産九州支社に移動した。趣味が釣りで休日の度に海釣りに出かけている。その縁で大口取引先の重役と懇意になり営業成績が向上中。
〇現田サユリ
武田カイトの母親。専業主婦。長門(現世では山口)出身。武田の姓を捨て現田の姓になっている。今井物産九州支社の社宅に住みながら。長門にある実家に帰省している。夫である現田シンジの釣り好きっぷりに呆れているが、仕事に繋がっているようなので認め始めている。様々な魚料理に挑戦している。フグの調理師免許取得の勉強中。
○ジェーン・スミス
5作目となる同シリーズのゲーム中に登場する宇宙人とされていたヒロイン。実態は想像を絶する超常的な存在(作中参照)。宇宙の1×10の113億乗個分程度の価値があるという意味の分からなさ。地球から観測可能な宇宙を創造したり破壊する程度の力を持った神や悪魔を自称する存在が地球に降臨しても、瞬きをする間もなく滅ぼす事が可能。
彼女達はこの世界(存在の全て)がゲームを作った存在により、武田カイトが自我を獲得した瞬間に創造された事を理解していて、その創造者達と同じ時代の知識を持つ主人公の存在を重要視している。そしてそう説明し主人公に接近しているがいくつか絶対にバレない程度にフェイクが入っている(38章参照)。
主人公が何かしらの暴発を起こして世界が消滅する可能性を危惧している。主人公に危害を加える事は世界の消滅だと思っているので、気が付かれないようにしつつ保護している。主人公に気に入られるよう空気を読んだ立ち回りをする。若干ポンコツに見える部分があるのは、主人公がそういう少し抜けた存在の方を好むと知っているので演技している。
世界はゲーム舞台となっている主人公達の居る街を中心に存在している事を察知していて、その場が破壊される事は世界全ての消滅と同義であると認識している。ジェーン・スミスと同類の存在のより、街や主人公を超常的な外敵によって害されないよう保護する任務を受けている。
平均的な事に拘りをもっているように演技している。
作った見かけが日本人が想像する平均的なアメリカ人という設定で金髪碧眼の超美形を作ったり。また平均的なアメリカ人はバスケが好きという設定でバスケ部に所属したり。テストでは平均点(四捨五入)を必ず取る。運動も敏捷性や力を全校生徒の平均に合わせたり。しかしバスケのプレイではどんなにマークがあっても平均に拘り50%の確率でスリーポイントシュートを決める恐ろしいシューターになっているという不自然な完璧さを演技する事で、逆説的に主人公に自身が完ぺきでは無い存在である事をアピールして警戒させない様にしている。
2章以降に起きている主人公の周囲で起きるご都合主義的な事のいくつかは、スミスが裏で動いていた結果起きている。ただし不信に思われない程度にコントロールしているので主人公は気が付いて居ない。
主人公に後述する自らの一部を憑依させている。
(追録)
完成後に追加した話により異能バトル的な部分の片鱗を表現しました。
〇スミス(憑依体)
ジェーン・スミスが1×10の33億乗分の1の力を分けて主人公に憑依させたもの。
それでも宇宙の1×10の80億個分ぐらいの価値があるので。地球から観測可能な宇宙を創造したり破壊する程度の力を持った神や悪魔を自称する存在が地球に降臨しても、瞬きをする間もなく滅ぼす事が可能なのは一緒。そういう事を主人公は考える事をやめているのでその能力をフルに使って何かをしようとする気は無い。
存在本体のジェーン・スミスと常に記憶の共有を行っている。主人公の所有物という設定に信憑性を持たせるため、主人公の好みに合わせた独立した人格として成長しているように装っている。
〇ジョン・スミス
ゲームにおいてジェーン・スミスの父親として登場するジェーン・スミスの創造した人形。ゲームではアンドロイドであると描写されていた。ジェーン・スミスが主人公の居る街に居住できる様なバックボーンの為にアメリカに会社と日本にその会社の支社を作っている。主人公の周りにご都合主義的な事を起きるような経営方針が取られている。
○哀川レイ
2年の時の主人公のクラスメイト。男子バスケ部員。主人公と望月アキラと共に港の祭りの3on3大会に出場した。177cm。センター以外のポジションをこなせる器用な選手だが飛び抜けたものは無い。ベンチメンバーだがスタメンになることは稀で、疲労した選手との交代要員として出場する。主人公に影響され外からのシュート練習をしたメンバーの1人。田宮カオリに交際を申し込み断られた事がある。
〇綾瀬ハルカ
綾瀬カオリの母親。権田リュウゾウの兄弟分である良家の当主の娘だが出奔し、ショッピング街の着付け教室の雇われ先生をしながら暮らしていた。後述の呉服屋の店主である綾瀬マサヨシと出会い結婚した。 着付け教室が先生が亡くなった事で廃業したが、呉服屋の2階部分に綾瀬着付け教室を開いて生徒たちを引き継いだ。ただし免疫不全系の難病にかかったため休業。 生徒達が自主的に公民館で定期的に着付け教室を開くようになっている。
権田リュウゾウの働きにより骨髄移植を受けて健康体になりつつある。手足に痺れが残っているが、日常生活には支障が無くなっている。
綾瀬マサヨシと共に空気の綺麗な白川郷に引っ越した。
〇綾瀬マサヨシ
田宮カオリの父親。京都にある大きな呉服屋の息子だったが、店は長男が継いだため、独立して街のショッピングセンター内ある小さな呉服屋を構えた。店は小さいが仕立ての腕は良い。綺麗な着付けと佇まいをしていた女性(綾瀬ハルカ)に一目ぼれして猛アタックし結婚した。
病気がちだった妻が進行が遅い免疫不全系の難病にかかっている事が判明して心を病んでいた。武田カイトが原因の近所とのトラブルによるストレスを妻が受けている事に悩み。娘の進学を機に店を畳んで空気の良い田舎にでも引っ越そうかという事を考えていた。妻が難病の治療により回復の兆しが出た事で病んでいた心が晴れ始めている。治療を仲介してくれた権田リュウゾウと主人公に多大な恩を感じている。主人公と水辺オルカが園遊会で着ていた衣装は彼が精魂を込めて仕立てた逸品。
娘の後見人である権田リュウゾウから紹介を受け白川郷に引越しをした。
白川産の上質な絹で仕立てた服が高い評価を受けた。既に権田家や田宮家やその幹部達の礼服やドレスなどを引き受けるようになっている。京都の老舗デパートを経由し安定的な注文も来るようになった事で引っ越す前より収入が多くなっている。
スミスが作ったダミー会社からオファーを受け、海外富裕層向けオーダーメイドドレスのブランドSHIRAKAWAを立ち上げし、外国人の弟子を取り始めた。
弟子達から、欧州の貴族達の出席するパーティで、ある貴族令嬢が白川郷でゆったり素朴な体験が出来る民泊をしながら、近所に住んでいた凄腕のテーラーのドレスが仕上がるのをゆったりと待つという体験を話しながら、その時作って貰ったというドレスを見せびらかし、王女を悔しさで失神させたという事件があった事を聞いたが、冗談だと思っている。
〇間宮ノリツグ
主人公の通っている高校の3年生。陸上部の砲丸投げで3年連続高校総体に出場した。太くて大柄な体型。総体で主人公とホテルで同室になった。3章以降の出番の予定なし。
〇小西キリコ
女子バスケ部の顧問。現役時代はそこまで有力選手では無かった。面倒を見ていたここ数年インターハイ2,3回戦止まりだった部が急に全国大会優勝校になり戸惑った。その事を男子バスケ部顧問の小森タイガに相談していく内に、生徒への向き合い方に惹かれ逆プロポーズをして結婚にこぎつけた。6月に式を開く予定。現在小森タイガのメタボ解消に向けてヘルシー料理の勉強中。
20代で幼顔であるため部員たちに混じってもあまり目立たない。生徒達からはコニたんとあだ名が付けられている。
○早乙女チエリ
主人公の2年の時のクラスメイトで女子バスケ部部長。3年8組。立花ユイ及びジェーン・スミスを除けば、部内で頭一つ上手い。背が低く幼児体型。敏捷。声が高くよく通る。ポジションはポイントガード。ミドルレンジからのシュートも得意。男子バスケ部部長の八重樫カズヤと交際している。頭が良くクラス内では綾瀬カオリ、真田マコト、主人公に次いで4番目。綾瀬カオリの中学校時代からの友人。八重樫カズヤに別の女性が近づくとヒスを起こすので、周囲から恐妻だと言われている。八重樫はそんな彼女を可愛いと思っているので相性は良い。武蔵府のバスケ強豪校でもある大学に入学した。
○佐野イツキ
主人公の同級生。3年8組。サッカー部部長。綾瀬カオルに告白しフラレた事がある。後述の飛鳥リオと交際している。プロリーグへの入団が決まっており、高校総体後も引退せず冬の大会に出場した。
○八重樫カズヤ
主人公の同級生。男子バスケ部部長。ポジションはポイントガードだがスモールフォワードの方が得意。ミドルレンジからのフックショットの成功率が高い。部内で主人公のポイントガードとしての素質に気がついていた唯一の部員。武蔵府にあるバスケ強豪校でもある大学に入学した。
○田宮ジュン
男子バスケ部の2年生。外からのシュートが得意でノーマークの状態であれば主人公より決定率が高い。165cmでバスケ選手としては体格に恵まれて居なかった。スタミナと守備力に課題があったが走り込みで克服し、さらに下半身の安定からマークされた状態でのシュートの決定率が格段に上がった。高校総体でMVPと得点公になった。ポジションは一応スモールフォアードだが主人公と2人でシューティングガード的な立ち回りをしていた。3年生引退後はキャプテンに就任した。
京都にある居合術で有名な名門武家である田宮家の分家出身。銃の登場以降、田宮流は銃剣術へ発展している。田宮ジュンは銃の腕が非常に高い。そのため跡取りが居ない田宮本家の養女となったカオリの婚約者となり、卒業後に入り婿になる事が決まっている。
毎日下駄箱に不幸の手紙が数十通投函されている。
○築地トモヤ
主人公の同級生。3年6組。男子バスケ部部員。188cmポジションはセンター。ガタイが良くゴール下でのリバウンド力は部内1高い。ただし身長が全国クラス強豪校の選手に比べて低いため見劣りしてしまう。寡黙な性格。明るい性格の望月と気が合う。望月と同じ大学バスケの強豪校に受験し入学した。
○海野ケイタロウ
主人公のクラスメイト。3年7組。男子バスケ部部員。171cm。器用なタイプでミドルレンジからのシュートは比較的上手い。ただし飛び抜けた才能は無い。田宮ジュンが疲労した際の交代要因として出場する事が多い。主人公に影響され外からのシュートを練習したメンバー。大学バスケの強豪校に入学した。
○大石ヨウヘイ
主人公の同級生。3年1組。男子バスケ部員。175cm。部内1俊足だが主人公よりは遅い。八重樫カズヤが疲労した際の交代要員として出場する事が多い。主人公に影響され外からのシュートの練習をしたメンバー。大学バスケの強豪校に入学した。
○柚木リン
男子バスケ部員の2年生。188cm。望月アキラが疲労した際の交代要員として出場する事が多い。3年生引退後はスタメンになった。部内では長身でジャンプ力もあるが、線が細くゴール下でのポジション保持に課題があったが、筋力量を増やして克服した。ジェーン・スミスに複数回交際を申し込み断られている。
○渡辺シゲオ
男子バスケ部員の1年生。192センチ。3年生引退前からベンチ入りしていた1年生。築地トモヤが疲労した際の交代要員として出場する事が多い。3年生引退後はスタメンになった。長身だが線が細くゴール下でのポジション保持に課題があったが、筋力量を増やして克服した。ジェーン・スミスに交際を申し込み断られた事がある。
○赤城ミノル
高校女子バスケットボール強豪校の監督。立花ユイの才能に気が付き高校に推薦で入れようとしたが、断られてしまった事は残念程度にしか思っていなかったえれど立花ユイの入学した高校が急成長してインターハイ及びウィンターカップを連覇した事で、逃した魚の大きさに歯ぎしりをしている。
○坂東タケト
全国からスポーツ特待生を集めている3年連続インターハイ及びウィンターカップを優勝している高校男子バスケット強豪校の監督。主人公の高校の男子バスケットボールの監督である小森タイガもかつてその高校に入学し指導を受けていた。チームの育成方針は勝利至上主義。試合後に主人公をスカウトしたが断られた。
○飛鳥リオ
主人公の同級生。音楽部出身。父親が指揮者、母親がピアニストという音楽一家。自らもピアニストを目指し音大を受験予定。線の細い色白の美人で非公式ファンクラブがあった。中学校時代に佐野イツキに一目惚れしてサッカーの試合を観戦していた。サッカー部のマネージャーになりたかったが、指を怪我する可能性のある事を家族から止められていて断念。綾瀬カオリにフラれて落ち込んでいる佐野イツキを慰めた事で打ち解け交際するようになった。
○忍野タイチ
主人公の同級生2年8組の生徒だった男子生徒。水辺オルカ非公式ファンクラブ会長。水辺オルカの私物を窃盗していた。また主人公の悪い噂を時折流していた。主人公と水辺オルカが婚約したことに理性を失い、主人公の所持する権田リュウゾウから贈与された小刀を盗んだ。結果として学校は退学となり一家揃って街から去る事になった。3章以降の出番なし。
〇秋山ケイイチロウ
水泳部の2年生。100mと200mの自由形を専門としていたけれど、新入生に自身より早い選手が入学してくる事を知り、選手枠の空きがある200mと400mの自由形にコンバートした。
県大会に出場する速さは無いけれど、部内で主人公、坂城ケンタの次に100m自由形が早い。新入生の入学により4番手になってもフリーリレの選手としては残れる予定。
母親と死別していて、月命日に桃井生花家で花を買い墓参りをしている。
桃井サクラから好意を持たれておりアピールを受けているが気が付いていない。
(完結後追加設定)
桃井が高校卒業式の日にゲームと同じような設定で逆告白を受けて交際を始めた。
○桜山マツゾウ
(完結後追加設定)
桃井サクラの母方の祖父で名付け親。桜山造園社長。市から市内の公園の植栽管理の仕事を受注している。
権田家の庭園管理も請け負っており、先代権田家当主から小刀を渡されている。権田リュウゾウとは非公式の場では「桜爺」「リュウ坊」と言い合う関係。
ゲームで桜の開花期の桃井サクラと城址公園でデートをすると、1本の桜の木の前で「これ私が産まれた日に植えられた桜の木なんだ」と言われるイベントがあるが、その桜を城址公園に植えたのが桜山マツゾウ。
○桃井ハナミチ
(完結後追加設定)
桃井サクラの父方の祖父。桃井園芸店の社長。ゲームのデートスポットである長男が経営する植物園や桃井の実家である桃井生花店は子会社。主人公の前世の実家のあった場所にあったビニールハウス(苗畑)の所有者。桜山マツゾウとは仕事仲間で、花壇側の管理をしている。
権田家にも盆栽や鉢植えや活花用の花など取引があり、先代当主から小刀を渡されている。
権田リュウゾウとは非公式の場では「桃爺」「リュウ坊」と言い合う関係。
○今井エリカ
主人公の同級生。ゲームではヒロインの1人。美術部員。3年3組。前衛的な絵を書く。前衛的な絵を書き理解者が少ない。
祖父は武田カイトの父親が務めている今井物産の会長。
描いている時の感情が相手に伝わるという異能を持つ。
1年の文化祭では誰にも理解されない苦しみから見る人に吐き気を与た。
2年の文化祭では自分の絵を見に来て褒めてくれる坂城ケンタに対する戸惑いから混乱を与えた。
ゲームでの描写の通り、3年生の時に国展で賞を取った。
高校近くの商店街のシャッターの落書き防止に絵を書く企画に協力しているが、前衛的過ぎる絵により賛否が上がった。最初の頃はイタズラ書きが起きたが、実行犯が悪夢に襲われるといった事例が多発して起きなくなった。また夜の商店街が心霊スポット扱いされるようになり、主人公の高校の肝試しの定番コースとなった。3年の文化祭では坂城ケンタに対する思慕のから催淫を与えた。国展には認められたという幸福感が乗った絵を送った事で見る人に多幸感を与え受賞となった。
高校近くの商店街のシャッターの落書き防止に絵を書く企画に協力しているが、前衛的過ぎる絵により賛否が上がった。最初の頃はイタズラ書きが起きたが、実行犯が悪夢に襲われるといった事例が多発して起きなくなった。また夜の商店街が心霊スポット扱いされるようになり、主人公の高校の肝試しの定番コースとなった。
(完結後追加設定)
父親は洋画家の大家。今井物産は父親の弟が社長をしている。母親は医療過誤で植物状態になっていたが、坂城ケンタが挨拶に行った日に母親が目が覚めた。現在母親はリハビリ中。
○今井ヨウジ
(完結後追加設定)
今井エリカの父親。洋画家の大家。今井エリカと同じく書いた絵に感情が乗るという異能を持つ。父親は今井物産の会長で弟が社長をしている。妻の今井シロエは元弟の婚約者で駆け落ちした相手。今井シロエに経済的援助を受け絵を描き続けたが評価されなかった。しかし今井シロエが今井エリカの出産中の医療過誤により意識不明になった。様々な思いが渦巻く気持ちを絵に込める事で画家として評価されるようになった。バブル期であるため嗜好品に高値が付き、120号で1000万円を超える値が付いている。2月で2枚ペースで書き上げており、年収は6000万円を超えている。
アトリエのある大きな自宅には介護スペースがあり、今井シロエを病院ではなく自宅に置いている。介護兼家政婦が2人いる。
今井シロエが目覚めた事で介護スペースをリハビリスペースにしようと業者見積を取った。
歓喜の気持ちを込めた80号の絵は、見る人に多幸感を与える絵に仕上がり、それを見せられた画廊は値がつけられずオークションに出品した。好事家が注目していることもあり、投機目的の入札者も多く参加を申し込んでいるため、億は超えると予想されている。
○今井シロエ
(完結後追加設定)
今井エリカの母親。今井ヨウジの弟の元婚約者。今井ヨウジの絵を一番綺麗に見える目を持ち絵を評価されない今井ヨウジを応援していた。高校生の時に今井ヨウジと駆け落ちした、夜の街で働き生活費を稼ぎながら今井ヨウジを経済的に支え続けた。今井エリカを妊娠し出産した際の医療過誤により意識不明のまま植物状態になった。今井シロエが意識が失ったあと病院から出された慰謝料が今井ヨウジの絵が認められるまでの間の生活費となった。坂城ケンタが挨拶に行った日に目覚めたが、環境の変化に浦島太郎状態になっている。
○涼宮サイコ
主人公の同級生。ゲームではヒロインの1人。科学部員。マッドサイエンティスト的な性格をしていて目的のために手段を選ばない所がある。卒業後はスミスケミカルコーポレーションに就職する事が決定している。
(完結後追加設定)
後述の相良シュンスケに中学校卒業の日に告白をされたが相手にしなかった。
ジェーン・スミスに目をつけられスミスケミカルコーポレーションに勧誘された。既に専用ラボが与えられ、そこで主人公の夢を叶えるための新素材の開発を行っている。素材の増産プラントの設計と共に、数種類のバリエーション素材を作り、水着として最適な配置での使用を設計した。
その際に自身の体と、後述の相良シュンスケを助手にして実験を行い、体型の形状と泳ぐ際の映像があれば、模型最適な水着の設計が出来るプログラムを作りあげた。
そのプログラムはスミスケミカルコーポレーションが水着素材を卸している会社に渡されている。涼宮サイコは水着素材の売上額の5%をボーナスとして支給されるという契約をしている。
ジェーン・スミスを地球外の高次生命体だと認識している。
現在、宇宙空間や深海でも運動が損なわないでいられる耐圧と耐放射線を兼ねるスーツの素材を開発している。
〇馬場シカオ(偽名)
日本代表の水泳選手。ロンドンで行われた世界選手権に日本代表として出場した。隣国の工作員で本当の馬場シカオは存在しない。後述の売国議員である共益党の小内カスミと肉体関係を持ちパトロンにしていた。水辺オルカが持つ小刀の意味に気が付き口説き落とそうとし、主人公に対しては水辺オルカとの婚約を解消するように恫喝を行った。これらのトラブルは権田リュウゾウが察知する事となった事と、ジェーン・スミスが暗躍した事によりドーピング検査で引っかかり日本代表から外れた。また家宅捜索で工作員である事が判明し、公安に拘留された。この世界の日本ではスパイは絞首刑と決まっている。
〇小内カスミ
隣国の工作員と肉体関係を持ちパトロンをしていた。議員の特権を使い、日本の機密情報の多くを海外に横流ししていた。仮想敵国が共同で作った団体から政治資金を受けていて、そういった国への利益誘導を図っていた。これらは公安からマークされ続けていた。しかし馬場シカオ(偽名)が主人公とトラブルを起こした事で。権田リュウゾウが公安に活を入れた事と、スミスにより証拠の資料が匿名で届いた事で一気に逮捕された。この世界の日本では他国へ利益誘導した売国議員は電気椅子と決まっている。
〇相良シュンスケ
水泳部の1年生。中学校の時に100mと200m自由形で共に全国3位となった実力者。高校総体でも3位を取ったが国体では100mは8位、200mは予選敗退。
(物語完結後追加要素)
中学校1年の時に後述の2歳年上の涼宮サイコに一目惚れし、涼宮サイコの中学校卒業の日に告白し軽くあしらわれた。 中学校3年の時に涼宮サイコに声がかかり新素材水着の着用実験に付き合うようになる。 中学校1年と2年の時は県大会決勝進出クラスの選手だった。 中学校3年の時に新素材水着の着用により記録が上昇し、100mと200m自由形で共に全国3位となった。 また涼宮サイコが付きっきりの家庭教師状態になったため学校の成績が急上昇し涼宮サイコと同じ高校に入学した。 涼宮サイコも水着を着用し泳いでテストをするので、その際の助手を務めている。
涼宮サイコは男女の機微に疎いため、素材の具合を確認するため器具や手でペタペタ触りあっている。そのため色々溜まっていて暴発も止む無しの状態となっている。
〇水野フクコ
水泳部の1年生。主人公と同じ中学校出身でその時も水泳部の後輩。中学校3年生の時に100mと200m平泳ぎで全国大会に出場している。高校1年生の時は僅かに標準記録を越えられず全国出場を逃した。頭も良く校内模試学年30位前後。怒ると頬をプクッと膨らめる。密かに主人公に思いを寄せている。1歳下に弟がいる。
中学校の卒業式の少し前に、中学校に入る弟にあげたいと言って学ランの裏ボタンを貰おうと画策した。しかし主人公は多くの女子生徒に群がられボタンを引きちぎられたために、裏ボタンは地面に落下、その裏ボタンも誰かに拾われたため1個しか得られなかった。
その代りエリの校章とカラーを貰う事が出来たので逆に喜んだ。
弟には校章とカラーと1個の裏ボタンは弟に渡さず宝箱に入れている。
〇鮎川イズミ
乙女ゲームの綾瀬の中の人が歌っているオープニングムービーの曲を、この世界でデビュー曲で歌ったアイドル。現在芸能界で最も忙しいと言われている。
〇立花シズカ
主人公の妹、0歳。10月産まれ。後述の立花シンジとは双子で先に産まれたので姉。立花ユイカの親友で前妻でもある立花ユイの母親の名前から付けられた。
〇立花シンジ
主人公の弟、0歳。10月産まれ。立花シズカと双子で後から産まれたので弟。
立花ユイカの亡き前夫である主人公の父親の名前から付けられた。
○今和泉ムネユキ
主人公の同級生。3年1組。学校の理事長の息子。華族。婚約者あり。
学校の風紀を重んじている。ゲームでは、ゲーム主人公が2人以上の相手とデートをすると、注意をしにきてバッドステータスであるストレス値をあげに来るお邪魔キャラ。デートをした女性が増えるたびに注意の頻度が高くなるので、ストレス値があがりノイローゼという状態異常になりやすくなる。ファンアンケートで最も嫌いなキャラ第1位に選出された。
主人公に対しては、学校の評価をあげる実績を作っていて、一途で節度を持った交際をしていると認識をしている事から好感を持っている。
親分から渡された小刀の意味を理事長から説明を受けアンタッチャブルな存在だと考えていたため接触して来なかったが、仲良くしたいと思っている。
京都の大学の理科Ⅰ類を入試し合格しているがクラスが違うため主人公は認知していない。
〇古関フミコ
主人公の同級生。ゲームではヒロインの1人。文芸部員。3年2組。自身の妄想を文章にするため、思春期の今は危ないドロドロとした恋愛もようを書く。そのため文化祭では非常に退廃的だとして生徒会が没収をしている。
ショッピング街で買い物中にひったくりにあったが、たまたま近くにいた依田カケルが俊足で追いつき捕まえた。古関フミコはそれを運命の出会いだと思い、翌日に依田に告白し交際する事になった。
(物語完結後追加要素)
書いたものを相手に読ませると、非常に薄くだが、それを真実だと錯覚させる異能があった。しかしその異能の力が高まり、また恋愛に興味を持った時期だったが、自身に恋愛経験が無かったため、周囲の人をモデルに妄想話を書いてしまった。その結果、周囲に混乱を起こしてしまった。ある超常的な力を持つ存在によってその異能は封印され錯覚した人たちの思い込みも解除された。
水辺オルカと今井エリカとは中学校が同じで(今井エリカは小学校も同じ)、自身の文章に絵を描いて貰い絵本を作っていた。
〇佐々木ヤエ
主人公の同級生。後述の篠塚トモコは小中高と一緒の親友。女子バスケ部の早乙女チエリとも仲が良く、試合も観に来ていたので、主人公は同じクラスになった事は無いけど顔は覚えていた。少しヒステリックな性格。小太り。胸は大きい。地元の国立大学を受験し合格している。丹波シンサクに人生で初めて告白を受け絶対に離さないと決めている。
〇篠塚トモコ
主人公の同級生。佐々木ヤエは小中高と一緒の親友。女子バスケ部の早乙女チエリとも仲が良く試合を観に来ていたので、主人公は同じクラスになった事はないけど顔は覚えていた。引っ込み思案な性格。小太り。胸は大きい。地元の国立大学を受験し合格している。田村リョウマに人生で初めて告白を受け絶対に離さないと決めている。
○田宮ゲンサイ
京都にある田宮本家の当主。田宮流銃剣術師範。全国に112箇所ある田宮銃剣術道場の元締め。田宮カオリの祖父。主人公が京都にいる間の後見人。元日本陸軍大佐。元教導隊総括、現顧問。
○田宮ソウジ
京都にある田宮本家の跡取り。田宮銃剣術師範代。田宮カオリの叔父で養父。権田リュウゾウの兄弟分。日本陸軍少佐。教導隊総括。
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