あとがき

 立花タカシのゲーム転生物語はどうだったでしょうか。


 お助けキャラをやめた主人公が、人と接する事で、多くの人を助ける人になるという筋で考えて書きました。東日本大震災は近年稀に見る日本の国難なのでそれから日本を救うという事を焦点に考えました。

 僕は東日本大震災の被災者ではありませんが、あの災害は僕は価値観を大きく変えるきっかけになった日で特別な思いを持っています。


 太古の昔、天然痘の大流行のような当時の人には技術的に立ち向かえない国難が起きた時、大仏を建立したり陰陽師に祈らせたして過ぎ去るのを待ったそうです。けれど今は科学文明の時代ですから、あの時こうしていれば多くの人が今も生きていたと思い、そういう助かり方が出来る世界を考えてみました。


 地震予知の難しさは良く聞かされているので難しいのでしょうが、それ以外に助ける方法は分からないかったので、予測できる方法はあったという体で書いています。


 さすがに地震を無くしてしまうという事は出来ませんでした、超常的な存在なら出来るのでしょうけれど、それはもう主人公の頑張りとは関係なくなってしまいます。試練の塔に登りそこで全知全能の神に奇跡を願うという作品は、あまり趣味ではありません。


 元々は主人公のお助けキャラにはチートとして鑑定能力があるという展開で考えていましたが、前世の記憶で色々知っているという事自体が鑑定能力チートみたいなものだと思い持たせる事をやめました。ただ情報収集と情報分析の能力が伸びやすいキャラとしては設定しました。地震学者になったときそれが伸びて予測に成功したという事にしています。

 女の子好きだという理由だけで女の子のスリーサイズや現在の感情を知る事ができるようになるお助けキャラのポテンシャルはダテじゃないと思っています。


 主人公は原作のゲームでは新聞部に所属し3流大学を卒業後にゴシップ雑誌の芸能記者になるという設定になっています。ただ本作の主人公は公務員になるため本来苦手な勉学の方を頑張りました。だから天才では無く努力型の秀才に育ちました。

 溺れないように頑張っていた水泳の才能も、プロスイマーになるような才能は与えておらず、高校総体でここまでと言ったのはそれが理由だったりします。水泳は種目数が多いので高校の時に全国優勝する選手は毎年かなりの数になります。けれど国際大会に出て活躍できる水泳選手はその中の一部です。そしてそれだけ活躍しても水泳競技で食っていける人はごく少数です。甲子園に出場した高校球児の殆どがプロにはなれないのと同じだと思ったら分かりやすいと思います。

 バスケの才能もあるようにしたのは悪ノリです。エピソードを大量に書く事になったし、スケジュールを考えないといけなくて途中で面倒に感じ途中で後悔しています。男子が多く登場したバスケ部員が女性と縁が無かったのはそれが理由です。元々予定外の登場人物だったのでキャプテンと田宮以外は誰かと付き合うという描写を差し込めませんでした。けれど後日談でみんなプロバスケ選手になったと書いたので今頃女性にモテていると思います。


 主人公には宇宙人というチートはあるけどあまり派手に動かないので物足りないと感じさせたかもしれません。

 真面目に普通に生きようとした人が幸せになり、そうでは無い人が不幸になる。そんな社会が良いなと思い極端なイベントは無いまま終わらせました。

 波乱万丈な生活をしていたのは脇役として頑張ってくれた武田です。ゲーム主人公らしい人生だったといえばそうかもしれません。


 先の展開については、プレート境界に起こるスロースリップという現象と地震の連鎖性に着目し、長周期の地殻変動の観測システムを構築し、いくつかの地震予知を成功させ、さらにスマトラ沖地震の予知を成功させた事で、東日本大震災の予知を信じてもらえ、多くの人を救えたという感じに書けたらいいなと考えてはいました。これは実際に東日本大震災の1月前に検知された予兆の1つとされているようです。

 地震学者主人公、助手ユイ、観測船の操船オルカ、医療スタッフにカオリ、報道真田姉、カメラマン真田弟、スポンサースミス。そんな感じにメンバー構成を考え伏線も張ってはいました。


 3章最後の大団円のシーンで、桜を八分咲きにしたり、ゲームのオープニング曲をゲームのメインヒロインであるカオリに歌わせたりするのは、物語はエンディングだけど先が続いていきますよという雰囲気を出したかったので描写しました。

 筆者がそこまでの地震に対する専門知識を持っておらず、下手に描くと誤情報を与えかねないと思い「俺達の冒険はこれからだ」エンドとしました。

 最終章の後日談は、完結後に少しだけ別に練って作った話です。漬け置き状態で引っ張っていた武田の活躍場所を作りたかったというのが理由です。


 本作にゲームと表記して居るのは、コナミデジタルエンタテインメント様のときめきメモリアルPS版〜forever with you〜(1995年)を参考にした架空ゲームです。また幼少期の行動で導入時が少し変わるというアイディアはときめきメモリアル2を参考にしています。ときめきメモリアルではメインヒロインの所属部を生年月日で変える事が出来るというシステムがありますが、転生者が誕生日を決める事は出来ないだろうと思い、主人公の幼少期の行動によって変わるというときめきめもりある2の設定を流用しました。幼少期に綾瀬と遊ぶ際はなるべく外で遊ぶ事を提案する、小学校では少年サッカーに所属する、サッカープロリーグの開幕戦を一緒に見に行くという選択をする事で、綾瀬は高校でサッカーのマネージャーになるという設定だった事にしています。武田は脇役だし綾瀬はヒロインではないのであまり描写は出来ませんでしたね。

 僕はときめきメモリアル2はプレイ動画を少し見た程度で、幼少期のパートがあるぐらいしか知りません。だからこれは違うんじゃないかと言われてもスイマセンとしか言えません。


 宇宙人、未来人、異世界人、超能力者というものが出て来ると言う5作品目は涼宮ハルヒの憂鬱というアニメを参考にした部分はありますが、長門有希の様な存在が欲しかった訳ではありません。ただ今後ご都合主義が続く事が分かって居たので、つじつま合わせの為にご都合主義を叶えてくれる犯人が欲しかっただけです。ドラ〇もんとかデミ〇ルゴスとかディ〇ブロとか登場させられるならそれでも良かった感じです。

 作中で、あれ?これ無理くね?と思うことは宇宙人の暗躍でゴリ押しです。説明が楽で助かります。

 例えば、オルカの父親が急に再婚をする事態になったり、アメリカの大学に連れて行こうとしていた父親が、あっさりと主人公との婚約を認めたのは、スミスによる宇宙的な思考誘導があったりします。親分に動いて貰うという動きも考えてはいたのですが、スケジュール的に時間をかけたく無かった場面だったので、宇宙人に動いてもらいました。そのせいで、オルカの父親はかなり家族愛が薄い人間になり、オルカは父親と決別しました。

 その方が主人公にとって都合がいい展開だからそうしています。何故ならそうしなければ、オルカはに父親の関係者を名乗る人間に振り回されて競技に集中出来なくなり、主人公はそんなオルカの様子に心を痛め地震研究に集中しにくくなってしまうと考えたからです。その辺を宇宙人によってサクッと解決させちゃった訳です。

 他にもあれ?ご都合主義過ぎない?と思う場面があったら、それは宇宙人の仕業と考えてください。

 主人公の母親が高齢で双子を妊娠し、それによって命の危険が発生し、それを解決するため主人公に超常的な力を使わせ信頼を得ると同時に、主人公に自身の力に頼らせるハードルを下げようとしたりとか、そういう動きがあったかもしれません。


 普通の学園に超常的なヒロインが出て来るというのは、涼宮ハルヒの憂鬱というアニメでしか知らなかったのでその設定を参照しました。それが放送された2009年に触発されたという感じで、1作3年間の物語を描くのだから14年後は大体5作目ぐらいかな?という単純な理由で5作目になっただけです。だから2作目、3作目、4作目、6作目、7作目はどういう作品かというアイディアは持っていません。

 ときめきメモリアルが4作と、ガールズサイドという作品が4作の合計8作出ていて、その後オンラインゲームにもなっている事を、この作品が書いている途中に知りました。ただ修正の必要は無いかなと思いそのままにしています。

 僕が描いた架空の現世にあるときめきメモリアルっぽい作品は、5作目で迷走し、6作目で原点回帰したけど人気が復帰せず、7作目で豪華声優陣を起用したけど売上低迷してスマホゲーム以外から撤退したという事にしています。

 2作目に爆裂山と叫ぶ学園長が出て来たり、激苦粗茶を出すヒロインが出て来たり、妖精が見えるヒロインがいたり、拳銃を携帯しているナルシスト富豪の使用人がいたりとキャラが濃くなる傾向があるのかと思いました。そのうちのじゃロリ公家令嬢陰陽師従者付き、刀持ち武士の風紀委員忍び従者付き、ドリルヘアーの留学生令嬢執事従者付き、チャイナ服娘暗器使い従者付き、銀髪巨乳黒人ヒロインショタ従者付きというような、そういったフェチの方に対応するヒロインはその内出て来るかなと思い、そういうパラレル的な事があり得る日本や世界情勢を作ってみましたが、実際のときめきメモリアルにそういったキャラが登場しているかは知りません。

 ヒロイン達の髪色はピンクやら赤やら青やら緑やらだったので、この世界の日本は江戸時代終了以降に国際色豊かな開国をしてハーフやクォーターも多いという設定にしています。その辺をもう少し生かしたかったですが、主人公の住む街ではバスケが盛んだというぐらいでしか生かし切れませんでした。

 バスケットゴールのある庭や公園は、米軍基地が近くにある街で見た事があり、国際色豊かな港湾の街だったらそうなるかもなと思いそう設定しました。


 武士や公家が残っているので、地名は律令制での国名を参考にしてみました。

 世界情勢が現世と分岐し始めたのは鎌倉時代あたりからと想定しています。そして僕は源義経よりも梶原景時が好きなので少しだけ絡めました。義経の暴走が無く、従軍した東国武将に手柄をあげさせていれば、義経は追討されず、梶原景時も東国武将達に悪く思われず非業の死までには至らなかったと思っています。僕は梶原景時が追討された理由は権力争いによって冤罪にかけられたと思っています。

 そういった時代戦記ものが作れればいいのですが、僕はそこまで歴史オタクでは無く、そういう界隈の人たちに対抗できる気がしないため多分作りません。


 異能バトルするという伏線は、涼宮ハルヒの憂鬱というアニメでしか超能力キャラが巨人みたいなものを討伐していたり、宇宙人同士がバトルしていたのでなんとなく書いた程度です。一応最近のネット小説に異能バトルが現代で登場する作品があるので、そういった作品がゲームのアイディアとして採用にされる事もあるだろうと想像した面もあります。

 本作に絡めるつもりはありませんでしたが。スミスあたりが結構暗躍しているという裏設定が本作にはあるので、主人公の関知出来ないぐらい遠いどこかで異能バトル(?)はしていると思います。

 この主人公は涼宮ハルヒの憂鬱の主人公の様に宇宙人の行動を察知したりはしません。僕の作った登場人物はみんなどこか抜けているように作っています。

 僕は魅力的な登場人物は完璧を100としたら99か101の人物であるという趣旨の言葉を参考に作っています。この言葉は銀河英雄伝説という作品で有名な田中芳樹先生の対談記事か何かの作品のあとがきに書いてあった言葉だと思うのですが、記憶が定かでは無いので原文は不明です。

 完璧過ぎて少し可愛げが無かったカオリが、最後の方で力が抜けてヒロインに匹敵するぐらい可愛くなったのは田中芳樹先生のその言葉が正しかったからだと思っています。

 カオリの力を抜かせたの元々そうするつもりでした。そうしないとカオリは誰かと釣り合う事無く永遠に独り身だと思ったからです。田宮と歩ける女性になって欲しいと思い調整した感じです。

 カオリを主人公に落とさせるつもりはありませんでした。田宮は僕の中では非常に魅力的なキャラです。途中でカオリではなくユイとくっつけたらダブルヒロイン解消出来るんじゃ無いかと考えたりしました。けど身長180㎝超えのユイに、身長170㎝未満の田宮では少しバランスが悪いかなと思ってやめました。最初から田宮は綾瀬は同じ背の高さだと設定していましたからね。

 身長差逆転カップルの話を見たければ「The・かぼちゃワイン」という作品でも見てください。


 異能バトル設定は使う気が無かったので、宇宙人に、未来人、異世界人、超能力者の存在は科学で説明が出来るとバッサリ切り捨て放置しました。本作で出した宇宙人は過去、未来、異世界行き来し放題で、超能力も使い放題の超チートキャラです。禁書目録的なバトルがどこかで起こっているかもしれませんが、それを本作で使ったら作風が壊れると思いしませんでした。


 マグロ船に描写については、実際経験された方の体験談を参考にしています。フカヒレがお小遣いになる事や、電子ジャーで何でも調理する事や、カジキの角の槍を使う所や、栄養ドリンク風の飲み物がタンクに入っていて飲み放題だった事や、マグロが野菜扱いだった事や、マグロの心臓が珍味だった事や、風呂が海水か雨水だった事や、エロビデオを遭遇した船と交換する事や、医者がいないので普通なら助かる怪我や病気でも死ぬ事がある事や、死体はマグロと一緒に冷凍庫だった事や、出来ない時は海に流す事や、1回の航海が約10ケ月で給料が1000万円だった事や、港についたら毎日そこの商売女を抱いたが安かった事とか聞いていました。

 筆者は船酔いが酷くマグロ船どころか、穏やかな日の大型フェリーですら酔います。ホエールウォッチングとしゃれこんで船上でゲロゲロし、陸についても半日動けなくなる三半規管ヨワヨワ人間です。だから実際のマグロ船の事については、僕が聞いた方が酒の席で話を誇張している可能性もあるので、実際のマグロ船経験者の方には突っ込みどころばかりかもしれません。


 この作品は元々ヒロインは義妹のユイ1人のつもりで書き始めました。だけどオルカというキャラを書いていく内に、これはユイより魅力的になりそうだなと気がつきました。でもユイは明らかに主人公に好意を持っている状況をかなり書いてしまっていました。

 これだとドロドロ三角関係物語になると思って修正していったのが、貴族階級が残っていて、その階級になれば重婚もあり世界という辻褄合わせでした。

 もともと少しだけ文化的な違いがある世界を設定をしていたので修正は簡単でした。

 それでも苦しい部分は、任侠の権力者か宇宙人が裏で動いていたという事にしています。 


 ヒロイン達には元々想定されている相手がいると想定しています。ゲームの通りに進行し、武田も絡まなければ、ユイの相手は男子バスケ部の望月か築地で、オルカの相手は陸上部の依田か水泳部の坂城でした。

 恋愛シミュレーションゲームのヒロインにとってゲーム主人公は運命の相手ではありません。だからゲーム主人公と付き合う事にならなければ、別の相手と恋愛するものだと思います。


 望月や築地はユイの好みに合う容姿と人格にしています。望月な陽気で周囲を明るくくるすムードメーカーで、築地は寡黙だけど周囲を引っ張る頼りがいのある存在です。母親と死に別れて寂しさを感じているユイにはそういう人が良いと思いました。主人公とスミスがいなければ2年生の港で開催される 1on1大会にユイ、望月、築地の3人が男女混合チームで出場し優勝する予定でした。


 坂城は中学校時代にはまだ才能が開花していなかったけれど、世界的な選手であるオルカと付き合って練習する内に才能が開花していくといった感じの、武田と対比させるようなキャラとして考えていました。けれど主人公の近くに住んでユイと絡んでいく内に無理だと気が付き、モブっぽい立場になっていきました。美術部のヒロインは、最初から誰かとゴールインさせるつもりだったので坂城君に担ってもらいました。


 依田君はショッピング街でひったくりをした武田を捕まえるというエピソードがある予定でした。その前に武田が早々とドロップアウトしてしまった事と、オルカが主人公の相手となったため1章では名前だけの登場となってしまいました。3章に登場させた際に良いキャラになったなと思ったので、最後は文学部のヒロインとゴールインさせるように動いて貰いました。


 桃井はゲームのお助けキャラである立花タカシと最も付き合いやすい相手として想定しています。だからもう少し物語に絡めるつもりでした。家族愛が強く激情型という使いやすいキャラではあったのですが、オルカと主人公の接近によって書く隙間が無くなりモブになってしまいました。秋山君に母親思いという特性をつけ、家族思いの桃井と付き合うように誘導しました。


 女性の幸せは結婚じゃ無いと感じておられる方。この作品で登場するゲームのヒロインがもとになっている女性は、恋愛シミュレーションゲームのヒロインの性格が反映されています。だから恋愛をする事に幸せを感じる性格をしています。恋愛や結婚に幸せを感じられる女性なのに、ゲームの主人公と結ばれなければ独身になりそうという状態を描く事は残酷だと思い、最初から全てのゲームのヒロインには誰かと幸せになっているという未来を描く予定でした。


 サッカー部の佐野イツキとピアノが上手い飛鳥リオの恋愛エピソードは、理想が高すぎて結婚にこぎつけられない性格になりそうな綾瀬に足元に気づかせるための登場人物でした。彼らはちゃんと結婚しているので、田宮の姉が読み上げるニュースで佐野リオというピアノ演奏家が出てきます。

 他、武田がムッツリスケベやマッドサイエンティストと評していたヒロインが、どうやって相手と出会い結婚に至ったか分かるエピソードは、第3章の人物紹介で描かれています。備忘録ですが後のための伏線を張っていたりします。


 登場人物にはなるべく幸せになって貰いました。不幸で終わったのは武田とコックと忍野タイチとその家族、園遊会で絡んで来た工作員と売国議員でしょうか。

 武田はともかくコックが可哀想と思う奴が居るかもしれませんが、僕は浮気をする奴は○ねと思う人なのでお許し下さい。最初から〇んで貰うつもりだったので、マフィアのボスの女に手を出し逃げたクズという設定にしています。

 武田に対して可哀想と思う人は優しい人だと思います。でも僕は周囲に害悪しかもたらさない奴は痛い目見た方が良いと思っています。犯罪で裁けない部分は社会的な制裁をと思っています。

 武田は病気を貰いましたが、20歳で誰よりも羨む肉体と1500万持った状態で日本に帰って来ました。だからそこまで不幸な人生を歩んでいません。不幸だと感じるぐらい追い詰められたのは最終話直前です。

 忍野タイチについては、僕は学生時代に悪評をばら撒かれ周囲に無視される環境を作られていくという、未だに悪夢として出て来る経験があります。悪評と言うのは非常に悪い方向に進ませる力があると思っています。僕は特段好きな芸能人はいませんが、軽犯罪程度のスキャンダルで潰される芸能人は可哀想だと思ってしまいます。政治家は軽犯罪程度でも辞めろと思いますけどね。


 外国の工作員と売国議員は今すぐ〇ねと本気で思っています。だからどれだけ不幸になっても良いと思います。

 何故国境があるのか、それはお互いに譲れない部分があるからその境を作っています。まったく同じ価値観があるなら1つの国でも問題は起きません。同じ国になっても価値観が違うから独立運動なんかが起きて線を引き直さなければならなくなるのです。他人の国に来ておいて自国の価値観を押し付けるのは侵略と同じと思っています。良いものはその国の人が自然と受け入れて自分の文化に変えるものです。

 クリスマスはキリスト教、除夜の鐘は仏教、初詣は神道、お年玉は儒教、ラーメン、ハンバーガー、パスタ、カレー、キムチ、クレープ、ポップコーン。別に押し付けられなくても良いものは日本馴染みながら定着します。


 武田の体力が衰えたという描写は実体験です。足を骨折してギプスで3ヶ月動かさなかっただけで、筋肉はすごい衰えます。そしてバランスの悪くなった筋肉で背骨を歪ませました。その結果僕は腰痛もちになっています。整体に通っても完全には治りませんでした。

 部屋に引きこもってるみなさん、外に出て歩かないと将来大変な事になると思います。


 武田は1年あたり1000万、5年間で5000万稼いだと仮定しています。船長は中抜きをしていたし、船員もカモにしていたけれど1500万になるまで遊んだのですから武田は相当楽しんでます。使ったら無くなる、それだけです。

 最初に5年後に1000万持って船を降りられると船員が説明したのは中抜きとカモにするためです。1500万円残されたのは騙されたと言って追いかけて来ないようにわざと残されています。1000万って聞いてたのに1500万も振り込まれてるぜラッキーと武田君は大はしゃぎした事でしょう。そして家族に見つかったらこの金を取られると思って1人で使い切りました。武田はそういう人物です。


 武田はAIDSを日本に持ち帰り大量にばら撒きました。でも武田の様な奴とする女や、そんな女に騙される男が悪いと思っています。不特定多数との性行為は周囲に病気をばら撒く危険な行為です。


 金に困った武田が立て籠もり事件を起こし、田宮が狙撃して武田が逮捕されるという展開を考えましたが、京都の田宮家にいる人を、関東まで引っ張り出すのには無理があるなと思った事と、メインヒロインであるユイにはストレスフリーで出産を迎えて欲しいのでやめました。


 真田姉弟は付き合っているのか?と思われる方がいるかもしれませんが、その辺は曖昧にしています。

 男女の双子は畜生腹と言われ忌み嫌われた時代があったと聞きます。酷い言いがかりだと思います。

 僕は近親者に欲情をした事はありませんが、近親相姦に否定的な考えは持っていません。法律で婚姻届けが受理されないだけで恋愛自体は自由です。産まれた子にもちゃんと血縁関係があるとして認知が可能ですし、肉体関係や子づくり行為を縛る法律はありません。奇形が起きるとかそう言う事は本人達が覚悟し責任を持てば良い事です。子供の責任は親が持つ、それだけがしっかりしていれば良いように思っています。


 海外ではその例ではありません、旧約聖書のレビ記18章にその記載があるからです。

 7節に母を犯すな。8節に父の妻を犯すな。9節に姉妹を犯すな。10節に娘を犯すな。11節に父の妻の娘を犯すな。12節に父の姉妹を犯すな。13節に母の姉妹を犯すな。14節に父の兄弟の妻を犯すな。15節に息子の妻を犯すな。16節に兄弟の妻を犯すな。17節は女とその娘を同時に犯すな。18節は妻が健在な内に妻の姉妹を犯すな。20節に隣人の妻を犯すな。22節に男同士で交わるな。23節に獣姦するな。と書いて居ます。一夫多妻制なので少し面倒な表記ですね。飛んでる19節は生理中の女は犯すな。21節は子供をモレクの生贄に捧げるな。ですね。

 肉体関係の規制と同列に書かれるモレクの生贄の儀式ってそういう奴だったんですかね?


 LGBTQの方々はその辺りの理解をしないと酷い目に合うと思います。多くの宗教を敵に回して居る事をご理解ください。

 現在アメリカ大統領選でLGBTQに理解ある現職と、そうではない方が争っています。アメリカは英国からの移民が最も多い国でした。英国はプロテスタント教国です。腐敗したカトリックに嫌気が差し、原典である聖書の教えに忠実であろうとした人たちの国です。福音派と言われる人たちはその聖書の原典に戻ろうとしている人です。

 それに対して聖書を現代の解釈によって更新しようと考えているのがリベラルという人達です。元の生活が好きな人たちにとってリベラルとは文化的な侵略者です。


 僕は価値観の押し付けをしてこなければ好きにすれば良いと思っています。保守の人もリベラルの人もお互いに不寛容過ぎて争いが起きている気がします。


 日本には恋愛に関しては近親だろうが同性だろうが多重恋愛だろうが規制する法律はありません。獣姦は動物愛護関連の法律か条例にに引っ掛かりそうなのでご注意下さい。

 年齢に関する規制がありますがそれは同年代同士の肉体関係は規制していません。自由にすれば良いと思っています。


 ネットアイドルのマモちゃんは真田です。彼の名前は”マモ”ルですからね。彼はテレビ局で姉の番組を裏で支えながら、映像編集技術を駆使してネットアイドルとなり荒稼ぎしています。貧乏になった武田君の最後に残された楽しみは、散々バカにしていた男の女装を見てマスをくという屈辱的な行為でした。武田が真実を知ったら発狂するかもしれません。

 真田は最高学府の工学部卒で、声も顔も美少女な男です。画面の前の皆さんから投げ銭大量のボロ儲けしている事でしょう。

 みんなのアイドルは食べるのはお空に浮かぶ雲だけでトイレにも行かないし、結婚もしないものなので真田の恋愛描写は曖昧にしています。ただ今も姉弟仲良しだという事は確かです。


 僕は偶像になり切っていない自称アイドルにキャーキャー言う人の気持が全然分かりません。それでもノーというならスミスぐらい不思議な存在と恋愛してると思って下さい。アイドルは宇宙人や妖精と付き合ってるぐらい飛び抜けてても良いと思います。偶像なんですからね。


 というわけで次作の主人公は妖精です(めっちゃこじつけた!)。乙女ゲームのお助け妖精がヒロインから逃げるという展開でスタートするので、少し今作と被って見えるかもしれません。

 お気に召しそうであれば次作をご一読下さるとうれしいです。


追記

 妖精が主人公である異世界ファンタジー「妖精は逆ハー狙いのビッチが嫌い」は完結しており投稿も7月18日に終えています。

 次作は、乙女ゲームの世界にヒロインとしてTS転生した主人公の話です。

 「妖精は逆ハー狙いのビッチが嫌い」共々ご愛読頂けるとうれしいです。

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