応援コメントありがとうございます。
　子供は自身が異常な環境にあっても気が付かなかったりすると思っています。
　ネグレクトを受けているのにその母親に好かれようと頑張る子、栄養不足なのにSOSを発する事が無く衰弱していく子、今までそれは当たり前であったため異常だと分からないのだと思います。
「"It"と呼ばれた子」という家庭内暴力を受け続けた子供の体験談が書かれた本を読んだ事があります。その子供は食事を与えられず酷い虐待を受けているのに学校が終わると家に戻っていました。そして親に愛されるにはどうしたらいいか考え、親から愛される事は無いのだと気が付くまでかなり時間を費やしていました。
　周囲は主人公の家庭に異常があると思わず、薄汚い恰好をした他の生徒の弁当を盗む問題児だと認識し始めます。何故逃げないのか、何故周囲は気が付かないのか、色々考えさせらる作品でした。

　オルカをネグレクトされた子であるように作ったのは、オルカのモデルとして考えていたあるゲームのヒロインが、毎朝50キロもロードワークをするキャラだったからです。50キロ走るには世界記録ペースでも３時間近くかかります。8時登校すると考え、朝食を取り汗を流して着替える時間を考えたら4時ごろから走り出さないといけません。これは家に居ずらい理由があるのでは、もしかしてネグレクトされているのでは、そんな風に邪推した訳です。
　出来上がったオルカは正ヒロインであるユイを食うぐらい魅力的な女性でした。

誤字脱字報告ありがとうございます。
早速修正致します(｀･ω･´)ゞ。