人物紹介(第1章までの登場人物)

※作者の備忘録の様なものです、長いので飛ばしても大丈夫です。


〇立花タカシ

 この物語の主人公で転生者。前世は68歳で海岸散歩中に溺死。パラレルワールドの日本に転生したと思っていたが、20代の頃にしていた恋愛シミュレーションゲームの世界に転生したと、12歳の時にゲーム舞台となる街に引っ越した事で気が付いた。

 ゲーム内での役割はゲームの主人公である武田カイトのお助けキャラ。1年1組。日曜か祝日に立花タカシに電話すると、武田カイトが出会うヒロイン達の電話番号、趣味、スリーサイズ、所属部、武田カイトに対する好感度、不満度、プロフィールと流行りのデートスポット情報を教えてくれる。

 しかし普通の人として暮らして来たため、主人公のお助けキャラとして生きるつもりはなく、ヒロイン達の情報を調べもせず、武田カイトを無視して過ごす。

 前世では、不景気による煽りによって失職し、その後苦労をした経緯を持つため、今世では景気に左右されない公務員か公益法人の職員になるという考えを持っている。

 しかし後述の権田の親分とその息子である権田リュウタと関わる事により、普通ではない人生を送り始めている。

 ゲームの設定では新聞部に所属しているが、前世の溺死した記憶から、現世では溺れない事を目的として水泳部に所属し体を鍛えている。

 前世でも逆境にめげず真面目に生きて来た事もあり、今世では努力の人になっていて、学力は秀才を維持している。

 ただし主人公の適職は情報収集などを得意とするもの。勉強や運動は努力により上位にはいけるけどゲームの主人公のように努力によって何でもトップになれるという才能は無い。

 ゲームで戦闘が行われるというイベントが起こり、その戦闘になると経験値やアイテムやお金を得るというテロップが流れるが、特にゲームシステム上は変化は起きなかった、しかしこの世界ではゲームに準じた行動でそれに似た効果が得られる事もあるらしく、主人公はその戦闘によって得た経験値により様々な事に対する成長力が上昇するといった効果を得てしまった。

 義妹であるユイのバスケの練習に付き合って来たためバスケ選手としてもそれなりの実力がある。

 水泳部のオフシーズンとなる冬場にバスケ部の助っ人になり、練習にも参加している。

 理外の体力の回復力を持っている。

 また後期作のヒロインである宇宙人に遭遇し、その結果として何らかの能力を所持しているが気が付いて居ない。

 主人公は、このゲームが前世に発売された当時はバブル崩壊前だと勘違いしているが、実際には発売した当時はバブルは崩壊していた。それは就職内定率の悪化や企業の倒産の増加はバブル崩壊から少しづつ悪化していったため、主人公が記憶している世間の経済状態の記憶の時期に誤りが生じているからだ。

 またこのゲーム開発陣が学生時代だった頃はバブル崩壊前の好景気であったため、ゲーム世界の日本はそれを反映している、次期作以降も同じ開発陣が関わっているため、この物語の世界の日本は前世に主人公が経験した日本より長く経済成長が続く。

 同じ事は自然災害にも主人公の記憶とこの世界で起きる事にはズレがある。主人公がこの世界で中学校の頃に関西で大きな地震が起きている。それは主人公が前世で経験した地震と同じものだがゲーム開発陣が学生だった時にこのような世間を騒がせる巨大地震の経験は無かったため世界観の構築に盛り込まれなかった。そのため関西地区で地震は起きたけど、建造物の構造や配置や火の始末が良く、ある程度の被害は出たけれど、世間の認識を変えるほどの地震被害は起きずに済んだ日本になっている。

 誕生日は3月末日。ゲームではヒロインではないためか設定されておらず、説明書のキャラ紹介でも空欄だった。その影響かゲーム世界を設定とした世界が構築された際に(詳細は次章)3月末日になってしまった。その結果妹のユイがゲーム内で設定されていた誕生日の9月では生まれが合わないという矛盾が生じ、血の繋がらない兄妹という設定が構築されていった。


〇立花ユイカ

 主人公の母親。旦那のシンジとは死別。後述の立花ユイの父親である立花タダシと再婚した。暦通りの休日がある定時に帰れる仕事についている。ユイの母親であるシズカとは大親友。お互いの子供を結婚させて家族になったらいいねと話していた。シズカが居なくなった事で喪失感に襲われたが、立花タダシと結婚する事で家族になったと考えている。


〇武田カイト

 恋愛シミュレーションゲームの主人公。1年1組。前世は26歳の時に自宅の階段で転落死。初期にゲームの主人公の幼馴染である後述の綾瀬カオリに遭遇した事で自身が恋愛シミュレーションゲーム内に転生したと気が付いた。

 前世は社会不適合者の引きこもりだったが、声の良さもあり、レトロゲームの動画実況配信者としてある程度の支持を得ていた。恋愛シミュレーションゲームの攻略動画を多く投稿しており。ゲームのバグを独自に発見したことで、TASを使っていないRTA動画としては世界最速での綾瀬カオリクリアを達成し動画を投稿した。そしてその投稿の編集作業で徹夜したとこで疲労し、階段で足を滑らせ死亡した。

 今世でも最速RTAの際集めた知識で綾瀬カオリを自分好みの女にして攻略する事を目指していた。しかし社会不適合者のまま成長してしまった事と、ゲームとは違うリアルな部分により破綻した。

 高校は退学させられ、警察にも捕まり、家族からも見放され、現在はマグロ船に乗り海に漂っている。


〇立花ユイ

 主人公の義妹。中学校3年生。ゲームヒロインの1人。お助けキャラの妹として出現。バスケ少女。容姿と運動のパラメーターを上げると好感度が上がりやすい。

 名前はは親の親友である義母であるユイカから取られている。

 小学校3年生の時に母親が死亡し母離れ出来ず心の成長が遅いまま、綺麗な顔立ちでスラッと長身という姿になってしまった。

 そのため見た目と行動の乖離が見られる。

 容器の裏の爪を折ると取り出しやすいという加工をされた安価なプリンが好きだが、それは後述の実母との思い出に由来する。

 つきたての餅を食べる時に安倍川(駿河県(現世でいう静岡県中部)でよく見られるきな粉砂糖をまぶして食べる方法、お膝元の駿府市(現世でいう静岡市)ではきな粉餅と呼び、駿府市以外で安倍川にすると使われる)にして食べるのを好むが、これも実母との思い出の食べ方だから。

 これらの拘りは仕事で忙しくしていて家庭を疎かにしがちだった後述の実父や当時の学校のクラスメイトですら話が通じなかった。それを説明されずとも理解していた主人公や義母である立花ユイカと親近感を抱き本当の家族のようになれた理由にもなった。

 主人公の影響でゲーム設定よりバスケの腕が向上している。中学校3年では全国大会出場を果たし都内の強豪校に推薦を受けられる状態だったが辞退し、ゲームの設定通り主人公と同じ高校に入学した。母離れ出来て居ない部分を主人公に依存する事で保っている。主人公を兄以上に慕っているが兄妹の関係が壊れてしまうことを恐れている。主人公と後述する水辺オルカを恋人同士にしようと考えている。

 誕生日は9月下旬。


〇田村リョウマ

 主人公のクラスメイト。出席番号が近いので掃除当番が一緒。



〇丹波シンサク

 主人公のクラスメイト。出席番号が近いので掃除当番が一緒。


〇桃井サクラ

 恋愛シミュレーションゲームのヒロイン。1年3組。容姿のパラメーターが上昇すると出会いのイベントがある。校内でも有名な美少女。綾瀬カオリと違い可愛い印象。実家である花屋の看板娘。


〇立花タダシ

 主人公の義父。妻のシズカと死別。暦通りの休日があるが定時にはあまり帰れない仕事についている。妻のシズカが亡くなるったあと娘であるユイの行動に理解できないものがある事に、仕事ばかりで家庭を疎かにしていた事を反省した。また自身の親友であった旦那と死別し、さらに立花シズカ死により見る影も無くなった妻の親友しであった主人公の母親であるユイカの状態を放っておくことが出来ず、再婚して支える事を決意した。再婚後にユイの不安定な情緒が安定したので、母親役が必要だったのだと理解した。しかし再婚後ユイカから、母親役は自分では無く義理の息子である主人公の割合が大きく、自身は友人に近い関係だと聞かされた。ユイカが主人公とユイを結婚させる事を考えているのを反対しないのは、ユイには主人公の存在が必要なのではと考えているから。


〇綾瀬カオリ

 恋愛シミュレーションゲーム内で最も攻略するのに全てのパラメーターが高い状態である事を要求される攻略難易度が高いキャラ。1年1組。自身の能力の高さを自覚していて、自身に釣り合う人を求める傾向にある。ゲーム主人公である武田カイトの幼馴染で、小さい頃に神童だった武田カイトと仲が良かったが、中学校に成績を落とした武田カイトに幻滅している。

 ゲーム知識を使った武田カイトによる誘導により、サッカー観戦が趣味となっている。高校ではサッカー部マネージャーをしている。

 後述する武田カイトの両親や妹と仲は良好。

 主人公の事は気になり始めてはいるけれど、自身に釣り合う存在では無いと思っている。

 ゲームでは名前と血液型と誕生日を選択出来るが、この世界では3月上旬で武田カイトと同日。

 武田カイトは綾瀬攻略RTAの際に誕生日のイベントを同日に済ますと短縮出来る事と、3年後の誕生日イベントを起こさないように卒業式以降である日に設定していたため、転生の際にその影響が現れてしまった。


〇坂城ケンタ

 主人公の水泳部の仲間。1年8組。中距離選手。9割の力で長くスタミナが維持する。県大会出場クラスの実力がある。


〇水辺オルカ

 恋愛シミュレーションゲームのヒロインの1人。1年9組。運動のパラメーターがカンスト近く無いと攻略できない。主人公の水泳部仲間。長距離選手。同世代最速の選手だが、国内2番手。但し最近国体でライバル選手に勝ち1番手と言われるようになった。

 国際大会にも出場するが世界の壁はまだ厚く入賞には手が届いて居ない。

 母親は物心付く前に死亡していて父親の手で育てられた。小学校3年の時に父親のアメリカ赴任が決まり母方の祖母の家に預けられる。

 中学校入学の時に父親が日本に帰国するが高校入学の際にまた父親のアメリカ赴任が決まりまた母方の祖母に預けられた。

 主人公の事を好いて居て、恋人に近い友達をしている。

 誕生日は6月中旬頃。


○山野コト

 水辺オルカの母方の祖母。ミズホ公園前の駄菓子屋店主。夫とは死別。


◯権田リュウタ

 地元の不良たちのまとめ役。後述する地元の顔役である権田リュウゾウの息子。主人公と同年だが他校。中学の時に主人公に自らの舎弟達が主人公により何度も返り討ちにあったため主人公とタイマンを行った。

 戦う前の話し合いで自らの舎弟の行動に理が無いのを悟った。そして戦った結果、舎弟達の前なのに倒れた自身と、妹の前ではどんなに潰そうが立ち上がって来る主人公に完全敗北を感じ兄貴と慕うようになる。

 地元顔役の息子であり、不思議な威圧感を持っている。また権田流格闘術を習っており、実際に腕っぷしも強く大人顔負け。そのため主人公とタイマンで負けるまでは驕りがかなりあった。

 主人公の事も最初は舐めていた。主人公は水泳で体力があったとと、ユイとのバスケで一対一の駆け引きなど慣れていたこと、前世で警備会社にいた時に道場に通っていたこと、脅威の回復力によるタフさがあったこと、リュウタには権田リュウゾウの指示でハンデがつけられていたこと、最初は舐めてかかった事で先制されパフォーマンスが落ちていたこと、ユイの前で負けられないと主人公が踏ん張ったこと、といった条件が重なり負けた。主人公を侮らず最初から本気だったらタフさを発揮する前にリュウタが勝っていた可能性が高い。

 主人公は五分の兄弟盃を交わしたと思っているが、リュウタは主人公に六分飲ませて兄貴と呼んで四分六の兄弟盃を躱して居る。


◯権田リュウゾウ

 権田リュウタの親。地元の顔役。ゲームの舞台となる場所は、古くから国際的な港がある事や過去に政治の中心地に近い場所だった事から栄えていた。海外からの移民も多く、多種多様な考えを持つ人が来訪するため悪の温床になりやすい傾向にあった。それを寄らせ無かった一翼が権田家で、さらに今は亡き先代と今代の権田の親分は組織力に優れている。そのため国にもそれなりの影響力を持っていて、国際的な組織にも個人として重要人物として記載がある。

 両親と伴侶を抗争により失っていて息子であるリュウタを溺愛している。しかし力を付けて来たことで驕り始めた息子であるリュウタに心を痛めていた。主人公との交流のあと、殻を破ったように大人になったリュウタに驚き、そのきっかけとなった主人公に最大級の感謝をしている。素人に手を出して負けた責任があると言って主人公とリュウタに兄弟の盃を交わさせたが、そういったしきたりは無い。主人公に対しては威圧感の様なものを感じていたが、交流する事で只者では無いと確信するに至った。

 主人公は前世の記憶からバブル崩壊、原発の電源喪失、エネルギー問題、耐震問題、原発の電源喪失問題、津波被害問題、人口爆発問題、少子高齢化問題、移民問題、食糧危機問題、移民問題、拉致問題、スパイ問題、AI問題、年金問題、スパコン問題など、ドローン戦争問題、エネルギー問題、CO2問題、仮想通貨問題、企業の海外移転問題、スペースデブリ問題など、バブルで浮かれた日本では一部の研究者が警鐘を鳴らしたり創作物に描かれたユーモアだったり、全く未知であるが笑えない事を言うため、それに驚愕した。

 公務員になって日本を支えたいという主人公の言葉もそれを解決したいという言葉に聞こえてしまい、また主人公はゲームのお助けキャラとして産まれた特性から助けて貰えると周囲に思われる雰囲気を持っているため、権田の親分は主人公の言う事を日本の救世主なのではと思い始めている。

 また主人公から聞いた事を、同席させた部下にしっかりと記録させ、それを国の上層部に確認して検討させている。その結果、過剰な投資の抑制策や、原発の災害強度解析、防災マップの策定、食糧増産計画の策定、省エネルギー計画の策定、拉致被害の調査、子育て支援策の策定、不法移民の取締りの強化、計算機開発予算の増額、公安人員の増員などが検討され、将来発生する問題が予防されたり抑制され、問題が解決したり、先送りされたり、縮小化している。

 これらの功績については影響を鑑み、主人公から聞いた事を伏せているが、地震学者になろたいという主人公の話を聞き、それに関する内容の発言者について関連する組織に漏らすようにし始めている。


○権田キヨミ

 権田リュウゾウの2番目の妻。

 リュウタの母親である権田タツコが亡くなったあと後妻として結婚した。権田の兄弟分の妹。生まれつき子供の出来ない体だったため子供は居ない。リュウタが中学校に入った頃にグレたのは、彼女が実の母親じゃないと聞かされた事がきっかけの1つでもあった。リィウタの反抗期が終わった事で、ギクシャクしながらも親子に戻った。


〇真田マモル

 主人公のクラスメイト。1年1組。背が低くメガネをかけている。武田カイトからメガネチビと心の中で馬鹿にされて居た。武田カイトが家出した際に金を無心された。放送部で昼休みの校内放送のパーソナリティ。後述するゲームヒロインである真田姉とは双子。メガネを取ると美少女に見える。


〇真田マコト

 真田の双子の姉。恋愛シミュレーションゲームのヒロインの1人。1年7組。容姿と雑学のパラメーターを上昇させると好感度が上がりやすい。主人公は真田を通して面識がある程度。


◯依田カケル

 主人公のクラスメイト。陸上部。クラスで1番の足が早い。第2章以降は登場しない予定。


○水島タミオ

 主人公と同じ高校の3年生の男子生徒。生徒会所属。山瀬ミオという恋人あり。2章以降で登場予定なし。


○山瀬ミオ

 他校の3年の女生徒。水島タミオの幼馴染で恋人。2章以降で登場予定なし。


〇相澤アイコ

 水泳部顧顧問。昔は有力な水泳選手だった。3年の学年主任。学校では旧姓である吉岡を名乗っている。息子と娘が1人づつ居て最近孫も出来た。腰痛により運動が出来なくなり体形が肥満化。部員に練習メニューを配ったらプールサイドのマダムになる。


〇相澤ヨシオ

 サッカー部顧問。趣味が筋トレで細マッチョ。体育教師。一年中白ティーとトレパン。産まれたばかりの息子をプロサッカー選手にするのが夢。マザコン。


○水辺ワダツミ

 水辺オルカの父親。外資系企業勤務。海外単身赴任中。妻カオルとは死別。アメリカに交際している女性あり。


○望月アキラ

 主人公のクラスメイト。男子バスケ部に所属。スポーツ大会のバスケで活躍した主人公を後述の男子バスケ部顧問で監督の小森タイガに助っ人にするよう紹介した。


○小森タイガ

 男子バスケ部顧問。現役時代は実業団に所属した有力選手。長身でシュート力のある主人公を部員である望月アキラに紹介された。主人公はチームプレイの理解に未熟な部分はあるが、レギュラーとしての実力が充分あると認め練習に参加させた。ウィンターカップ予選では全試合でスタメンフル出場させた。それでも周囲には主人公の事を秘密兵器だと言い続けている。30歳を過ぎて大きくなってきたお腹が気になりだしている。


〇武田シオリ

 武田カイトの妹。中学3年生。ゲームには未登場。武田カイトが前世の記憶を持ち手のかからない子だったため両親に育児疲れが起きず2番目の子がとしてすぐに授かり年子として誕生した。シオリは育児に手のかかる子だったために3番目の子は断念された。またシオリの世話にかかりっきりになったためカイトが放任状態にされてしまった。

 幼少期は神童であったカイトの事を慕っていたが、成長に従って増長していった様子や落ちぶれた時の不可解な言動から嫌うようになった。

 ゲーム主人公の妹という事もあり顔立ちが整っているがまだあどけない。高校生から急成長するという特性はカイトと同じであり現在はそこまで能力は高く無い。しかし権田リュウタと同じ高校に入学し、優秀な家庭教師を付けられた事で学力を急激に成長させている。また両親を守れなかった悔しさから、リュウタと共に権田流戦闘術を習い始めメキメキと腕をあげている。またリュウタに気に入られるためにお洒落に目覚めた事でどんどん綺麗になっていっている。それらの様子は権田の親分をも驚愕させている。権田の親分の勧めで苗字が権田の分家である現田に改められている。


〇武田ケンジ

 武田カイトの父親。武蔵府(現世では東京都)に本社を構える今井物産という会社に勤めていた。

 筑豊(現世では福岡県)出身。仕事ぶりは真面目だが凡庸。グレた息子に毅然とした態度を貫いた。娘がリュウタと同じ高校に通う事を望んだため、権田の親分に娘を預け筑豊にある今井物産九州支社に移動した。格安の社宅に住まい、自宅の売却益と武田カイトをマグロ船に売った身請け金を持つことから、かなり生活に余裕が出ている。五島列島に取引先と接待の釣りに行く機会があり、ビギナーズラックでイソマグロを釣り上げ、自身が釣りにハマってしまった。

 権田の親分の勧めで苗字が権田の分家である現田に改められている。


〇武田サユリ

 武田カイトの母親。専業主婦。長門(現世では山口県)出身。集団就職で今井物産に就職したが、そこで出会った武田の父親と結婚し寿退社した。気が弱いがいざという時は強い。武田カイトの暴力をぼほ1人で受け家族を守ろうとした。家の鍵を権田の親分に渡す時まで息子と決別する事を躊躇した。現在は夫と共に今井物産九州支社の社宅に住みながら、時々近くなった実家に帰省している。権田の親分の勧めで苗字が権田の分家である現田に改められている。


○ジェーン・スミス

 5作目となる同シリーズのゲーム中に登場する宇宙人とされていたヒロイン。作中では記憶操作系の異能が使えると描写されている。

 5作目が彼女に出会う事で異能バトルが展開するゲームに分岐する事と、作中で5作目の主人公と出会う前から街に居たと描写されていた。

 主人公は世の中が異能者で溢れる様な世界になると、異能を持たない4作品目までの登場人物が大変な目に合うのではと思い、本当にそんな異能者が居る世界になりえるのか確認する意味を込め5作目のゲームの主人公の出会いイベントと同じ行動をしてみた。その結果本当に彼女と遭遇してしまい即気絶させられてしまう事になった。

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