瑞木恵里佳 20歳 春

 六月の第二金曜日。ボクはキヨにいに連絡を取り、午後七時から一緒にご飯を食べる約束を取り付けた。キヨにいと出会ってから約半年。何度も会ううち、いくつか定番の待ち合わせ場所ができたのだけど、今日指定した渋谷の書店も、その一つだ。


 ボクはレッスン後のため比較的ラフな外出着で、キヨにいはいつも通りスーツだった。


 キヨにいの車に乗り、勝手知ったるカーナビに行き先を打ち込む。食事に誘うのも、行き先を決めるのも、いつもボクだ。キヨにいは、ただボクのお願いに応えてくれるだけ。それがちょっと申し訳なくて、でも許されることが、心地いい。


「ここ、日本料理店だよね? そういえば成人したんだっけ」

「そうだよ。ここは早桜さん行きつけのお店。個室があるのと、店員さんの口が堅いから、どんなに愚痴っても平気なんだって」

「むしろ、早桜さんの苦労がしのばれるね。それじゃ、帰りは代行を頼もうか」


 会うようになってすぐ、ボクたちは昔みたいにため口で話すようになった。本音を話すのに、敬語は感情を曖昧にするだけのように感じたから。


 お店に到着する。ボクの生活に配慮してか、キヨにいは夜九時にはマンションに帰そうとしてくる。だから今までは、レストランで食事をすればすぐに解散していた。おそらく今日もそうだろう。


 予約しておいた個室に通され、テーブルを挟んで向かい合って座り、飲み物を注文する。日本酒メインのお店だったけど、ボクは強いお酒を飲めないので梅酒のソーダ割を頼んだ。コース料理が来るのを待つ。


「キヨにいとお酒を飲むのは初めてだね」


 ふ、と笑ってしまう。誕生日に実家に帰った時、缶チューハイを飲むボクを由花が珍獣を見るような目で見ていたことを思い出した。


「……笑えるようで、何よりだよ」


 それはキヨにいなりの心配の言葉で、ボクの精神状態を端的に表していた。


 口を開いて、でも、言葉が出てこない。梅酒のソーダ割を飲む。お酒は正直好きじゃない。酔うと、ボクの中心にある芯がぼんやりと溶けて崩れてしまうような感じがするから。でもだからこそ、酔ってしまいたい時がある。


 たくさんの人の夢や希望や欲望や偏見や同情や思惑やお金で、ボクとは違う形にがちがちに固められたエリカを、ぐちゃぐちゃにほぐさなくてはいけない時がある。


 そうしないと、息が詰まって、呼吸ができなくなるから。


 息継ぎをするために、お酒を飲む。


「笑わなきゃ。ボクはみんなのエリカなんだから」


 好きな色を聞かれ、青系の、紺色とかと答えた。虹色じゃないのかと聞かれ、半ば無理やりそう言わされた。他の演者とのやり取りの中で、最初から虹色と答えたかのように編集されていた。


 最新アルバムのインタビュー記事には、答えた覚えのない言葉が並んでいた。


 知らない人たちが用意する衣装は、よく言えばキテレツで独創的な、正直けばけばしくて意味のわからない何かの“象徴”だった。


「でも、それでもいいんだ」


 それがボクの役割だから。エリカは、みんなのために歌うんだ。


 エリカはたくさんの人を救い、たくさんの人に愛されているから、みんなを裏切っちゃいけないんだ。


 でも。


「歌の仕事がしたい。いや仕事はしたくない。歌いたい。ただ歌いたい。何も考えず誰にも配慮せず叫びたい。好きなものを好きなように好きにしたい。死にたい。死にたくない。生きたい。でもこんな風に生きたくない。いっそ誰もいなくなればいい。そうしたらみんな平等で自由だ」


 舌が勝手に言葉をこぼす。きっとこの言葉の羅列は、普段は押さえつけている、ボクの心の悲鳴なのだろう。


「嫌だ。辛い。面倒。押し付けるな。苦しい。逃げたい。もう嫌だ」


 日々の仕事と生活の中で、雪の結晶のようにささやかな有形無形のものが、ボクの心に降り積もり。


 ボクの意志は、今ではもう、反抗することすら億劫なほどに押し潰されている。


 キヨにいがグラスを傾ける。


「それでも、続けるんだ」

「もちろん」


 あなたの言葉に命を救われました。


 どうかあなたのままでいてください。


 涙を流し、笑顔を浮かべ、そう言ってくれる人たちがいる。なのに、どうしてやめられるだろう。


「そっか」


 キヨにいは、頬を歪めるようにして微笑み、天ぷらが盛られた皿に箸をつけた。どういう感情なのか読み取れないけど、ボクの気持ちと考えを尊重してくれたことはわかった。


 だから、こんな姿を見せられるのはキヨにいだけなんだ。ファンや周囲の皆さんに背中を押され、望むまれた道を、エリカが望む道を歩み続けるエリカは、その在り方に悩み苦しむはずがないんだから。


 キヨにいと一緒にいる間は、ボクはただの恵里佳でいられる。キヨにいと会うたび、自分を取り戻し、再びエリカとして立ち続けることができる。


 ……でも、うすうす気づいてる。心身が回復してるわけじゃなくて、溺れている人が何とか水面から顔を出して息継ぎをしているように、いつか力尽きて沈むまで、延命を繰り返しているだけじゃないかって。そして水底に沈む時は、指一本も抗う力は残っていないのだろうって。


 今日はいやにお酒が進む。ボクは自制心を失いたがっていると、どこか高いところから自分を見下ろしつつ、判断する。どうして? お酒は理性を鈍らせる。ボクは感情のままになりたがっている。


 エリカとして背負っているものを、脱ぎ捨てたがってる。


 ……それは、だめだ。


 でも、キヨにいの前だけなら。


 お酒のせいか、ボクの判断力は鈍っている。今なら聞けるかなと、自分を見下ろし決断する。


「キヨにいは、どうしてボクの全部を受け入れてくれるの?」


 キヨにいの手が止まる。


「ボクがどうなってもいいって思ってる? ボクに興味がないの?」

「少し飲みすぎたね。お冷をもらおうか」

「キヨにい。逃げないで」


 キヨにいはため息をつき、ぐっとグラスをあおった。空になり、新しい日本酒とお冷を注文する。


「……そうだよ。今の君がどうなろうと、心底、どうでもいい」

「じゃあどうして付き合ってくれるの?」

「言いたくない」

「言ってよ。ボクにばっかり本音を話させる気?」

「君が勝手に話しているだけだよ。僕が頼んだことはない」


 キヨにいとは思えないくらい頑なだった。突き放された気持ちになる。でもそれは身勝手な感情だ。反省する。どうやら、本格的に酔ってきたらしい。


 注文していた日本酒が届いた。礼を言って受け取るキヨにいの顔色を窺う。後ろめたさと罪悪感を押し隠した無表情。それすらバレてはいけないのだと、自覚している人の顔。たくさんの人の顔を見たボクだからわかる、許されざる十字架を抱えた人の顔。


 視線がぶつかる。キヨにいは気まずい空気をとりなすように微笑んだ。お酒のせいだろうか、ボクに向ける視線は隠しきれない熱をはらんでいて、けれど、ボクを見ていなかった。


「キヨにいはさ」


 言葉が口をついて出た。


「ボクのことを好き、だった?」


 キヨにいの表情が凍り付いた。ボクは真実だと確信した。


 いつから? 記憶を遡る。キヨにいとは再開して半年。過去のことにするにはまだ早い。何よりキヨにいは、ここにいるボクを見ていない。ならそれよりも前? となると、最後に会ったのは……。


 小学、五年生のころ。


「キヨにい、あなたは、」


 キヨにいは苦悶の表情を浮かべ、頭を抱えてうずくまった。常に穏やかな微笑みと大人の余裕を身にまとう、ボクの知っているキヨにいは、そこにはいない。


「……傷つけたくなかったんだ」


 はらわたを吐き出したような、重く湿った言葉が落ちる。


「はじめはただ、自分を慕ってくれる近所の子を、可愛いな、と思うだけだった。子供は可愛い。それだけの、当たり前の感情だと思っていた。……自分が恵里佳ちゃんだけに向ける感情が、恋愛対象に向けるものだって気づいたのは……性的に見ていると気付いたのは、ずっと後だった」


 君が七歳の時だ。


 キヨにいがそっと付け足した言葉は、思い出が浮かび上がるほど具体性を帯びて、生理的な嫌悪に変わっていく。


「距離を置くことは、最初から諦めた。二人とも僕を慕ってくれていたし、あの狭い村社会じゃ、すぐに両親や隣家のおじいさんたちにバレて理由を問い詰められる。いまだに村全体で子育てをしているような土地柄じゃ、僕は近所のお兄さんという役割から逃れられなかった。


 結局、隠し通すしか選択肢はなかった。小児性愛者は、誰にもバレるわけにはいかない。だから、誰にも事情を相談できないんだ。だってそうだろう? 知られたら、知った人たちを傷つける。僕がロリコンだと知れば、僕が本当に何もしていなくても、君たち姉妹は僕に視線を向けられたことで、自分がどういう目で見られていたか想像することで、心に傷を負うだろう。何かされたかもしれないって、想像するだけで辛い思いをするだろう。そんなの誰が許せる?


 だから、君たちが僕という保護者を必要としなくなる時まで、隠し通すって決めた。将来、そういえば近所に優しいお兄さんがいたな、って、そう思ってもらえるようになろうと決めた。

 ……両親に、バレるまではね」


 思い出した。キヨにいの家に行かなくなったのは、キヨにいの両親に、あの子は受験勉強に集中しないといけないからもう一緒に遊べない、と門前払いをされてからだった。あれから、遠目に姿を見ることすらなかった。今にして思えば、徹底して隔離されていたんだろう。


 キヨにいはグラスをあおった。自棄になったみたいに見える。


「……どうして恵里佳ちゃんの全部を受け入れるのか、だっけ。さっきも言った通り、どうでもいいからだよ。僕は、君にかつての、僕が好きだったころの恵里佳ちゃんの残滓を見ている。そう、残り滓だ。僕が好きだった君はもういない。でも、君の中には確かに欠片が残ってる。声や振る舞いや、面影に。僕は、それを見れば、好きだった人の記憶を鮮やかに思い出せる。そうやって、僕は自分の心を慰めているんだよ。


 だから、恵里佳ちゃんの全部を受け入れられる。これから君がどうなろうと、かつての君は、僕が愛した君は、もう変わらないから」


 キヨにいの舌は、勢いがついたまま止まらないようだった。


「最初に話した喫茶店で、恵里佳ちゃんをタレントに選んだのは僕かって聞いてきたよね? 確かに、推薦したのは僕じゃない。でも、僕はいつか、僕の心を満たすために、もう一度君と出会いたいと思っていた。偏差値の高い大学を出、日本の一流企業を就職先に選んだのも、どこかで君と出会えた時、胸を張れる自分でいたいと思ったからだ。白馬の王子様を待つお姫様じゃあるまいし、いい年した大人が、バカみたいだろう? ……だから、本当に会えた時は夢がかなったと思ったよ。僕よりも君の方がはるかに立派で成功した人間になっていたけれど」


 無言でキヨにいの手元にお冷を近づける。キヨにいは視線を向け、礼を言ってお冷を半分ほど飲み、ため息をついた。


「……ごめん。僕は君を傷つけることを言った。それもわざとだ。黙っていればよかったのに、聞かれたくないことだったから、ついカッとなって口を滑らせた」


 なんて答えたらいいかわからなくて、氷が溶けて薄くなった梅酒のソーダ割に口をつける。


 本来なら、キヨにいの言葉に嫌悪と怒りを覚えるべきなのだろう。けれど、ボクは性的欲求や恋愛感情を持たないからか、キヨにいの告白にリアリティを感じず、対岸の火事というか、フィクションのような印象を持った。きっと、さっき感じた生理的な嫌悪だって、かつて自分の肉体が危険に晒されていたことへの恐怖に過ぎず、幼いボクへの恋愛感情や性欲への嫌悪ではない、と思う。


「……信じられないだろうけど、僕は君たちと一緒にいたころ、君たちが傷つくような何かをしたことは一度もないよ。どころか、接触は二人に身の危険がある時以外は絶対にしないようにしたし、言葉や視線にもそういう態度が現れないよう、細心の注意を払っていたつもりだ。そういう人たちの被害にあった人たちは、一生心と体に傷を負うから。ウェブのニュース記事なんかを見れば、一目瞭然だよね」


 そうだった。ボクはそういう事件が起こるたび、ありがちな怒りと同情と恐怖を抱いていた。だから、キヨにいを嫌えないことと、ボクの心の性質は関係ないはずだ。それなら、どうしてキヨにいの話を聞いてもそうした感情を持たないのだろう。


 ああ、そうか。


 キヨにいがボクたちにそんなことをするはずがないって、信頼しているからだ。性的欲求や恋愛感情の有無以前の問題。だからリアリティを感じられないんだ。


 じゃあどうして、再開して数か月の相手にそんなに信頼を? 自問する。


「今まで黙っていてごめん。僕は愚かだ。今も昔も、自分の感情をコントロールしているつもりで、結局欲望に流され、君の傍にいることを選び続けた。それは、君が何も知らないことを言いことに、一方的に搾取するのと変わらないことだ。僕は卑怯で矮小だ。僕には最初から、君に近づく資格はなかった」


 何もしないことでは足りなかったと、キヨにいは悔いている。でもそれじゃあ、犯罪者予備軍や危険思想の持ち主は隔離すべきと言っているのと変わらない。思想の検閲、潜在犯の確保。まるでディストピアだ。それは、よくないことだと思う。


 不意に腑に落ちた。慎重すぎるくらい慎重で、恐ろしく思いやり深い。臆病で優しく、自分に厳しい。そんなキヨにいだから、幼いころのボクと由花に手を出さなかったと、信じることができたんだ。


「僕は恵里佳ちゃんの傍にいるべきじゃない。本当はもっと早く言うべきだった。謝罪しても許されない。謝って済まないなら、」

「キヨにいの思いは?」

「……え?」

「ボクを通じて、過去のボクを見てる、だっけ? それ、現実の子供に手を出すのは犯罪だけど、過去のボクを愛でるのは犯罪じゃないからだよね。キヨにいは、女の子ならだれでもいいってわけじゃないんだよね? つまり、キヨにいはキヨにいなりに、絶対に想いを受け入れられることがない世界で、現実と折り合いをつけるための方法を見つけたんでしょ?」


 絶対にかなわぬ恋で初恋をこじらせ、一生引きずり続ける人の気持ちなんて、恋愛感情を持たないボクには欠片も想像できないけれど。


 生きる理由を奪われる恐怖は、痛いほど、よくわかるから。


「……だからって、そんなこと許されるはずが」

「ボクがいいって言ったら?」


 キヨにいが目を丸くする。


「ねえ、キヨにい。ボクのパートナーになってよ」


 呆然とした様子のキヨにいに、今度はボクがたたみかける。


「キヨにいは、一方的にボクを搾取してるって思ってるみたいだけど、それは間違いだよ。ボクもキヨにいを利用していた。だって、キヨにいはボクの全部を受け入れてくれるから。キヨにいの前でだけは、ボクはボクのままでいられた。誰にも言えないことを吐き出せた。自分を偽る辛さから逃れられた。エリカの偶像を押し付けられる苦痛から無縁でいられた。キヨにいがいないと、ボクはもう駄目なんだよ」


 テーブル越しにキヨにいの手を取る。びくりと震えて、おずおずと引っ込めようとするのを、両手で包んで止める。


「両親や由花じゃダメなんだ。家族のみんなはボクを守るためなら、会社に直談判でも何でもしてくれるだろうけど、ボクはファンのために、エリカとしての役割を全うしないといけないんだ。活動の邪魔をされると困るんだよ」


 それこそ、由花なら話を聞いてすぐに会社に向かってすっ飛んでいくだろう。直談判というより殴り込みだけど。想像して、クスリと笑ってしまう。


 由花がボクに向ける感情は、多分、おそらく、普通の家族愛とは少し違う。けれど、本人はそれを自覚していないみたい。あんなに強気で格好いいくせに、高校三年生にもなって無垢なあどけなさを持つ由花を、ボクはとても可愛らしいと思う。


 どうか、ずっとそのままでいて欲しい。


 ……そのためには、由花と距離を取らなくちゃいけないのは、辛いけど。


「だから、キヨにい。ボクの傍にいて欲しい。キヨにいがボクの中に過去のボクの残滓を見て、愛しても構わないから。ボクの傍で、ボクの心を支えて欲しい。信頼できる、キヨにいにしか頼めないんだ」


 キヨにいの頬が引きつる。怒っているようにも泣いているようにも見える表情。


「……気持ち悪いとは思わないのかい」

「誰が何考えてるかなんてわからないし、キヨにいは気持ち悪くない方だよ。全然平気」


 SNSのDMで、ボクの性器がどうなっているか尋ねてくる人や、自身の性器の写真を送りつけてくる人なんてざらで、ボクが歌い性別が変化する様子に性的興奮を覚えると長文を送りつけてくる人すらいる。ボクに枕営業を持ち掛け早桜さんに叩きだされた人もいれば、インスピレーションのために裸で歌っている姿が見たい、次作で主演に推薦してあげるからと言ってきた大御所脚本家もいた。この前は、シンプルに裸が見たいからと誘惑してきた俳優がいて、断ると、自由に性別を変えられるなら、友人と言い張ってセフレを作り放題なのにねと嫌味を言ってきたベテラン女優がいた。


 そういうことには、もう慣れたけど。心が削られないわけじゃない。


 やがて、キヨにいのグラスの氷が完全に溶け切り、ボクの梅酒のソーダ割がぬるくなるほどの時間が経って。


「……わかった。僕なりに、どんな時でも、できる限り君を支えるよ」


 その瞳を見、


 ああ、やっぱりキヨにいは優しいな、って思った。

 



 大丈夫。ボクはまだ頑張れる。


 いや、頑張らないといけない。エリカはたくさんの人の夢と希望を背負っているから、倒れるわけにはいかないし、ましてや逃げるなんて論外だ。


 みんながそれで救われるなら、ボクはそうあるべきだから。


 己を偽る苦しみや辛さは、エリカなら、抱いてはいけないはずのものだから。


 だから気づかないフリをして、ファンのためにエリカであり続けないといけない。


 大丈夫。まだ、頑張れる。

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