第32話 リプア王国のスパイ
「おはよう。」
僕らは商人ギルドに集まった。
パブロが「いざというときは躊躇なく攻撃していい。許す。」
そして僕は「そうならないことを祈るよ。」
「そうだな。」
「二条、イケ、キャロルを頼む。」
水晶からウサギが顔を出す「パブロ、マジックアイテム最強の俺様がいる任せろ。」
出発間際に商人ギルドの受付のリラが僕にこっそりカードをくれた。
えっ?
これって小学生の時に流行ったカードだ。
「きっと役に立つわ。」
僕はカードをポケットに入れた。
僕らは、ほどなく城に到着。
イケがキャロルを気遣う。「大丈夫か?」
「大丈夫よ。イケ、私のこと君が守ってくれるんでしょう。」
即答「もちろん姫。」
僕は「さあ、行くぞ。」
僕は叫ぶ「ベンガル王国第二王女キャロル姫の到着。開門を願います。」
頑丈な大きな門がゆっくり開く。
王の秘書官のザルが僕らを迎える。
「これはこれはベルガル王国の姫。ガヤ王がお待ちです。どうぞこちらへ。」
衛兵が「秘書官ザル殿、大広間は右手ですが?」
「大丈夫です。王から左手の広間へお通し、するように命を受けています。
君達は下がっていいですよ。」
「はい。」衛兵たちは下がった。
「こちらです。」
「わー!落ちる。ドサッ。」
あっけなく、ガヤ王国の秘書官に紛れていたリプラ王国のスパイのザルに捕まった。
僕らは牢屋の中。
キャロルが「これってどういうこと?」
イケが「すまない。どうやら捕まったみたいだ。」
キャロルの顔が引きつる。
「ウサギもいるし大丈夫だ。」僕が言う。
水晶のウサギが、顔を出す。
「ウサギつかまってしまったよ。どうするんだ。」
「予定通りさ。敵を見つけるには、捕まるのが一番早い。」
「秘書官ザル殿はスパイで決まりだ。奴を捕まえて王に引き渡す。
同盟を結ぶにはそれが一番だ。
「そうだな。」
「それに二条、お前のマジックアイテムの力、未来予知は危機が迫った時に発動される。
右手をかざしみろ。イメージだ。
映像が出てきたか?」
映像が浮かぶ。
ウサギがみんなの脳内に干渉。「映像共有。」
映像は、ぼくらが大広間で王に会っている場面が出た。
「大丈夫だ。」僕はつぶやく。
「その前に、ここを脱出しなければ、前に進めないぞ。」
ウサギが「この牢屋には空間拘束魔法がかけられている。解くぞ。」
眩しい光が放たれが、はじかれた。
「何か方法は?」
僕はリラのカードを1枚出した。
「トレード、鍵。」唱えた。
牢屋の扉が開いた。
使い方は同じだった。
僕らは王の元へ向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます