第26話 二条・僕のミッション
パブロの話を聞いて、この場にいる、みんながベルガル王国の仲間だということ。
ここガヤ王国との異世界同盟を即座締結、これが僕のミッションだ。
敵はリプア王国。最強の魔術師マハ。それにマハに魅入られてしまい、闇に導かれたリプラの司令官K、ケイゴ。頭の中で情報が錯そうする。
頭の回転の速いイケが「要するに、ガヤの王様に会って同盟を結んでしまえばいいだよね。」
パブロが「そうだ。」
僕は「じゃあ、周りくどいことはやめて直接、王様に会えばいい。」
門番のテルが「そう、簡単に言うな、二条。
王様に会うのは難しいぞ。」
キャロルが「そうね。どの国も王族に会うは、難しいでしょうね。王との間に何にもの人がいて許可取るのに1か月はかかるわよ。ベルガルがそうだもの。」
パトリが「ちょっとキャロル、黙って。バレるでしょう。」
ギルマスのカイルが「パトリ、キャロルが姫様だってこと、バレてるぜ。」
「えっ?」
キラが「パトリ、ありがとう。妹のこと、心配してくれて。」
「そうだったの。そうよね。そうよ。みんな、ベルガルだもんね。」そう言って急に泣き出した。
そうだ、パトリは空間移動ゲートを出てからずーっと気がはっていたんだ。
自分が僕らを守らないといけないと。
「大丈夫か。」僕の手は、パトリの頭を無意識に、なでていた。
キラっとダックの目が光。ダッシュで僕の手を跳ねのけた。
「二条、パトリから離れろ。」
僕の手が弾かれる。ハッとした。
「わるいダック、そんなつもりはない。」
パトリが困惑した顔をした。
キラが大きな声で「二条もしかして、彼女、いない系?とか。」
僕は怒った顔で「悪かったな。彼女いない系で。」
イケが肩に手を回し「二条、すねるな。お前には上崎がいるだろう。」
「そうだな。俺様も恋の力には、なって あげられないな。」
水晶に戻ったウサギが変身。姿を現した。
ウサギは「これでみんなそろったな。明日から
戦闘訓練をする。期限は一週間。一週間後は、ちょうど、新月だ。月のパワーが増す。
特に二条とイケは実践経験がない。
魔境の結界内なら電磁波、エネルギーも外に漏れないだろう。」
ギルマスのカイルが「ウサギの言う通りだ。ガヤ王国にはスパイが入り込んでいる。下手にこちらの動きを悟られたくない。」
みんなもうなずく。
「明日、9時にギルドに集合。」
キャロルが「でもここって、商人ギルドだよね。なんだか、冒険ギルドになってない?」
「細かいことは気にするな。」
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