第6話 二条覚醒・未来予知能力

僕らは王様との謁見を終えて、廊下へ。

パブロが「2人とも良い返事だった。王様も期待しているようだ。がんばれよ。」

「はい。」ぼくらは即答した。だが過ぐにタメで話し始めた。

僕ら3人は友人だ。

「なあ、パブロ、あのお姫様、一言も話さなかったけど、可愛いかったよね。僕らと同じぐらい?」

「キャロル姫か。そうだな。僕の妹と同じ年だから一つ下だ。」

イケは「そうか。僕にもチャンスあるかなー。」

僕は「イケ、案外いけるかも、だってイケのことチラチラ見てたぞ。あのお姫様。」

イケが「がんばってみようっかなー。」

「そうだな、がんばれ。」

ここ異世界でも地球の僕らの世界でも、

言葉にしたことは、のちに現実となる法則はおなじのようだ。映像が見える。「?」

イケの話は、さておき「えー!」

「どうした、二条。」パブロも「どうした。」

僕はイケとパブロに「今、イケとお姫様の話してたら、映像が見えたんだ。」

パブロが「未来映像がか?」

「そうだ。イケとキャロル姫が、」

「わー!二条それ以上言うな。イケメンの僕が

何度となく挑んで学校の女子達にことごとく、ふられて来たのを知っているだろう。その僕にも。やった!あの可愛いキャロル姫とラブか。あー、考えただけで、うれしすぎるよ。」

「あのな、二条、お前がイケメンなのも知っている。お前の女子達への敗北は、お前が軽すぎるからだ。」

「二条、過去は振り返るな。今がハッピーなら。」

そういいなが、僕らは学校のノリでふざけていた。

パブロが割って入った。

「それで二条、何が見えたんだ?」

「うっすらだが、イケがキャロル姫をお姫様抱っこしていた。」

「それだけか?」

「そうだな。なんとなく、もっと深く意識を集中すれば見えそうな。」

パブロが喜ぶ「そうか。やったぞ。僕のスカウトは成功だ。二条の力は未来予知能力だ。破壊級の力だ。最上級の力だ。」

パブロはかなり喜んでいる。

僕は「パブロ、その未来予知能力は僕がこの世界に来たから持てた力なのか?」

「いや、違う。二条が元々、持っていた力だ。

僕はネットであらゆる異世界アクセスして、我が国、ベルガル王国の騎士候補のスカウトのために膨大なデータを検索した。そしてたどりついたのが君、二条とイケだ。」

イケが「パブロ、僕の能力は?」

「女だ。」「えー!!」

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