第三王子の野望
転生したは良いものの第三王子なんて前世はごくごく平凡な28歳成人男性には務まらないよ〜!!って思っちゃうよね。
あ、そういえばパパン(国王)とママン(王妃)はもう仕事に戻ってしまったらしい。
まだ産まれたてだぞ。なに乳母に任せてんだよ。仮にも俺のパパンとママンだろ。1日くらい面倒見てくれよ。
んでこの乳母さんのステータスはどのくらいだろう。
『名前』 リリー・マッケン 20歳
『人種』 ヒューマン
『レベル』 86/150
『体力』 D/D
『魔力』 D/B
『攻撃力』E/C
『防御力』G/E
『素早さ』C/B
『知力』 C/B
『ユニークスキル』なし
『職業適正』 乳母
『称号』なし
え、能力の一般的な平均値はCだよね?この乳母さん結構優秀なんじゃない??それに職業適性と職業合ってるし。やるじゃん
うお!!急にリリーさんこっち振り向くじゃん。女性怖いよ。うん。怖い
容姿は茶髪に茶色い瞳。髪長さはセミロングあたりの長さでお姉さんって感じの人だな。うん。怖い怖い
よし。暇だし今後について考えようかな〜
まずは今の自分を簡潔にまとめると、前世で死亡。気がつけば第三王子。そしてこのユダくんはかなり優秀。いや優秀どころじゃない。チートだチート
となるとさ?俺自身前世の時に興味があったことしていいかな?第三王子っていう立場を利用してこの国で独自の組織を作りながら、その裏では第三王子という身分やら名前やら容姿やらを偽ってここでも組織を作ってさ、お互いのトップに立ってお互いを対立させたい!!
んで対立そこそこで、「お前らの我に騙されていたのだ。真の敵はこの我。ユダ・ウィリアムだ!」みたいな鬼畜ムーブしたいんだよね〜!
うん。そのためにはまず、この世界について学ばないといけないし、自分自身も強くならないといけないだろ??それにユニークスキルを使って人材も集めないといけない。んで育成か
やることがたくさんだ!!
そうと決まれば異世界転生テンプレその2の幼児の頃に魔力を使い切って増やす!をするとしますか
まずは魔力を感じるとこからだよね。
目を瞑って体内に意識を向けるんだ。
あれ?すぐ見つけちゃったよ。これが魔力かな?
でもどうやって魔力使うんだ?てかそれより魔力SSって決まってるよね??これ上限増やせれるの?
あかん。この世界テンプレ通用しなさそうだべ
あ、ユニークスキルに創造魔法ってあったな。魔法を作れるってことだよね??ならイメージが大切だと思うんだ。ぼくちんはさ
乳母さんがいるから手から炎とか出せないよね。ん〜!あ!風とかなら言い訳聞きそうだべ
手からそよ風をだすイメージをしよう。
むむむむむ!!あかん。難しい
手から優しい風をだす。手から優しい風をだす。手から優しい風をだす……
ふわっ
あ、乳母さんのメイドスカートめくっちゃったよ
「??なんで私のスカートがめくれたのでしょうか?」
気づいてなさそうだからいいや。ふむふむ。黒か
あれ……急に眠たく……なってきた……
「〜〜〜!!」
うるさいなあ。寝てんだよこっちはさ
「これが僕の弟!?うれしいなあー!」
ん?弟??なんの事だ?
あ、俺転生したのか
「ユダ〜!僕はお兄ちゃんのグレイだよー!」
これが俺のお兄ちゃんか。金髪赤色の瞳に悪ガキみたいな顔してるな。無駄にイケメンなのが腹立つ。よしこのチャラチャラ兄貴のステータスを見てみよう!!
『名前』 グレイ・ウィリアム 4歳
『人種』 ヒューマン
『レベル』 3/333
『体力』 G/A
『魔力』 G/B
『攻撃力』F/S
『防御力』G/A
『素早さ』G/C
『知力』 G/D
『ユニークスキル』なし
『職業適正』 騎士
『称号』 第二王子
え、俺のお兄ちゃんかなり優秀じゃん。レベル上限も333だし。それでもユニークスキルはもってないかあ
あーでも知力が平均で攻撃力や体力面などな優秀だし、職業適性は騎士でしょ?脳筋兄ちゃんに違いねぇや
「んぎゃあーんぎゃあー」
「ユダが喋ったよ!!」
「グレイ。次はお姉ちゃんの番よ」
ん?俺にはお姉ちゃんもいるのか。どれどれ〜金髪金色の瞳。うん。クソ美人じゃねぇか。美人姉さんのステータスオープン!!
『名前』 メアリー・ウィリアム 5歳
『人種』 ヒューマン
『レベル』 4/150
『体力』 G/C
『魔力』 F/A
『攻撃力』G/D
『防御力』G/C
『素早さ』G/E
『知力』 E/A
『ユニークスキル』なし
『職業適正』 文官
『称号』 第一王女
お姉ちゃんもそこそこ優秀じゃん。知力と魔力はAか。これで将来優しいお姉ちゃんだったら尚よしだな!
「んばあ!んばあ!」
「可愛いわ〜!ユダ〜!私の弟!!」
うん。さすが5歳児だね。すごく可愛らしいよ
あ、俺は0歳の赤ん坊か
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