2章-1【計画1】
僕とルナはよく死生観についてはなした。
死生観って言ってもな死についてのイメージは
病気、怪我、事故、他殺等の外部からのイメージしか無かった。
僕は別に生きていたくは無いしいつ死んでもいいとはいいとは思ってるけど自殺願望がある訳ではなかった。
でもルナは違った
「私はできる事ならすぐにでも死にたい」
っていつも言ってた
「でもいざそうしようとしてもやっぱり怖いって思っちゃって体が動かない」
「死に方なら私は薬、飛び降り、首吊りどれでもいいと思ってた
でも1人は怖い…」
そう言って彼女は泣いた
ぼくは簡単には
『じゃあ一緒に死んであげるよ』
とは言えずただ
「わかるよ…」
そういうのが精一杯だった
もし『一緒にしんであげるよ』
この時にそう言ってたらもしかしたらなにか変わっていたのだろうかとも考える
いや多分何も変わらない
僕達の歯車はもう動いていたのだから
お互いを支え合うようにゆっくりとそして1つづつ確実に歩みは始まっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます