1章-2【出会い2】
章
僕がSNSを始めたのはおよそ1年前
スマホゲームをしていた時に広告が上がってきてゲームにも飽きていた僕は何気なく初めて見ることにした
少しでも暇な時間を潰せればって思いと人との繋がりが無かったので何か繋がりが欲しいって思いだった…
自分の心境に合わせて選んだのが病み垢を中心に見るようになっていた程なくしてルナのアカウントを発見して気になり何か話すきっかけが無いかを日々模索していた
そして少しづつ会話ができるようになって
呼び方も『ルナ』『セイヤ』となってきている頃
よくDMでも話すようになった。
僕は主に自分がつまらない孤独な人間である事をルナに話していた
特に生きている意味は無いけど毎日生きているみたいな事も言っていたと思う。
ルナも少しづつ自分の事を話してくれるようになり私も孤独で無駄な日々を過ごしていると言っていたのを覚えている
なんだかそれが共通していて嬉しかった。
日に日にルナの事が気になりだし僕はついにDMで聞いてみた。
「ルナのこともっと知りたいんだ」
今思えばなんて気持ち悪い事を言っているんだろうと思う
でもその時の自分にはそれが精一杯の言葉だった。
でもルナはそれに対して真摯に答えてくれた。
「ありがとう
どんな事をしりたいの?」
僕は嬉しくて少し舞い上がっていた。
「君の写真はいつも夕暮れや
夜のものが多いけど日中には写真撮らないの?」
まず気になっている事を聞いた。
「日中外に出ないから撮ることが少ないんだ」
「学校は?
行かないの?」
「学校は今は行ってない
不登校ってやつ」
「そうなんだ?
僕もそうだっよ」
「えっ?
同じだったんだ?」
「まぁみんな色々あるよ
行きたくない理由なんて」
「そうだよね」
そんな会話をしていた。
僕はもう一歩踏み込んで聞いてみた
「ルナの撮る写真はただ綺麗なものだけじゃなくて何か別の闇みたいなものが感じたりするだ
それが悪いって訳じゃなくて寧ろ僕には魅力的で惹き込まれた」
「だから君の事が気になって
ずっと話してみたかったんだ」
「そんな風に見てくれるの嬉しいです
ありがとう」
正直気持ち悪るがられると思っていた
でもルナはそうではなくきちんと僕の心を受止めてくれた…ようですごく嬉しかった。
この日を境に僕達は更に親しく慣れたとおもう
主な会話は死生観『死』についてする事が多かった
ここから僕達の歯車が回り出した。
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