第9話

俺と朋子は家にいて空いた時間を見つけては練習を始めた。

練習とは表現したが、いつものラバープレイの延長でしかない、違いとしてはラバーが黒から赤に変わったぐらいだ。

赤いラバースーツに着替え、赤いマネキンとなった朋子は同色のネックエントリータイプのラバースリーピングバッグに入り、スリーピングバッグのフードを被る。

足元の吸口から空気を掃除機を使って吸い出すとみるみるうちにグラビアアイドル川添朋子の真空パックの出来上がりだ。

下着も着けずにラバースーツを着ているので、真空パックされ豊満で形のいい胸、くびれた腰、ほどよく引き締まったお尻、そのボディラインが浮き彫りになるとともに、勃起した乳首もクッキリと浮かびあがる。


赤いゴム製の彫刻となった朋子を見ているだけで勃起し、触らずにはいられなくなる。

俺が朋子の体に触れると、感じやすくなっているようで、敏感に反応し触る度にベッドの上を跳ねる。


それをしばらく繰り返していると、朋子の呼吸が荒くなってくる。

ずっと、触っていたいが、呼吸穴の極端に小さいマスクを被っているので、マスクが顔に張り付いては膨らんでを繰り返している。


「疲れただろう、ちょっと休憩!」

そう言うと俺は朋子に添い寝し、彼女をギュッと抱きしめる。


すぐにバテてしまう朋子、呼吸制御に近い状態で跳ねるのだから仕方ないが、練習にならない。

まずは体力をつけ、ラバースリーピングバッグの圧縮にも体を慣らさなければならない。

俺はそう考えていた。


呼吸が落ち着いた時、朋子が何か思いついたらしく、準備するから部屋を出るように言われた。


待つ事30分。

朋子の呼ぶ声で部屋に戻った。

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