第27話 ジュマ・・・弱体化する
俺は、コハクに名前を付けたその次の日から俺は不調に見舞われた。
「コレは一体・・・」
そして、コベルニクスがそれに気が付いた。
「おい!ジュマ!
もしかして、呪樹に名前を付けたのか?」
そう聞いてきたので、俺は
「まあ、そうだが・・・」
と言うと、あちゃ!という顔をしてこう言った。
「お前やらかしたな!
このままだとお前死ぬぞ!」
そう言ってきたので、俺は、はぁ?となって聞いてみた。
「おい!それはどう言う・・・」
すると、コベルニクスが
「元々、お前たちは同じ存在だろ!
それに、私の力が混ざった事で、元々の力が上がり過ぎて居たんだ!
それを、元々の存在分に直すために2人に分けてたのだぞ!」
そう言われた瞬間少し、分かった気がした。
「もしかして、このまま行くと俺って」
すると、コベルニクスが頷き
「ああ、お前は半分に裂けて死ぬ」
そう言ってきた。
それで気が付く、昔の俺の願いを叶える力って、俺とコハクの力が混ざった状態だったのか!
そして、俺はこう言った。
「なら、俺が助かる方法は・・・無いのか・・・」
と言うと、コベルニクスが首を横に振り、俺に言ってきた。
「いや、方法ならある。
お前が種からやり直せばいい!」
そう言ってきたので、俺は何故か腑に落ちた。
「ああ!そうか!
俺って、植物じゃないか!」
そして、俺は聖樹状態になる事にした。
「そうと決まれば!
コハク達皆を呼ばないと!」
そして、俺は、ティニーとレイラそれに、うるちとポニカ、インディを呼んで、コハクと桜の居る部屋へ入った。
「ごめん!皆に集まってもらったのは、俺の現状についてだ!」
そして、俺はコベルニクスから聞いた俺の状況を説明した。
すると
「ジュマ様!それは一大事!
私どもが、ジュリアナ真王国の地に送り、聖樹の儀を執り行いましょう!」
とティニーが言い、それで俺と関係する地の者たちが全員、旧ジュリアナ真王国の地に行くことになった。
「じゃあ、行くか!」
と俺が言うと、ティニーが
「?何言ってるんですか?
ここからジュリアナ真王国まで1分もせずに着きますが?」
そう言ってきたので、俺は
「はぁ?」
と言うと、俺の前に歪んだ空間が現れた。
「というか、知らなかったんですか?
神聖ジュリアナ真王国の中心には、私達元ジュリアナ真王国はこの歪んだ空間
通称、ゲートで1秒で行けるんですよ!」
と言ってきた。
そして、俺は思い出してみた。
「そう言えば、元々5日で砂漠の外に出るのに10日以上も砂漠に居たなぁー」
そして、それを言うと、ティニーは
「それなら、早く言ってくださいよ!
私達がお迎えにあがったのに!」
と言ってきた。
しかし、その時の俺は連絡先も連絡方法もゲートの存在も知らないのに、連絡できるか!
という事は、心の内に留めて
「いやぁ〜、すまん!すまん!」
と言った。
そして、俺は俺の能力を思い出した。
『そういえば、俺、願いを叶える力持ってたから、それで皆の居る地に行きたいと願えば叶ってたじゃん!』
という事に
という事は俺が一切合切全て悪い事を知った。
「・・・マジですまん!」
と言うと、ティニーは
「あっ、私の方こそすいませんでした。
ジュマ様は、余り自分の為に願いを使われるお方ではなかったですよね!」
と言って、周りの皆(コベルニクスとコハクと桜以外)は
「「「そうだ!そうだ!
ティニー!ジュマ様の事なんも分かってないじゃ無いか!」」」
と言って、結果的にティニーが悪い風になったので、俺は
「いや、俺が気づかなかったのも悪かったから
おあいこと言う事で、ティニーを悪くいうの無しな!
じゃあ行くか!
俺たちの国へ」
そして、俺たちはゲートを通り、神聖ジュリアナ真王国に向かった。
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