第9話 俺は・・・思い出した・・・・
俺は・・・・
『その願い・・・分かった叶えよう・・・』
『そういう事か・・・
なんて優しい子だったんだ・・・
今度は泣ける体に・・・』
思い出した。
「そうか、俺は・・・」
「僕も思い出したよ!ジュリアナ様!」
そして気が付いた。
「そうか、君は」
「シー!言わないで下さい!今の僕は貴方につけてもらったレイラと言う名前があるから!」
そう言ったので言わなかったが、俺は忘れない
いや、忘れてはいけない
俺が初めて俺自身の願いで叶えた願いを
そして、俺がここに居る理由を
「そうか、君が」
「うん!よろしくね!ジュマ様!」
そう言ってきたので、俺は受け入れ
「俺もまだ少ししか思い出せていない、だからこの世界を回ろうか!」
「うん!」
という事で俺達は、桜の中に入り移動する事にした。
「これからどうする?レイラ」
「なら」
という事で、俺達は俺達の居た砂漠の周りを回ることにした。
「多分皆、ジュマを待ってるよ!」
そう言うレイラを見て、少し懐かしむ思いで、動き出した。
しかしココで、悪い事が起きた。
「止まれ!お前たちは何者だ!」
そう言ってきたので見てみると、知らない旗を掲げる者達がいた。
「お前達は何者だ!」
「そうだ!そうだ!人に名を聞く時はまず自分の名を名乗るのが流儀だ!」
というレイラを他所に、彼等はこう言った。
「我らはこの地に現れたという神聖樹を捉えに来た者だ!」
そう言って彼等は剣を抜いた。
「彼等は敵ポイですね!」
そう言ってレイラはうるち達ポーンウッドホース達に早く走り抜けるように言った。
次の瞬間、うるちの姿が変わった。
「こっ、これは何だ!!」
そう言う敵を見ると、うるちに鎧のような装備が現れた。
もしかしてと、うるちを調べてみると
〘うるち〙0歳♀
〖レベル〗25/25 〖ランク〗C+
〖種族〗〘ポーンウッドホース(ナイトモード)〙
〖スキル〗
〘動植物〙〘保水〙〘高速移動〙
〖固有スキル〗
〘チェス変化〙
となっていた。
そして、駆け抜けるうるちは、敵をなぎ飛ばしていた。
「「スゴ!」」
そして、うるち達ウッドホース達は走り抜けた。
それから2時間後、敵対してた者たちを振り切り、川の近くにやって来ていた。
「フゥ〜、コレで大丈夫だろ!ありがとうな!うるち」
ヒヒーン!!
という声の後
「うるち!凄いよ!これからもよろしくね!」
と言った瞬間うるちが光出した。
「これはもしかして」
「進化?」
すると姿が変わり、女性になっていた。
「コレは?」
その女性はそう言うと、俺に抱きついてきた。
「ご主人様!!コレで抱きつけます!!」
と言って来たので、俺は彼女のステータスを調べると
〘うるち〙0歳♀
〖レベル〗1/100〖ランク〗S
〖種族〗〘クイーンウッドホース〙
〖スキル〗
〘植物〙〘変身〙
〖固有スキル〗
〘守護者〙
〖加護〗
〘米神の加護〙
となっていた。
そして驚いて、俺のステータスも調べてみると
〘ジュマ〙
〖レベル〗1/200 〖ランク〗SS
〖種族〗〘米之神〙
〖スキル〗
〘八十八柱神〙
〖神聖スキル〗
〘願之彼方〙
となっていた。
スキルの八十八柱神についてだが、簡単に言うと、人々に思われれば思われるほど力を増し、どんな状況でも彼らを守ることが出来る能力で、分かりやすくいうと、守神そのモノと言うべきスキルだった。
「そうか、アイツの願いか・・・・」
それを見た俺は、あのバカモノを思い出した。
そして、俺は泣いた。
「俺はどんだけ愛されれば良いんだ・・・」
それを受けて、俺は今後の事を思った。
「やっぱり、皆に会いたいな・・・」
この思いは止められなかった。
いや、止めては行けないものだと理解した。
「あのバカの願いだ、この俺がその願いを無視するなんて出来るか!」
そして、俺達はまた桜の中に入り、移動した。
「ジャポニカや、インディカもうるちみたいになるのかな?」
そう思って、俺は少し嬉しくなった。
『また、賑やかになりそうだ!!』
そして、俺はレイラと桜とうるちと一緒に食卓を囲み今後出会う者たちを夢見ながら、楽しく過ごした。
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