第6話 マジパネェ!!マジックハウス?

そして、俺達はハウスゴーレムの中で過ごしていたが、何故か凄くなっていた。


「てか、昨日まで二階なかったよな?」


「うん!それな!」


「と言うか、広くなってないか?」


「うん、それな」


という事で、軽く外に出てみたら、何かウッドホースがメッチャ軽くなったかのように爆走しており、メッチャ熱風が押し寄せてきた。


ゴゴゴゴゴォーー


「ウギャー!!止まれぇーーー!!」


「ウギャー!!」


そして、安全なように減速していくうるちとインディカとジャポニカだが、なぜこんだけ早く走れるのかの秘密を知りたくなり遅くなって来たため外に出ることにした。


「ふぅ、コレなら出れるなぁー」


という事で、俺は外に出て、うるち達の近くに行って確認すると、なんと家部分が浮いていた。


「えっ?元々車輪的な感じにしてたはずなのに!!」


分かりやすく言うと、ウッドホースゴーレムが引きやすいように、調節された車輪を付けていたはずなのに、下を見てみるとなんと車輪が無く、飛んでいた。


「何で、馬車なのに車輪ないねん!!」


という事で、いつの間にか家が空中に浮いているのだが?

と言うなろう系定番の用語的な感じになりそうになっていた。


そして、完全に止まろうとすると、家から車輪では無く、クレーン車などを安定して止める為に使う様な足を出して止まった。


「てか、元々車輪あったのになんでなくなっとるねん!」


と言うと、うるちが何かジト目をしてきた。


「あっ、何かごめんなさい」


という事で、完全に家から降りて、家を見てみると、何故かハウスゴーレムが元々の大きさから見て、10分の1の広さで、高さも元々2メートルぐらいだったのに50cmぐらいに縮んでおり、コレから出てきたとは思えなかったが、先程降りた足置きに片足乗せて、地面から足を離すと、体が縮んでいた。


「まあ、コレなら分かる・・・・のか?」


という事で、確認してみると、俺の身長が16cm8mmぐらいになっていた。


「はぁ〜、しゃあない、これからよろしくマジックハウスゴーレム!」


と言うと、家から人型の存在が現れた。


「?、お前なんだ?」


と聞くと、その存在は家を叩いた。


「もしかして、お前この家なのか?」


と言うと、頷いて、何故かその存在が話したい事が分かるようになった。


「もしかして、名前欲しいのか?」


と言うと頷き

『おねぇちゃん達と同じ様に僕にも名前ちょうだい!』

と言ってるような気がしたので、名前を考える事にした。


「それなら、日本の国花の名前にするか!」


と言って、俺は家に文字を付けた。


「お前の名前は[桜]この漢字で、さくらだ。桜これからよろしくな!」


すると、桜は光出して、家も変わったような気がした次の瞬間、レイラが飛び出して来て


「ジュマ!家の中が!家の中が!」


とメッチャ慌てた感じに言ってきたので、俺も伝える事があると伝えて、家の中に入ろうとすると、ウッドホース達も家に近付いて、小さくなり家のベランダの様なウッドデッキに集まって休んでいた。


そして、家の中に入ると、元々少しだけ廊下があって、リビングの様な感じだったのが廊下が伸びて、右側にスライド型の扉と引き戸型の扉があり、左側には襖が現れており、右のスライド型の扉を開けると開けると、お風呂があり、引き戸タイプななんとトイレだった。


そして、左側の襖を開けるとそこには、畳の場所が広がっていた。


「あ〜!和室が追加されたのか!」


と思って居ると、レイラが奥の扉を開けて、コッチコッチ!と言ってきたので、俺も向かうと、そこには大きな吹き抜けとリビングダイニング、さらに奥には個室がある感じで、調理場の隣に螺旋階段があり、2階に上がれる感じだったので上がってみると、そこには8部屋ぐらいの部屋があった。


「うわぁ〜こんだけ変わってれば焦るわ!」


と言うと、レイラは


「僕なんて、急にジュマが扉開けるから、僕にまで砂がかかって、それで無理矢理閉めた後、2階の部屋を一つ一つ見てたら急に地面が動いた気がして、階段を降りてみると、こんな感じになってたんだから、僕の方が滅茶苦茶驚いんでるだから!」


とメッチャ早口で怒ってきたので、俺はごめんと言って、謝ると、俺は桜の紹介をした。


「で、俺の方からの言いたい事は、桜、多分話せると思うから頑張れ!」


と言うと、桜は うっ、う〜ん!、あっ、あ〜!と言ったあと桜は話し出した。


「私の名前は桜と言います。よろしくね!レイラおねぇちゃん!」


と言って、可愛くおどけてみせたが大事な事を忘れているため、軽くチョップを俺がした後、話を継いでする事にした。


「まあ、コイツはこの家そのものだ。

一応、分かりやすく言うと、桜は俺の子の様な位置に当たる子だと思えばいいと思う」


ということを伝えると、レイラは


「そうなんだ、まあ、ウッドホースゴーレムとか言うジュマが作ったゴーレムが馬になるぐらいだから家がこんな可愛い女の子になるのは、まだマシかな?」


と言うと、桜はこう言ってきた。


「私はどちらかと言えば、男なので、男として接して欲しいです!」


と言ってきたので、俺とレイラは驚いていた。


「「てか、その見た目で男の子かよ!可愛いかよ!」かわよ!」


という事で、すぐに受け入れられ、桜のステータスも確認することになった。


〘桜〙0歳♂

〖レベル〗23/30〖ランク〗B-

〖種族〗〘付喪神(マジックハウス)〙

〖スキル〗

〘栽培〙〘耐災〙

〖固有スキル〗

〘マジックロジックハウス〙

〖特殊スキル〗

〘魔改造〙

〖魔法〗

〘日本魔法〙〘植物魔法〙

〖加護〗

米精霊の加護(眷属)


となっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る