第4話 この植木鉢使わなかった・・・

その後俺達は、色々な場所を回ることになった。


「結果的、この植木鉢使わんかったな!」


「そうだね!」


コレを言うとちょっと悪い感じになるが、実は植木鉢は一応、完成していた。


正確に言うと、焼入れしてる間に、ジュマが進化して、木妖魔になって、完成した時には、小人型になっていた。


「これどうする?」


そして、俺達はこの植木鉢をどうるすか悩んだ。


一応俺の能力的にサバイバル道具として登録すれば、いつでも出せるのだが、絶対に使わないので


「まあ、使わないだろ!壊すのは勿体ないから、ココに置いていくか!」


そして、俺はとある種をその植木鉢に植えて、俺達は長い間(2年[これはレイラが過ごした年月])過ごしたココを去ることにした。


「よし!準備出来たな!」


「うん!」


「じゃあ行くか!世界を巡りに!」


「おー!」


「では適当に北に向かうか!」


「了解!後よろしく!」


「おうよ!」


と言う会話をしながら、俺達は木魔法を使って作ったウッドホースゴーレムに乗り、走り出した。


ーー説明欄ーー

ウッドホースゴーレムについて


ウッドホースゴーレムは、精霊(ジュマ)が作り出した特殊遺伝子持ちのアルクプラントの特異体で、分かりやすく言うと、つるで足を長くして、胴体に堆肥などを肥料を蓄える持ち、しっぽがさらに特殊な植物で乾燥地でも空気中の水を集める性質のある植物でできており、頭の所に鬣のような葉っぱが生い茂っている生物で、移動スピードが早く、食事と言うか、肥料の栄養が無くならない限り走る事が出来る植物性の馬という感じの生き物である。


ウッドホースゴーレムの分かりやすい弱点


ウッドホースゴーレムの寿命は20年ほどで、20年経つと、頭に角を生やして、人気の無い森に向い、倒れて枯れる。

その地でまた栄養のある土を得て、新たなウッドホースゴーレムを生み出す。


ついでに、胴体に刃物などで下に切り傷等を負って、川などに居ないと、水が無くなり枯れてしまう。

ついでに、火という感じの明確な弱点は無く、火は胴体に貯めている水を表面に出して自ら消す為、普通に考えて生きれない温度以外は大体生きれる生物


さらに、隠れた弱点として、1頭で居ると生きる意味を見失い枯れてしまう為、他者と(とにかく2匹以上で)一緒に居ないと、枯れてしまう、寂しがり屋のような性質も持つ


ーーウッドホースゴーレムについての説明 終ーー


という事で、俺たちは森を抜けるとすぐに砂漠に着いたのだが、水が無くて困っているとウッドホースゴーレムが暴れだして、無理矢理胴体に切り傷を負った。

「「何してるんだ!ウッドホースゴーレム!!」くん!!」

そう俺たちがそう言うと胴体から水を出した。

それを見て俺はこう思った。

『そうか、水を分けてくれ様としてくれたのか!』

そして、俺たちはそれに感謝して水を飲むとウッドホースゴーレムが光出した。


「「なんだこれは?」」


そう言うと光が収まり、ウッドホースゴーレムの見た目はそのままのように見えたが、意志のような物を感じるようになりステータスを見ると


〘〙

〖レベル〗2/20〖ランク〗C

〖種族〗〘ウッドホース〙

〖スキル〗〘動植物〙〘保水〙〘高速移動〙


となっていた。

今まで寝てる間に体が変わっていた俺だが、この時初めて進化を目にした。

そしてこれが俺の夢を叶えてくれる味方になるとは思ってもいなかった。


そして、俺達は外だと暑くて、過ごせないと言うことで、砂漠の少し前の森に戻って、ウッドホースゴーレムみたいに、防衛してくれる家を作る事にした。


そして作ったのが、ウッドホース車式移動ハウスゴーレムだった。


(ハウスゴーレムの説明は次の話でします。)

ついでに、ハウスゴーレム運搬用のウッドホースゴーレムを2頭追加した。


そして、俺たちはコレで衣食住の食と住を手に入れたのだった。


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