第3話 KP進化して、JT?

俺は、キラープラントとして転生する事が出来たが、よく考えよう、キラープラントて異世界モノで意外と強い魔物で、人とかそんなの食べるよな!


そう思って、俺はステータスを確認することにした。


すると


〘松本勇気(仮)〙

〖レベル〗1/10 〖ランク〗G

〖種族〗〘キラープラント?(雑草)〙

〖スキル〗〘絡みつく〙〘光合成〙〘米粒飛ばし〙


と言うステータスになっていた。


まあ、ステータスと言っても転生したばかりで強いわけが無いと思っていたので良かったが、俺はとあるスキルに注目する事にした。


それは、米粒飛ばしだった。


元々俺は、とあるアニメのヒーローに憧れる友達を見て、このヒーローは凄いし憧れるのも分かるけど、俺は好きでは無いと決めつけていたキャラが居た。


しかし、俺は大人になって、その考えが丸ごと変わる出来事があった。


それは、アメコミヒーローのパワーアタッカーぷりだった。


俺は昔からパワーアタッカーが嫌いだった。

それなら、暗殺を得意とする忍者や暗殺者などの暗部系の方が好きだと100%言えるぐらいにパワー系が嫌いだった。


そして、俺はMeTubeでとある動画を見てしまった。


それは、アメコミと日本アニメの違いと言う動画だった。


そしてこの時俺は、とあるアニメを思い出していた。


『そう言えばあのアニメの作者が言っていたヒーローが1番かっこよかったなぁ〜』


と言うただ単に、アニメのヒーローがかっこいい訳では無かった。


俺がカッコイイと思ったのは、そのアニメの作者が言ったヒーローだった。


その作者が言ったヒーローとは


『私は誰かの為に戦うより、誰かと今日の食事を分け合うヒーローの方がカッコイイと思う。


だって、誰かと戦うヒーローは必ず誰かを傷付けることになり、必ず誰かを悲しませる。


しかし、誰かと今日の食事を分け合うヒーローなら誰かを悲しませることは無い。


だから、私の思い描くヒーローは、そんな誰も傷付けないが普通の誰でもなれるヒーロー、それがこのアニメに込めたヒーロー像です。』


そのように、そのアニメの作者が言っていたのを思い出して、俺は人を守るにはまず何者も飢え無い世界を作らないといけない


そう俺は思って、農家振興局に入ろうとしたが、俺にはとある持病があり、仕方無しに諦めるしか無かった。


しかし、これで諦めてては勿体ないと俺は思って無理の無い範囲で活動できるMeTubeに目を付けた。


そして、俺は人生初のMeTubeに動画投稿を始めることにした。


まあ、その後いろいろあって、現在の仕事場所に拾われて、農業発展に貢献しながら、MeTubeの動画を上げつつ、沢山の人を助ける仕事をしていた矢先の今回の事故?だったので、メッチャ後悔はあるが、後悔しても、他人のお腹は膨れ無いので、俺は転生して良かったと思った。


そして、現在、少しの間俺の人生を振り返っていたが、まあ、理由があったので、軽く割愛して、俺は現在米農家みたいに米の苗と、田んぼを作っていた。


まあ、話を少し飛ばすが、俺の飛ばせる米の種類は大きく分けて3種類うるち米、アフリカ米、インディカ米の3種類で、さらに、育て方も3種類あった。


分かりやすく言うと、畑で育てるか?、水田で育てるか?、水中で育てるか?と言うものだった。


いや、普通水中じゃ育たんから!とか俺でも思ったが、よく考えてみたら、水田で育つなら半分水中花じゃね?と言う半分ネタ要素強めだった感じになった。


まあ、水中で育てるなら、どんどん品種を俺自身で改良すればいいだけなのだから良いか!と思って、適当に育てる事にした。


そしてこれが今後ライスマンと呼ばれる所以になるとは知る由も無かった。


まあ、4ヶ月は最低でも米を育てるのにかかる計算だったので、気にせずやっていこうと思っていたが、これが意外と予想外な事が起きていた。


まず、米が育つのが4ヶ月ぐらいかかるのだが、何とその4分の1の1ヶ月で稲刈りが出来てしまった。


まあ、それはこの世界が危険だから分かるとして、しかし、それだけでは食べれないのは知ってるので、米を乾燥させて、脱穀して、精米して、米を炊いて、やっと食べれるのだが、この時俺は気が付かなかった。


別に米を作らなくても、精米した米を俺自信が出す事が出来るとをそして、その日、俺に新たな友達が出来ることになった。


まあ、その理由に俺のステータスを見た方が早かった。


〘○○○○〙

〖レベル〗6/10 〖ランク〗G

〖種族〗〘ウォークプラント(イネ科)〙

〖スキル〗

〘言語理解〙〘文字飛ばし〙〘光合成〙

〘米飛ばし〙〘保水〙〘水飛ばし〙


まあ、簡単に言うと、俺は人とコミュニケーションを取れるようになった。


まあ、細かい事は省くが、俺は一度進化?という感じのヤツをした。


まあ、内容的にも中身的にもあまり変わってなかったが、俺は何故か歩ける様になっていた。


まあ、夜の間の出来事だったし、植物の俺でも寝る時は寝るのでまあ、何とも言えないが、とにかくだ!


俺は進化した。


《てか、これ使えても相手いなければあんま関係無くね?》


そう思っていると・・・・


「うわぁぁぁ!!植物が文字を出した!!」


と後ろからメッチャ驚く声が聞こえた。


《あっ!人居たんだ!というか、文字と認識したと言うのとはお前日本人?》


とやると、彼は頷き


「僕の名前は早川瑞穂(はやかわみずほ)です。よろしくお願いします・・・・えっと?何と呼べば?」


と、メッチャオドオドしてたので俺も名乗る事にした。


《まあ、俺の日本に居た時の名前は、松本勇気でも、この世界では名前変えた方が良さそうだから、お前が付けてくれねぇか?


俺もお前に名前付けるから!》


そうコメントすると、あっ!と合点が言ったような感じになり、これから始まる異世界生活が凄い事になるとはまだ知らなかった。


「では、僕からはゆうきさんに与える名前は、木のように心が広いお米という事で、ジュマイさんで!!」


《おっ!ちゃんと名前に意味持たせるタイプの人なのか!みずほは!


なら、俺も意味を持たせて、俺の憧れの存在から、ジャーマンとか?》


と言うと、瑞穂はこう答えた。


「マンて僕、そんなに男性ぽいかな?」


そう答えて来たので、俺は勘違いしていた事を伝えた。


《あっ!ごめんな!一人称が僕だったから勘違いしてたわ!》


そう言うと、そういう事なら仕方ないね!と言ってくれて、名前をレイラにすることになった。


一応意味としては、零羅という漢字を当てて、ゼロから全てを網羅する=彼女の未来に広がりがありますように=彼女に多くの出会い、そして幸せが訪れますように


という願いによるものだった。


まあ、結果的に色々有るが、レイラとジュマという名前になる事になった。


その後俺達は色々あって、俺の育てた米の群生地を離れられずに居た。


「そう言えば、ジュマは、何でここに居たの?」


と聞いてきたので、俺は端的に、当時は歩けなくて、じゃあ無しに稲作やってたらハマってこんな感じになってしまった事を伝えた。


すると、レイラは


「まあ、要するに暇だったんだね!」


そりゃあそうなのだが、ポンと答えを出されるとなんか恥ずいので辞めて欲しかった。


《とっ、とにかく、米を収穫して干して、精米して、米を炊いて食べるぞ!》


と言うと、レイラはおー!と答えた。


とその瞬間俺の脳内にとある事を意味する文字を大きく思い出した。


《そう言えば、米飛ばしてスキルあるけど、コレってもしかして、精米した米、飛ばせたり》


と思った瞬間、1粒の精米した米がジュマの上から降ってきた。


《「あっ!」》


その瞬間、俺達は固まった。

いや、米を育てる意味が無くなった。


「いや、精米を出せるなら、米育てる意味無くない?」


《いや、もしかしたら、炊いた米まで出せたり》


結果、出せました。(おにぎりを)


《「育てる意味」ねぇ!!》


という事で、米は一応収穫して、レイラが初期スキルとして持っていたインベントリスキルに収納する事にして、俺達は、一緒に移動するために、植木鉢作りをする事となった。


まあ、この場所は森で簡単に木材は見つかるし、木を木炭にする方法は知ってるし、俺実は、サバイバル知識が意外と有るし、さらに何故だか知らないが、最近になって新スキルを適することが多くなっていた。


〘ジュマ〙

〖レベル〗5/20 〖ランク〗G+

〖状態〗テイム(レイラ)

〖種族〗〘木妖魔(イネ科)〙

〖スキル〗

〘植物〙〘栽培(米・大根・胡椒・菜種)〙

〖特殊スキル〗

〘異世界サバイバル〙

〖魔法〗

〘木魔法〙〘水魔法〙


とまあこんな感じにステータスがなっていた。


一応、スキルが何故か一気に統合されて行って、こんな感じになったが、結果的に、俺は小人みたいな良くアニメで見る木の妖精のような感じの見た目になった。


「てか、よく考えたら、レイラのステータス見てないよな!」


と俺が言うと、レイラは恥ずかしそうに


「もしかして、僕の体重とか見たいわけ?」


と言ってきたので、俺はある事に気が付き、やってみることにした。


〘ジュマ〙

〖レベル〗5/20 〖ランク〗G+

〖状態〗テイム(レイラ)

〖種族〗〘木妖魔(イネ科)〙

〖スキル〗

〘植物〙〘栽培(米・大根・胡椒・菜種)〙

〖特殊スキル〗

〘異世界サバイバル〙

〖魔法〗

〘木魔法〙〘水魔法〙

ーーーーーー

〖体長〗7cm

〖体重〗640g

〖体型〗?


となっていた。


「あっ!やっぱりか!レイラ、多分体型とかのヤツ隠せるぞ!」


そう言うと、レイラはホント?と疑ってきた。

そして、俺は先程やった事を見せた。


すると、レイラは驚きすぐにステータスを改造した。


「レイラ、多分コレ、自分が必要だと思う自分の事を表示出来るモノであって、それ以外は基本表示されず、鑑定スキルが無いと多分通常だと見えないんだと思うぞ!」


そう言うと、レイラは結果的にステータスを見せてくれた。


結果は


〘レイラ〙16歳♀

〖種族〗人族〖ジョブ〗テイマー?

〖レベル〗10

〖スキル〗

〘テイム〙〘インベントリ〙

〖特殊スキル〗

〘異世界キャンパー〙

〖魔法〗

〘植物魔法〙

〖加護〗

〘米精霊の加護〙


と言うステータスになっていた。


ついでに、テイマー?について軽く分かったのは、この世界では、ジョブという形で神等から恩恵を貰って職業等を円滑にするのだが、レイラは特殊で、職業を得る前に、俺にあって、共生型のテイマー職に現在ついてる状態らしく、普通なら、選択権が与えられるらしく、現在、何も選択してないが、仮で付いてる職業がテイマーと言う形らしかった。


まあ、俺から言わせたらテイマーではなく農家な気がするのだがそれは気にしない事にした。

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