第12話双子
二回戦
試合前から相手が声かけて来た。
---オレら双子だから、ダブルス強いぜ!
確かに似てるし、名字も同じだ。だけど、わざわざ言いに来るかな?と、疑問が残った。
宣言通り強かった。ショットもさることながらボレーも強かった。パワーが強かった。
決めに行った球もパワーで返された。さすが、言うだけあって強い。コンビネーションを発揮されたら、どうなるか。落合は思った。相手のパワーが強いので、長嶋が押され始めた。
いい感じに試合の流れが双子に向いた時
---なんで兄貴が先に決めるのさ!
---チャンスボールが飛んできたから
---俺にだってそのチャンスはあったさ!でも、兄貴に譲ったんだ。
---そんな身も蓋もない話し信じないね!!
---このバカ兄貴‼️
---言ったなこの男女!
何やら相手が揉め始めた。個人個人のパワーは強いが、コンビネーションは最悪だった。そこをつけば、この試合もらったも当然だと、落合は思った。弱点は分かったが、それを覆うくらい強いパワーでした。落合狙いで打ってきた。このままじゃ、やられる落合が思ったその時長嶋がフォローした。
---月…
今まで助けたことのない長嶋が落合を救ったのだ。そして、ポイントも奪った。
---ありがとう助かったよ。
---別に太陽為に返したわけじゃないし、ポイントの為だし。
---月のツンデレ初めて見た。
.---何、感心してるの?試合中だよ!
---そうだ。忘れるところだった。攻略のポイントがわかった。こっから反撃開始と行きますか!!
そう言った通り攻めた。攻めに攻め、ピンチになったら、真ん中へ打った。すると
---あ!兄貴、今のボール俺の
---いや、オレの球。ポイント取ったし、文句言うな!
---なんだよバカ兄貴!!
---うるさいこの男女!
再び揉め始めた。双子が故の力があるものの双子が故のコンビネーションがまるでない。こうして、順調にポイントを重ねて、リードを広げた。そして、勝った。
試合終了
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます