第4話ライジング
3回戦
ラリーが続くと、相手はバウンド直後に返してきた。ライジングだ。ライジングは威力は弱いが速い。タイミングが全然合わない。サーブをライジングで返されると、ポイントを取れず、逆に取られた。前後左右にボールを散らしても、相手は変わらず強いショットを打ってきた。2回戦とは違いスマッシュも打ってきた。せっかくラリーが続いてるときにライジングを打たれる。そうすると、返せない。だから、ライジングを打たせないようにしよう。奥深く打つことで、ライジングは打てないはず!落合はそう思い打ち続けた。当初押したように感じたが、ライジングを打たれた。ライジングを打たれると、追い付けなった。まさに万事休すの状態だった。そんな時、入りたての大学生がスプリットステップの練習をやっているのを思い出した。正式なやり方はわからないが、何となく覚えてる。それをやってみた。すると、ライジングに追いつける。これで、リターンも怖くない。落合は、生き生きとボールを打った。時々、ポイントを奪われたが、落合の勢いはとめられなかった。こっちのサーブをライジングで返されても、スプリットステップで追い付けた。相手が打ち上げた球に反応し、スマッシュを決めた。
試合終了。
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