第5話 『優波離様の秘密の手記』
これは『優波離様の秘密の手記』だ。
これからオレがやる事を、この秘密のブログに記しておく。
これは、誰に見せる為でもなく自分の覚書だが、退屈しない為に、臨場感たっぷり
に書こう。
文化祭の日の午後、8組のテラス(テラスのある校舎で5~8組までテラスで
つながっていた)のバルコニーの手すりにリエラが退屈そうに寄りかかっていた。
「文化祭を楽しんでいないの?」
とオレは言う
「厭離穢土だから青春を楽しめない時がある。
自分には見えないがニキビやアトピーがあるの、皮膚の下に。だから世界に接しられないの。だからこそ世界は美しい、平等院鳳凰堂の様に」
とリエラは訳の分からない事を言っていた。
「楽しめなくても美しいなら見ておけばいいんじゃない? 思い出になるから。コンパには行かないの? 焼肉屋に行くらしいよ」
「それって8組のでしょう?」
「平気だよ。催眠・瞑想研究会のうちあげって感じで」
「ふーん」
と言いつつ、手すりに胸をつけて、身を乗り出すと秋の空気を吸っていた。
「元気そうじゃない。久しぶりー。ずーっと休んでいたんだよねえ」
と言って7組の樋上今日子が割り込んできた。
無線部で蓮美の腰巾着だ。
1年の時リエラと一緒のクラスなので腐れ縁。
「ああ、今日子」
とリエラ。
「私も適応障害があるからさあ」
と樋上は言い出した。
「小学校の頃、『人体の不思議展』を見てから肉が食べられなくなったの。だって同じ哺乳類でしょう」
と聞いてもないのに、自分の症状を語りだした。
「いやー、聞きたくない。伝染るから」
とリエラは耳を塞いだ。
「君、なんで8組まで遠征してきているの? 来た事ないじゃない」
いきなりこっちに矛先をむけてくる。
「今日は、催眠・瞑想研究会の出し物があったから」
「本当? ナンパできたんじゃないの? 蓮美は小暮君にとられそうだからリエラを狙っているんじゃないの? こっちならメンヘラだからやりやすい、とか思って」
ずけずけ言う女だなあ、アスペルガー入ってんじゃないのか。
「リエラは焼肉行くの?」
「うーん、行こうかなあ。今日子は?」
「無線部の打ち上げを兼ねているから行こうかなあ、と。じゃあ、後でね」
と言うと、樋上今日子は7組に帰って行った。
その背中を見て、
「樋上、ダっサーーーーい」
とリエラ。
「えー」
「かつては友達だったから話すけど、“鮮度のいい女”ってああいう女子の事?
単なる芋姉ちゃんじゃない」
「えー」
「彼女は、無線部兼フォークソング部で、なんていうか、ロハスな感じで、
つーか今の私には似合わない。
今の自分は、ピアスにタトゥーみたいなファッションでV系のライブの会場に
並んでいる感じなのに、ウールのセーターにロングスカートにロングヘアーみたい
なのがそこに一緒に並んでいたら似合わわないでしょ」
「うーん」
「ああいうのは、フォークギターでポールマッカートニーを歌っているんだろうなぁ。
つーか、ビートルズがクリムゾンに負けたのが分かる気がする。
別に言わないけれども、評論家じゃないから。
それに自分には症状があるから、能書き垂れないでも分かっているんだから」
「え、何で? 何でビートルズはクリムゾンに負けたの?」
「ビートルズはエロスで、クリムゾンはタナトスだからだよ。
世の中タナトスになってんだから」
『ペルソナ』(ゲーム)だと、エロスって性と愛の神で、タナトスって死神だよな、
など校庭を見つつ考えていた。
その時、風に乗ってユーミンの『守ってあげたい』が流れてきた。
これは、市の防災無線放送で 毎日午後2時になると市内四百十八箇所の
スピーカーから木琴で演奏された『守ってあげたい』が流れてくるのだった。
「あー、これ、嫌いなんだ」とリエラは顔をゆがめた。
「なんで?」
「苗場でユーミン、茅ケ崎でサザン、というのはいかにも健康的で、それこそエロスで、自分とは反対だだら」
「そう思うだろうな。ユーミンを聞いている女は、ハンバーガーとかがばがな食ってぶっというん〇しそうで。
その点、メンヘラの女なんていうのは、食う段階で脂肪があったらダメなんだから真逆だよな。
だから、うん〇の成分で言うと、メンヘラの方がユーミンファンよりかは、“なまぐさ”は少ないかも知れないが、しかし、ユーミンファンは快食快便だから、如何にうん〇に“なまぐさ”が大量に含まれていようとも、本人は気が付いていないから、穢れていないんじゃないの?
つまり、ユーミンサザンをカラオケで歌っている方が“なまぐさ”はたまらないん
じゃないの?」
「君、面白い事言うね」
8組と、催眠・瞑想研究会、無線部、とかで、焼肉屋に行ったのは、30名程度だろうか。
オレらは、京王八王子からJR八王子方面の繁華街に向かって歩いた。
JR八王子駅から放射線状に伸びている、西放射線通りに入ると、ドンキ、マック、ベローチェ、BIGECHOなど、若者仕様の街並みが続く。
やっぱり学生が多い感じ。
あちこちに男女が屯っていて、どこの居酒屋に入ろうか相談している。
ティッシュやピンクチラシを配っているあんちゃんもいた。
人々の間をスケボーに乗った男が高速で走り抜けていった。
カラカラカラーっというローラーの音が通りに響いた。
焼肉屋の座敷で、オレはリエラの横に座った。
前に、伊地家と、如来の蓮美、蓮美に三銃士がはりついている。
何故かトレンチコートの雉川。ボディーガードか。
あと、犬山、猿田はブレザーの制服で。
「あれ、肉、食べられないんじゃないの?」
リエラが対面の伊地家に言った。
「野菜を食べるから。肉は蓮美が食べる」
やっぱり蓮美は綺麗だ。
がばがば肉食ってあんなんでもうん○をするのか。
確かに、「…白い歯、赤い唇といえども、一握りの糞に粉をまぶしたようなもの…」だな。
これは仏教の授業で暗記させられた『往生要集』の一節だが。
真ん中に置かれているコンロに火が入って肉を焼き出すと、ジューっと煙が出て、なんとなく前後は分断されて、左右と語る感じになって、リエラと多いに語れた。
「リエラ、肉は平気なんだよね」
とカルビやロースを網に乗せながらオレは言った。
「もちろん平気だよ。ホルモンしか食べないけど。レバー、ハツ、ミノ、とか脂肪のないものだけ」
「肉も脂があるからうまいんじゃん」
とカルビを網にのせる。
じゅ~っと脂が焼ける。
「医者もそういう。じゃがいもに味の素をかけるんだったらいいけれども、味の素だけを舐めて、ドーパミンを出しているようじゃあ嗜癖だって」
言いつつハツ、ミノを網の上でころがす。
「でも、それは、学校給食の時代の禁止で。同じ釜の飯を食わなければ友達になれない、みたいな。
そういう時代だったら、問題になるのは、食うか食わないか、だろうけれども。だから、じゃがいも丸ごと食えって事になるんだろうけれども」
と、ぱさぱさのハツ、ミノを網の上でころがす。
「でも、今の禁止は肉体の厭離穢土なんだから。問題になっているのは、肉体内部の脂肪か筋肉か、なんだから。だから、味の素やサプリだけだったらいいし、脂肪の少ないハツ、ミノだったらいいのよ。
そんで、薄い筋肉にタトゥー、ピアスをやって、浄土に至るのよ。
現代の即身仏よ」
と、ぱさぱさのハツを摘まんで食うと、箸を人の鼻先に近づけた。
「分かる?」
「分かるよ。でも、不思議だよな。リエラは、シリコンみたいな教室で失調したんだよな。
シリコンという工学の発達のせいで摂食障害になったお前が、工学の発達で出来た味の素やサプリに救われるというのは、都合よすぎないか?
もし、昔ながらの サプリのない、素材を丸ごと食う、みたいな時代だったらどうした積り?」
「でも、今はサプリはあるんだから、ちょうどいい」
「ちょうどよくても、サプリは嗜癖的で、リスカ的で、そういうのが“なまぐさ”をためるんだよ。
そのレバー、もう焼けているよ、食べたら」
「あ、食べよっと」
とリエラはレバーを取り皿にとるとタレに浸して口に運んだ。
「むしゃむしゃ。柔らかくて美味しい」
「即身仏なんて辛いだけだよ。貴族みたいに、なんでも食って、後で解脱すればいいんだよ。平安仏教では普段はロースを食って“なまぐさ”して、後で瞬間的に解脱するんだろう。それが、平安貴族の仏教だろう。これ自力本願。
そのミノ、もう焼けすぎなんじゃない?」
「いただきまーす。
むしゃむしゃ」
「やりたい事やって、青春を謳歌して、1日一回だけ解脱して救済されれば“なまぐさ”はたまらない」
「どうやって?」
かみかみしながらリエラは言った。
「固いなあ、ミノは」
「例えばだよ…」
オレは立て膝して体勢を変えると顔を近づけると言った。
「立川流って知っている?」
「立川流?」
「例えばで言うんだけれども、江戸時代の真言宗にセックスで解脱するというのがあったんだよ」
「へぇー。
そっちも食べたら」
「じゃあ、いただきまーす」
言うと、俺は、ロースをタレに浸して、食う。
「むしゃむしゃ。
美味しいね。
こんな旨いもの食わないなんて、樋上っててかわいそうだね。
で、立川流っていうのは、スキーでも水泳でも何でもいいけれども、そういうのって無意識的にやるじゃん」
「うん」
「そういうのって変性意識状態なんだよね。水泳で泳いでいる時って。それとおんなじで、セックスの時の反復運動で変性意識状態になれば、そしてお経を唱えれば、その瞬間に解脱出来るんじゃないか、と。
その肉、焦げているよ」
「あ、じゃあいただきまーす。
もぐもぐ。
でも、セックスで反復運動するのは男でしょ?」
「だから、女が解脱したいなら、女性上位でピストン運動して、変性意識状態になったらお経を唱えれば解脱できる」
「へー」
「なんか、それって、V系の曲やファッションでトリップして解脱するのに似ているでしょう。
あのライブの空間だって、酸欠で、アルコール飲んで、変性意識状態なんだから」
「そうねー。
まあ、だから、興味ない事ないよ」
上座の方で、8組幹事が立ち上がった。
「えーー、それではみなさま、宴たけなわではございますが、そろそろ時間の方も迫ってまいりましたので、ここらへんで、おひらきにしたいと思いますが」
「えー、もう?」
「1時間食い放題なんだよ。食べたりない方はこれからカラオケに行きますんで、そちらでどうぞ」
「カラオケ、行く店決まってんの? ビックエコーなら+一五〇〇円で、ドリンク
飲みほだよぉ」
「カラオケ館の方が設備も料理もいいし、あたし、VIP会員だから」
など、女子が盛り上がっていた。
焼肉屋からビッグエコーに移動したのは鉄道研究会 無線部、8組、合わせて
6、7名だった。
「私、京八だから」
と焼肉屋の店先で樋上が名残惜しそうに言った。
少し向こうで蓮美が待っている
「じゃあ、私、JRだから」
とリエラ。
「僕もJRの方の駐輪場に原チャリを止めてあるから」
「じゃあねえ」
名残惜しそうに樋上が去って行った。
そしてオレはリエラと来た道を駅ビル裏の方に戻りだしたのだが。
オレは(どうやって誘おうかなあ)と思っていた。
「さっきの立川流の話、興味あった?」
ととりあえず言ってみる。
「あの事、もっと話したいなあ」
「えー」
「あそこのベローチェでお茶していかない?」
と放射線通り出口あたりで言う。
「いいけど…」
リエラはあっさり応じた。
オレらはまたまた折り返して放射線通りの中に入って行く。
ドン・キホーテもこえてベローチェはやりすごして、放射線通りをどんどん奥に
行って、裏道に入ろうとする。
「えー、どこ行くの?」
「あそこ」
とおれは顎でラブホをさした。
「えぇー、だって」
その後リエラが言った台詞は意外だった。
「焼肉を食べたばっかりだし」
「そんな事だったら無問題だよ。平気だよ、こっちも食べているし」
「嫌だぁ」
「じゃあ、ドンキに戻って、チョコミントのピノでも買ってくれればどうかなあ」
「それだったらいいかも」
二人でドンキに戻ると、ピノとついでにメントスも購入した。
歩きながらピノを食べ終えると、メントスをなめなめラブホに入った。
『ジェリーフィッシュ』という、紫の照明、アクリルの椅子とテーブル、壁紙も紫、という、確かにクラゲの中にいるような部屋に入る。
入ったところで、リエラは躊躇っている。
「今更なんだよ」
ベッドに寝そべってオレは言った。
「軽い女って思わないで」
と入り口の暖簾の向こうで言っている。
「ええ?」
「私は軽い女じゃないけれども、セックスの事は軽く考えているの」
とリエラは暖簾の向こうで語った。
「私、こう思うのよ。
昔は、共同体のおじさんが禁止していたから、そういう時代には、女なんて産む機械だから、女は女らしく、多少太っていた方がいい、という感じだった。
そういう時代には、“鮮度のいい女”が求められた。
そして、セックスは、セックス、出産、育児という一連の流れの中でのセックスだったと思うの。
でも今の禁止は、自分の身体が厭離穢土になるという事だから、セックスは脳でやるセックスになって、セックスも味の素と同じで嗜癖的になって、愛を確かめる訳じゃなくて、気持ちいいからやるというものになると思うの。
じゃあ、妊娠や出産はどうするのか、というと、宇宙的に、人工授精や代理母みたいな感じになると思うの」
「チンプンカンプンだな」
「だから、(一応解説)厭離穢土によって自分の脂肪や便秘の気配が、自分に禁止をしていて、それで浄土とか脳的なものから疎外されているのだから、だから、禁止を破るのが快楽だとしたら、セックスも脳的なセックスが快楽って事」
「難しいな、ポリポリ」とチンプンカンプンのままオレは言った。
「でも不思議だよな。リエラは、シリコン的な空間で失調を起こしたんだろう。それで、もう、妊娠、出産、育児みたいなセックスは出来ないっていうんだろう。ちょうどそういう時代に、人工授精とか代理母というものがあるというのは、都合がよすぎないか」
「でも、あるんだからちょうどいい」
と言いながら暖簾をくぐってきた。
「認めるよ。お前の価値観は」
「ラブホに来たって誰にも言わないで」
といいながら、リエラはこっちに来た。
「誰にも言わないよ。俺の事も言わないでくれよ」
「分かった。それじゃあ見せてあげる」
リエラはベッドの脇に立つと、脱ぎだした。
ブレザーを抜いて、ダブダブカーディガンを脱いで、ブラウスを脱いで、ブラも自分で外した。
「すっげー」
とオレは声を出したよ。
肌は青白かったが、胸の周りに、ぐるり一周、梵字のタトゥー。
両腕にはアームバンドみたいなタトゥー。
それに、へそピー。
それに、髪は黒髪に赤のメッシュで、目はシャドーにカラーコンタクトで、眉ピー、耳軟骨ピーだから。
「すげーなぁ。まるで菩薩」
とは言ったものの、まるでゴスロリのドールの衣装をはぎ取ったみたいで、メンヘラだー、と思わざるを得なかった。
「もっと近くで見せてくれ」
近寄ってきたところを、引き寄せて、紫のシーツに押し倒した。
タトゥーをじーっと見る。
「これ、どこで入れたの?」
「原宿」
「ふーん」
近くで見ると、なんだろう、猫のスフィンクスの柄みたい。
手で梵字のタトゥーをなぞってから、おっぱい、へそピーの横、と下の方に移動させて、パンティーを脱がせた。
太ももを押して開いてみると…、マンピーが。
「こんなところにまで」
「引く?」
「こういう体も不思議な感じがしていいよ。
それじゃやさっそく反復運動をやってみるか、女性上位で。
でもまず正常位で」
前戯もそこそこに、さっさと挿入するとぬるっと入った。
(いやにぬるぬるするな。
もしかして生理中じゃあ)と思った。
ピストン運動を開始する。
ところが、ストリートのナンパで成果が上げられずにたまっていた事もあり、
あっという間に果ててしまった。
「ああああ」とため息をつきつつ、体を離す。
すると、シーツに直径1メートルぐらいのシミがあった。
「なんじゃこれは」
「私、すっごい濡れやすいの」
「水浸しだなあ」
「ちょっと待ってよぉ。私のスカート、濡れているじゃん」
上体を起こすとリエラが言った。
脱ぎっぱなしのスカートにまでリエラの膣液は到達していた。
「これで電車で帰るの平気かなあ」
「じゃあ、バイクで送って行ってあげようか」
「えぇ?」
「家、どこだっけ?」
「豊田」
「みんな日野2中だものな。多いよな。亜蘭とか海里とか」
「あの中学校で、バイクで3人も死んだ。バイクで送って行くって大丈夫?」
「平気だよ。バイクっていっても110ccの原チャリだから」
JRの駐輪場に戻ると、オレはアドレス110のメットケースからフルフェイスを取り出して被った。
トップケースからドカヘルを出すとリエラにも被せてやる。
バイクに2ケツで跨るがると、いざ出発。
ブゥーーーン。
16号バイパスに出て、北野街道を左折すると豊田方向へ。
すぐに平山付近に着いて左折すると、平山陸橋を渡る。
平山橋を渡ったあたりで、メットをごんごん叩いてきた。
「止めてー」
と言ってくる。
路肩に寄せてサイドスタンドを出すが早いか、リエラは飛び降りて行って、歩道を横切って、雑草の生えた空き地に向かってかがみ込む。
げぼげぼげぼーーーと嘔吐した。
(あれー、運転が荒かったかなあ)とおれは思った。
しかし見ているうちに、自分もこみ上げてきて、空き地に走ると嘔吐した。
げぼげぼげぼー、げぼげぼげぼーーー。
「焼肉とメントスのゲロだ」
一通り吐き終わっておれが言った。
「おかしいなあ。お酒なんて飲んでいないのに」
とリエラ。
「コーラを飲んだから、メントスコーラみたいになったのかも。まあ、でもスッキリしただろう」
「うん」
オレらはバイクに跨ると再スタート。
豊田の駅近のマンションにリエラを送り届ける。
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