第76話 そして一杯の紅茶の後に


   アリエス=フィン=ウィンダーベル


 この街を、自分の足で歩いてきた。

 戦場になって、そこら中にその傷跡が残る、ほんの僅かな時間だけを過ごした仮初の居場所。


 私にとってはその程度のもの。

 お兄様が居なければ、きっとあんな学園へ通うなんて考えもしなかった。父も母も、本当は私をもっと格式のある学び舎に通わせたかったに違いない。けれど、私はあそこを選んだ。


 ずっと、その背を追いかけてきた。

 目を話すとふらりと消えてしまいそうな気がしていた。


 私の、お兄様。私だけのお兄様。


 そうであってほしいと、随分前に言った記憶を、最近になって思い出した。

 父から、あんなことを聞いてしまったから。

 知りたくもなかった、けれど、知らなければいけなかった事実。


 屋敷が見えてきた。

 貴族街の一区画を使っただけの、小ぢんまりとしたお屋敷。

 お兄様はあまり綺羅びやかな建築がお好きではなかったから、外観も内装も比較的地味に作られている。


 そう、入り口から屋敷までの距離は気軽に歩いていける。ミッデルハイム宮のように馬車を使わなければならないほど遠くはない。

 左右対称に造られた庭園には、季節を感じさせる花々が美しく咲き誇っていて、門戸の前には大きな噴水がある。馬車で出入りするときは、そこをぐるりと回る。脇へ抜ける道は使用人たちの住まいへ続いている。一度お兄様と大げんかした時にはメルトを伴って数日を過ごしたから、それなりに知っている場所ということになるかしら。

 正面に建つ屋敷は、まだ入り口でしかない。

 余計な気を回したお父様が私専用の屋敷と、お兄様専用の屋敷で分けてしまったから、西側の建物はまるで使われていない。ほとんど衣装を詰め込んでいるだけのドレッサーね。

 東側の建物には、後から用意させた私の部屋と、お兄様の部屋がある。更に裏手へ行くとそれなりに大きな訓練場が、周囲をびっしり木々で覆われた中に建っている。

 他にも迎賓館や祝祭に使う会場があり、位の高い人たちを迎える時はそこを使った。使用人の館を始め、私が知らない場所も含めればもっとあっただろう。


 それら全てが、瓦礫の山と化して目の前で横たわっていた。


 門は、かろうじて右側だけが残っていて、そこが何度も出入りした場所だと分かる。通路も、転がる瓦礫や降り積もった灰はあれど原型は分かる。

 遠目に見える崩れた何かは、きっとより多くの時間を過ごしてきた場所で。

 なまじ目が良いだけに、頭の中で元の姿と重なり、不意に涙がこみ上げてきた。それほど思い入れもないと思っていたのに、どうしても身体が思い通りにならなかった。ここに来るまで経験してきた様々なことが、きっと感情の背を押した。


 わんわんと泣き始めなかったのは、門を超えた屋敷の前に見慣れた姿を見たからだ。


 私がゆったりとした歩調でそこへ辿り着くと、彼女はメイド服のスカートの左右を摘み、あたかもそこが主人を迎えるべき館であるかのように礼をしてみせた。


「お待ちしておりました、アリエス様」

「久しぶりね、メルト」

「お茶のご用意がございます。いかがなさいますか」


 少しだけ鼻を啜り、あくまで優雅に、食後にソレを求めるように言った。


「そうね、いただくわ」


   ※  ※  ※


 通されたのは中庭だった。

 そこまでの道はかろうじて、と言える程度の整理がされていて、歩く分には問題なかった。

 廃墟じみた瓦礫の山を、メイドに先導されて歩く大貴族の令嬢、なんて絵面は冗談じみているにも程があるけれど。


 そしてそこも、比較的手入れの入った場所で、小さな花壇の脇に花の装飾が入った白のテーブルと椅子があった。

 花壇に咲いていたのは、たんぽぽだった。まあるい綿毛になったものが多いけれど、まだ黄色の花弁を残しているものもある。そのせいでか、ここだけは幾分華やかに思えてきた。

 私の視線に気付いたらしいメルトがそよ風のような声で言う。


「花がすべて燃えてしまった後、なぜかここに咲き始めました。もう種を飛ばし、枯れてしまっている季節に、なぜか」


 席に着き、たんぽぽの花言葉はなんだったかしらと考える。

 その横では、メルトが火に掛けていたやかんからポットへお湯を注ぎ、お茶の準備を進めている。とてもキッチンとは呼べない、石を積み上げ鉄網を張っただけの粗末な場所だったけれど、特に気にならなかった。


 背もたれに自重を預けながら、周囲を見渡すと、余裕が出てきたからか随分とさっぱりとした気分になれた。

 よくもまあ、ここまで徹底的に破壊していったものね、と。

 余程の恨みでもあったのか、そこまでしなくてはならなかったのか。


「失礼致します」


 キチンとティートレイにカップを乗せてやってきたメルトが、机の上にそれを置く。お気に入りのものだ。傷一つない。けれど、それを探し出すのがどれほど大変だったかは、私でも想像がつく。

「それと、これを」

 お菓子でも用意していたのかと思ったけど、違った。

 メルトが差し出したのは簡素な封書。飾り気のないものだったけれど、その差し出し人が誰であるかはすぐに分かった。返して見れば、封蝋にはウィンダーベル家の印が使われている。

 どうしようもなく心が揺れた。

「先にお茶をいただくわ」

「はい」


 時間を掛けて、一杯の紅茶を愉しむ。

 香りは、中々のものだ。この為にとっておきの一品を用意していたのかもしれない。味も文句のつけようがない。こんな所で飲んでいるとは思えないほど絶妙な淹れ具合で、カップが空になる頃には、自然と気持ちが落ち着いていた。

 手紙を手に取る。

 と、少し戸惑った。読むことに、ではない。


「申し訳ありません。レターナイフの用意が出来なかったので、こちらで開封致します」


 素直にメルトへ受け渡すと、彼女は手にしていたハサミで丁寧に封書の頭を切っていく。


 しゃき――しゃき――小気味いい音。

 二枚のナイフを重ねて一点留にした道具は、お兄様が鍛冶屋に作らせたもの。そんな所にお兄様の気配を感じて緊張が増す。


「どうぞ」

 渡された封書の、空いた部分から手紙を取り出す。

 綺麗で整った、けれどどこか固いお兄様の字。


 愛する我が妹へ。

 そんな言葉から手紙は始まっていた。

 時間も忘れ、幾分落ち着いた、瞼の落ちた目で私はそれを読んでいく。読んで、読み終えて、紅茶を飲んだよりもずっと熱い吐息をついて封書に戻す。

 メルトへ差し出し、


「貴方、内容は?」

「知らされております」

「そう」

 差し出されるまま受け取ったメルトへ、言い捨てるように告げた。

「燃やしなさい」

「……はい」


 少しして、私の目の前で手紙に火が点けられた。

 そのまま黙っていたらメルトが最後まで手紙を持ち続けそうだったから、落としてと命じると、手紙の燃えカスは瞬く間に灰に混じって分からなくなった。


 今更になって、たんぽぽの花言葉を思い出した。

 一つは『真心の愛』。


「お兄様はどこへ行ったの」


 そしてもう一つが、『別離』。


「イルベール教団と共に、いずこかへ」

「望んで?」

「半分は」

「そう……。そうなのね」


 ずっとその背中を追いかけてきた。

 時折振り向いてくれるのが嬉しくて、一生懸命追いかけた。

 けれど私は、振り向いてくれるその一瞬の前に、あるいは後に、あの人がどんな表情をしているか考えたことがあっただろうか。


 あの人。

 そう、あの人だ。


 兄、ではないのだ。

 手紙にはそれが否定の余地がないほど慎重に言葉を選んで書かれていた。


 ハイリア=ロード=ウィンダーベルは、父と母、そのどちらの子でもない。叔父、叔母、または親戚に類するどの血統にも属さない人間である、と。


 それなら、大きな疑問が浮かび上がってくる。

 いつからなのだろう。

 私の記憶には、幼い頃からお兄様と……彼と過ごした思い出が沢山ある。古い記憶だから、どれがいつのものかなんて分からないけれど、確かに思い出の中にあの人は居る。

 いや、と思う。

 薄っすらと思い出した過去を事実と思えば、私の記憶はどこまで信用が置けるか。


 不意に思い至った。

 これは、告白であって、そうではない。

 私は既に、この事実だけは知っていた。

 イルベール教団との対立があったあの夏季長期休暇。お兄様にも内密で私の元を訪れたお父様が、本当の兄ではないと告げてきた。混乱し、不安定にもなり、確かめようと強引な行動にも出た。


「お兄様は――」


 そう。

 それでいい。

 あの日、彼と口付けを交わした時、胸の中に湧き上がった感情を覚えている。恋慕ではなく、情欲でもなく、ひたすらに安堵を与えてくれる兄妹の情。

 私はお兄様の妹よ。

 誰がなんと言おうと、例え血の繋がりがなくたって、魂がそう叫んでいる。

 だから、この話はそれでいい。


 問題は、同じことを感じた筈のお兄様が、敢えて私に知らせてきた意味。

 どちらでも構わないのであれば、なぜ知らせる必要があるのか。その方が誠実であるから? 違うわ。そんなことはどうでもいいものよ。兄妹であるなら、とても小さな気遣いでしかない。気遣われることはとても嬉しいけれど。

 当然、隠してきたことへの謝罪もあるでしょう。けど、これはもっと大きな意味があるのよ。


 少しウキウキしてきた。

 一人でどこかへ行ってしまったお兄様が、いつものように私を振り返り、今は手紙を残してくれた。そうすることをあの時点で決めていた。


 これはなにか、とても辛いものなのだという直感もあるのに、何故か恐れる気持ちが湧いてこない。


「お兄様は、私に何を思い出して欲しいのかしら」


 口にすると、メルトが驚いた様子で私を見る。

 ふふん、私の方がお兄様を理解しているのよ。事お兄様に関することで、私が読み遅れることなんてないわ。だぁいすきなんだもの。


 それから思い出したように、空になったカップへ新しい紅茶を注ごうとしたメルトを留めて、指先で膝をつくよう示す。少し汚れてしまうけれど、ここは綺麗に清掃してあるから大丈夫。

 問題はそこではないわ。

 メルトは、この手紙の内容を聞かされていると言っていた。

 それは、いつから?

 問えば、座る私よりも下にある目が少しだけ伏せられた。


「そう」


 そうなのね。


「貴女がお兄様からこの事を聞かされたのは、私が学園へ入学する以前。出会って間も無かった頃………………違う?」

「……詳しい部分は、もっと後になってからで――」

「黙りなさい。返答は最少で十分よ」


 大好きなお兄様の、私にも告げられなかった話を彼女は聞かされていた。

 会って間もない頃に何故、という疑問はある。フーリア人の巫女であったことが理由なのかと、意地の悪い想像もしてしまう。

 そうではない、と感じる自分がいる。

 だから跪かせる。

 このアリエス=フィン=ウィンダーベルの前に膝を付かせ、俯き加減の顔を見る。


 揃えた人差し指と中指がメルトの頭に触れる。

 出会ったばかりの頃は見窄らしかった髪だけど、今は私から見ても綺麗な艶を帯びている。お兄様に付き添うのだから、私と同等ではないけれど、相当に良い美容品を使わせている。フーリア人独特の浅黒い肌には張りがあって、仄かに涼やかな香気が漂っているのが分かった。メイドの立場で香水や沐浴は必要ないとされていたから、天然のものかしらね。

 ウィンダーベル家の本邸で、誰にも気付かれず、暗い影で使い潰されていくしか無かったフーリア人が、


 私にとって最も大切な人の、誰にも言えずに居た秘密を打ち明けられた。


 その事実を思えば、指先にはどうしたって力が篭もる。

 黒い髪を滑り、浅黒い肌へ至る。こめかみ、耳元、頬、顎先へと這わせ、俯いた顔をこちらに向けさせた。

 途方も無い感情の発露があった。

 あくまで品性を損なわず、貴種として私は呼び掛ける。


「メルト」


 呼ばれた彼女は驚いたように瞼を震わせた。

「はい」

「ぁ――――」

 最初の言葉を出そうとした時、不意に頬を流れる雫に気付いた。

 どうやら私は涙を流しているらしい。


「ぁ…………っ、あり……ありが、とう……」


 震える声でなんとか言い切った。

 それをしっかり修正しようと、今度は強く息を吸い、言う。

「ありがとう…………。貴女が、お兄様を支えてくれたのね」

 私には計り知れない、大きなものを抱えている人だった。

 どれほどの苦しみがあったのか、すべての事実を知らされた今も想像が及ばない。それを、今まで誰にも言えずに居た。

 たった一人の例外は、メルト。

 メルトーリカ=イル=トーケンシエルという名の女。


 彼女の存在が、どれほど彼の支えになっていただろう。

 打ち明けることの出来る相手が居て、どれほど安堵出来ただろう。

 だから感謝を。

 大切な人を支えてくれた貴女へ、私は感謝を送る。


「メルト」

「……はい」

「それでね、もう一つあるの」

「はい」

「こちらへ。もう少し近くへ来て頂戴」


 はい、と簡潔に返事をして少しの距離を縮める。

 これで指先を伸ばしてやっとだったメルトへ、存分に手が届く。


 感謝は告げた。

 次にすることは決まっている。


「なんで……」

 両手でメルトの頬を掴み、

「なんで私に頼ってくれなかったのよお兄様ぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!」

 力一杯こねくり回した。


 くぅぅぅぅやしいっ!

 嫉妬が抑えられない!


 だってそうじゃない! 実際に兄妹ではなかったけれど、私とお兄様はメルトなんかよりもずぅぅぅぅぅっと長い時間を過ごしてきたの! 血の繋がりなんて無くたって魂で繋がれた関係なの! なのになんでこんなポッと出の女に話しちゃうのよ!? 私に打ち明けてもらえたら全身全霊で慰めてさし上げたのに!


「謝りなさい!」


 八つ当たりでメルトへ言葉を叩きつける。

「お兄様を思う私のこの心に謝罪なさい! メルト!」

 私からの理不尽なまでの、けれど明確な命令を受けて、咄嗟にメルトは口を開いた。

 けれど、それをぐっと堪えて閉じる。

 閉じ……た。


 このぉっ……!


 謝罪しないつもりだ!

 この私の、アリエス=フィン=ウィンダーベルの命に背いてでも、お兄様から打ち明けられたことを謝る気が無いと、彼女はこれでもかというほど見せつけてきた。


 しばらく本気でにらみ合い、やがて、そう…………結局は私の方から折れた。

 深い溜息の後、長い沈黙を挟んで、ようやく私は言葉を紡いだ。


「貴女の気持ちは分かったわ。けれど、ここに居るということは、私の従者として遺したということね」

「ふぁ…………はい」

 膨れた頬を抑えて言い直したメルトに少しばかり溜飲を下げ、けれどあくまで手は緩めない。

「なら、紅茶を一杯淹れて下さる?」

 その冷めたものは飲む気がしないわ、と言外に示して言う。大して冷めてはいないでしょうけどね。

「はい」


「それと、カップをもう一つ用意して」


 動き出そうとしたメルトが止まる。


「予備くらい用意してあるんでしょう? あるのなら椅子も。そして二人で愉しみましょう」

 思考の間は僅かだった。

「ありがとうございます」

 意味する所の、本当に深い場所まで彼女はその間に理解した。

 そういうことの出来る頭の良さが、メルトにはある。常に一歩下がっていたから、滅多に感じ取れるものではないけれど。

「必要ないわ。貴女は自らの意志でお兄様の隣に立ち、今また私の前に立ち塞がった。ウィンダーベル家は、私は階級制度というものを重んじている。その上で並び立つというのなら、並々ならぬ覚悟が必要であると教えてあげる」

 誇りは口先で得られるものじゃないわ。

 行動によって血肉を削り、研磨された果てに身につけるもの。

 メルトのこれまでを評価しないではないけれど、たかが献身的であるというだけで、奴隷階級の人間を侯爵家の娘が対等と認めるだなんてとても言えない。


 権利とは勝ち取るもの。

 そして奪うものであり、同時に受け取るものでもある。

 下らぬ言葉を弄する輩を殴りつけてでも閉口させ、賢者を気取る者たちには美徳という名の酒を注いで口を開かせる。

 方や過ぎれば敵となり、方や過ぎれば下僕となる。


 下僕ではなく、

 ましてや従者ではなく、

 対等の者として振る舞わなければならない。

 とてつもない批難に晒されるでしょうし、もしかすると半ばで倒れることもあるでしょう。


 守ってあげるつもりはない。

 メルトの目指す場所は、私にとってかけがえのない人の隣。

 だから全力で蹴落としにかかる。立場に甘んじているのであれば、瞬く間に地面を這いずらせてみせる。施しの上に成り立つ誇りなんて犬にでも食わせてしまえばいい。


 しばらくそうして見つめ合っていたら、ふと大きな風が私たちを包んだ。

 白い何かが目端を過ぎていく。よくよくみれば、たんぽぽの綿毛が種を運んで飛んで行く所だった。

 瓦礫に覆われたその上を、ずっとずっと遠くへ。

 そう思えば、花言葉を思い出した時とはまた異なる気持ちでそれを見送れた。

 口元には笑みが浮かぶ。


「たんぽぽの花言葉は『真心の愛』そして『別離』。けど、『別離』の意味する所は、ああして綿毛が飛ばされていく光景から付けられたの」

 育まれ、種を持った一つ一つの綿毛が風に乗って離れていく。

 それは決してただの別れじゃないわ。

「この『別離』は、多くの種を運んでいく。遠い何処かで、あるいは思いがけない場所で、もしくはこの花壇で。広がった先で根を張ることが出来れば、花は美しい花弁を広げて咲き誇る」

 だから今はこれでいい。

 メルトだけじゃない。

 私もまた、留まっている訳にはいかない。


 大きな風に吹かれながら、最後にお兄様の昔の名前を口にする。

 手紙に書かれていた、おそらくは途方もなく重い事実。ほんの少し時間がズレていれば、何もかもの立ち位置が変わっていただろうことを、その事は示している。


「ジーク=ノートン」


 そして一杯の紅茶の後に、私たちも始めましょう。

 この瓦礫の山から、新しい種を手に。




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