第51話  プレゼン。

 大手の広告代理店にいた時、週に1回、若手の相談に上司が答えてくれる早朝ミーティングがあった。


 プレゼンを略してプレと言うのだが、僕と同期の男の子が、いつも“プレイ”と言っていた。


「その時の僕のプレイは……」


 或る時、課長が言った。


「プレイとちゃうぞ、プレやぞ。お前のプレイに興味は無いねん!」







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る