第14話  竹内君。

 当時36歳の不思議ちゃんが男を紹介してくれと言うので、僕は知人の竹内君を紹介した。竹内君は、町工場を経営していた。


「崔君、ごめん、俺、不思議ちゃんは無理や」

「そうなん?まあ、無理せんでもええで」


 ところが、不思議ちゃんは言った。


「私、竹内さんんと結婚します!」

「……」


 どういうことなのだろう?意思疎通が全く出来ていない?







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