第12話  官能小説。

 数年前、まだカクヨムを始める数年前。僕は、“官能小説を書いてみよう!”と思った。書いた。だが、これでいいのかどうか? わからない。当時39歳だった不思議ちゃんに読んでもらった。女性にも読まれることを理想としていたからだ。


 酷評された。僕は萌えるシチュエーションを書いたつもりだったが、“性的描写がもの足りない”と言われた。そこで、僕は官能小説を書くのを諦めた。


「ほな、僕には向かんみたいやから、もう官能小説を書くのをやめるわ」


“やめる”と言っているのに、“官能小説とは?”というテーマで1時間以上も説教をされた。理不尽だと思った。ちなみに、不思議ちゃんは官能小説をよく読むらしい。







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