第3話 義妹と2人で生活することになった

「ふわぁっ……」

今何時だ〜?

スマホを確認する。あっ、今日休日か


もう10時か……寝すぎたな


顔を洗うために1階に降りる

リビングにはお義父さんとお母さんがいた

「おはようございます」

「おはよう愛菜。」

「おはようお母さん」

「愛菜ちゃん、後で大事な話があるからリビングにまた来てね」

「分かりました」


大事な話ってなんだろう?


洗面所に入る

そこには希ちゃんがいた

「希ちゃん。おはよう」

「……あ、おはようお義姉ちゃん」


なんか視線が目……いや口?にいってたけどとうしたのかな?

それか気の所為かな。まだ眠いし


「うわ、めっちゃ髪はねてる……」


最悪だ……

私も一応女の子だし髪の手入れはちゃんとしている


「お義姉ちゃん、私がとかしてあげようか?」

「お願い……」


私は近くにあった椅子を鏡の前におく

その椅子に座り待機する


「触るよ〜」


そう言いながら希ちゃんは髪をとかしていく


なんか気持ちいいな。人にとかしてもらえるなんて初めてだし


「大丈夫?痛くない?」

「大丈夫……」


ヤバい、眠くなってきた

ウトウトしたけれど、寝ることは無かった


「終わったよ」

「ありがとうね」


私は笑顔を浮かべながら感謝を伝える


突然、耳に息が吹きかけられる

「ひゃっ!?」


な、何!?

驚いて変な声出たし


「ど、どうしたの?」

「お義姉ちゃんって耳弱いんだね」


弱くはないと思う。……多分


「それじゃ先にリビングいってるね」

「は〜い……」


なんだったんだ……


その後私は顔を洗い、歯を磨いてリビングに戻った


全員が揃い、席に座る


「突然だけどお母さんたち家から離れないといけないの」


「へっ?」


「それが……実は僕の仕事の出張でね。長期間で申し訳ないけれどお母さんも一緒に行きたいっていうから」


「子供2人で心配だけど、お金は希ちゃんに渡してるから」


「え、えぇ〜?」


困惑しかないんだけど。突然すぎる

いやでもお母さんって、いつも突然だからな


「希ちゃんは知ってたの?」


「知ってましたよ!って言っても今日の7時に伝えられたんですけどね」


さすがに驚きましたと呟いている。


「まぁ愛菜は家事全般できるから大丈夫でしょ」

「う〜ん。分かった。いつから行くの?」

「明日からよ。希ちゃん、愛菜をよろしくね」

「はい!任せてください!」


私、そんな頼りないように見えるかな?



そして時が過ぎて、


「「行ってきます」」

2人を見送った後にリビングに戻る


「行っちゃったね〜。」

「お義姉さんは不安ですか?」

「いや、全然?」

「私は、不安です」


そう言葉を発する希ちゃん

「大丈夫だよ。何か困ったことがあれば私に相談してくれたら良いし、2人で協力すれば何も怖くないよ!」


「そう……ですね。ありがとうございます」


「ん、どういたしまして」


不安、消えたかな?


「お義姉ちゃん……」

「どうしたの?」

「敬語外すのと……愛菜ちゃんって呼んでもいいですか?」


敬語は前からあんまなかった気がするけど……


「いいよ!」


「ありがとう、愛菜ちゃん!」


なんか、気恥しい。

でも、お互いこれから仲良く暮らして行こうと思った


「好きだよ、愛菜ちゃん」


真正面からそう言われる

本当に突然過ぎないかな!?

恥ずかし〜!


☆。.:*・゜

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