第2話 私は義姉ちゃんに恋をした side.希



私は春波希。

今私は新しく住む家にきている

引越ししたのは親が再婚するから

数ヶ月前からこの話は聞いていた


相手の方には娘さんがいるらしい。

その人はこの春から高校3年生なので私より2つ年上だ


家のドアが開かれお義母さんに中に入るように言われる


リビングで待っていると可愛らしいパジャマをきた1人の女の子がきた

身長は私よりも小さく、整った顔立ちをしている

雰囲気は穏やかで優しそうな感じがする

ちょっとだけいい匂いもする気が…

こちらを見てきて、挨拶される


「初めまして。星月愛菜です。よろしくね」


声可愛いなぁ……。癒される声してる

あ、とりあえず返事しないと


「春波希です!よろしくお願いします!」

「うん。よろしくね」



彼女が笑いかけてきた

可愛い。その笑顔に、心が動く

胸がドキドキする


私、一目惚れしたんだ


初めて、恋をした。





それからしばらくたって、引越し作業が落ち着いた

お義姉さんも手伝ってくれて、早く終わった



手伝ってくれてる時も、笑顔を見せてくれて、

好きが溢れ出そうになった


告白しよう


今の私は、焦ってるんだ

学校が始まったらお義姉さんは、愛菜さんは間違いなくモテる。(絶対今までもモテた)

もし彼氏とかできたら、絶対に後悔すると思う


だから今告白して、今後悔する


しない後悔よりする後悔だからね


お義姉さんの部屋の前に立つ

扉をノックすると、中から「どうぞ〜」

と聞こえてきた


「えと……今大丈夫ですか?」

一応聞いておく

「希ちゃん?どうしたの?」

告白するんだ。

怖い、もし断られでもしたらそりゃ辛い

初めて好きになった人なら尚更

「私、愛菜さんが好きです」

「えっ……?」

言っちゃった。

「ど、どういうこと……?」


「そのままの意味です。付き合ってください!」


今の私に怖いものなんてない気がする


「ご、ごめんね。私まだ希ちゃんのこと知らないし、その気持ちは嬉しいけど、受け取れない」


やっぱりかぁ……

「そうですよね……」


でもなんでだろう。あんなに怖かったのに今は言えてスッキリしてる

でも、これだけは言う

「絶対に惚れさせますから!」

そう言い残して私は部屋に戻った


それから私は義姉ちゃんに食事の時にあーんしたり、くっ付いたりした。

耳元で囁くように好きって言った時、いい匂いしてやばかったし、めっちゃ恥ずかしかった

お義姉ちゃんも照れてて可愛かった!


お義姉ちゃんがお風呂に入った

一瞬一緒にはいろうかと考えたけれど、

多分私が持たない。襲いそう


それからお風呂から上がったお義姉ちゃんがお部屋に次どうぞって呼びに来てくれた


よくわかんないけどなんかお風呂上がりのお義姉ちゃんすごいエッ…でした。


わたしもお風呂を済ませ部屋に戻る

壁薄いのかな。

ベッドに倒れる音が聞こえた

……ねた?早い時間だけど疲れたのかな


お義姉ちゃんのお部屋に入る


そこには幸せそうに寝てるお義姉ちゃんがいた


寝ているお義姉ちゃんを見つめる


「可愛い……」


女神様なみに可愛いんじゃないか?

いや、それ以上だな!間違いない。


「愛菜ちゃん……好きだよ。私の事も好きになってね。ずっと一緒にいようね。」


この想いが、ちゃんと届きますように


その願いも込めて、口にキスをした。

初めてのキス。お義姉ちゃんも初めてだったらいいな


そうして私は、自分の部屋に戻って眠りについた

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