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2024年4月16日 20:28
フォンディルさん、返信が遅くなりまして申し訳ありません、そしてここまで深く読み込んで頂きありがとうございます!いつも北しか書けないので(それはそれで自分の強みとも思っています)、今回は捜査報告書の様式でどこまで物語を書けるのかというものに挑戦してみました。挑戦っていくつになってもいいなぁと思いますし、フィンディルさんの企画はその機会になるのでとても楽しみにしていました。さすが慧眼とも言うべきでしょうか、フィンディルさんの仰ることがかなり当たってて驚いています。捜査報告書が主でストーリーは従、というのが完璧にその通りで、今回のコンセプトはガチガチに報告書を書こうということだったので、この視点が本当に脱帽です。被疑事実の要旨も、こういう事件顛末を書く報告書にはあってもおかしくないそうで、リアルを追求するために入れたのですが、その「被疑事実の要旨」がとてもいい仕事をしてくれたようで、入れててよかったなぁと感じます。わりとこういう司法書類に目を通すことが多いのですが、事務的な報告書なのにストーリー性を感じるものも多く、ひょっとしたら物語好きには受け入れられるのではないか、と思ったのが本作を書くキッカケでした。ですので今回、「面白い」と評して頂けて嬉しいですし、頂いた感想を読んでも、自分のように感じる人がいてくれた! と思えて、書いてほんとうに良かったなぁと思えました。ありがとうございます。最後の指摘は本当にありがたく、伏字にするか名前や地名を創るかで悩んだので、創るほうにすればよかったと思えました。まるっきり地名を創作するってちょっと難しく(適当に作っても本当にあったりします)、でもこだわって創るのもよかったかな、と思いますね。最後になりましたが、ここまで深い感想を頂けて本当にありがとうございました。東を向いて書いたので、「北東」と評してもらって自信がつきました。ほんとうに、ありがとうございます!
作者からの返信
―――――――――――――――――――わりとこういう司法書類に目を通すことが多いのですが、事務的な報告書なのにストーリー性を感じるものも多く、ひょっとしたら物語好きには受け入れられるのではないか、と思ったのが本作を書くキッカケでした。―――――――――――――――――――やっぱりここから本作が発進しているのがとても重要だったと思います。とても良い気づきだと思います。この気づきを大事にして執筆された以上、作者(薮坂さん)がやったのは捜査報告書のなからピックアップしてきただけですよという真に迫るようなものが作品にもたらされると思います。またストーリーが主で捜査報告書が従だと、ああいう終わり方は絶対にできないと思います。ああいう終わり方とは「8 参考事項」のことですね。あれだけを見ても本作は主従を見てとることができます。ストーリーが主だと序盤は捜査報告書っぽい手触りに仕上げたとしても、後半から終盤はもう形骸化しちゃってるでしょうからね。捜査報告書を書くんだという強い意思がないとスタミナが持たないだろうと思います。まるっきり地名や人名を創作するほうが作業カロリーが高いのはそのとおりと思います。実在のそれと被らずかつ実在感のある名称を出すのはなかなか骨ですからね。捜査報告書っぽくするには一定の量を出さないといけませんし。ただ捜査報告書の読みにくさを純粋に表現するなら、気張る価値のところなのかなと思います。フォンディルが北東と解釈するような作品を、薮坂さんが持ってきてくださったこと、嬉しく思います。フォンディル!?
フォンディルさん、返信が遅くなりまして申し訳ありません、そしてここまで深く読み込んで頂きありがとうございます!
いつも北しか書けないので(それはそれで自分の強みとも思っています)、今回は捜査報告書の様式でどこまで物語を書けるのかというものに挑戦してみました。挑戦っていくつになってもいいなぁと思いますし、フィンディルさんの企画はその機会になるのでとても楽しみにしていました。
さすが慧眼とも言うべきでしょうか、フィンディルさんの仰ることがかなり当たってて驚いています。捜査報告書が主でストーリーは従、というのが完璧にその通りで、今回のコンセプトはガチガチに報告書を書こうということだったので、この視点が本当に脱帽です。
被疑事実の要旨も、こういう事件顛末を書く報告書にはあってもおかしくないそうで、リアルを追求するために入れたのですが、その「被疑事実の要旨」がとてもいい仕事をしてくれたようで、入れててよかったなぁと感じます。
わりとこういう司法書類に目を通すことが多いのですが、事務的な報告書なのにストーリー性を感じるものも多く、ひょっとしたら物語好きには受け入れられるのではないか、と思ったのが本作を書くキッカケでした。ですので今回、「面白い」と評して頂けて嬉しいですし、頂いた感想を読んでも、自分のように感じる人がいてくれた! と思えて、書いてほんとうに良かったなぁと思えました。ありがとうございます。
最後の指摘は本当にありがたく、伏字にするか名前や地名を創るかで悩んだので、創るほうにすればよかったと思えました。まるっきり地名を創作するってちょっと難しく(適当に作っても本当にあったりします)、でもこだわって創るのもよかったかな、と思いますね。
最後になりましたが、ここまで深い感想を頂けて本当にありがとうございました。東を向いて書いたので、「北東」と評してもらって自信がつきました。ほんとうに、ありがとうございます!
作者からの返信
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わりとこういう司法書類に目を通すことが多いのですが、事務的な報告書なのにストーリー性を感じるものも多く、ひょっとしたら物語好きには受け入れられるのではないか、と思ったのが本作を書くキッカケでした。
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やっぱりここから本作が発進しているのがとても重要だったと思います。とても良い気づきだと思います。
この気づきを大事にして執筆された以上、作者(薮坂さん)がやったのは捜査報告書のなからピックアップしてきただけですよという真に迫るようなものが作品にもたらされると思います。
またストーリーが主で捜査報告書が従だと、ああいう終わり方は絶対にできないと思います。ああいう終わり方とは「8 参考事項」のことですね。あれだけを見ても本作は主従を見てとることができます。
ストーリーが主だと序盤は捜査報告書っぽい手触りに仕上げたとしても、後半から終盤はもう形骸化しちゃってるでしょうからね。
捜査報告書を書くんだという強い意思がないとスタミナが持たないだろうと思います。
まるっきり地名や人名を創作するほうが作業カロリーが高いのはそのとおりと思います。
実在のそれと被らずかつ実在感のある名称を出すのはなかなか骨ですからね。捜査報告書っぽくするには一定の量を出さないといけませんし。
ただ捜査報告書の読みにくさを純粋に表現するなら、気張る価値のところなのかなと思います。
フォンディルが北東と解釈するような作品を、薮坂さんが持ってきてくださったこと、嬉しく思います。
フォンディル!?