第3話・『友達』



 ――時鳥ほととぎすそのかみやまの旅枕ほの語らひし空ぞ忘れぬ


 ―― ほととぎすよ。その昔、神の館に旅寝したとき、ほのかに語りかけてきたほととぎすよ。あの空の景色を私は今も忘れないよ。



 ***



 大学当時、私には気になっていたひとがいた。


 同じ大学で、日本画を専攻していた藤原晴くんという男の子だ。

 藤原くんは積極的にクラスメイトと交流をとるようなタイプではなく、いつもひとりでいた。

 私もわざわざ用もないのに異性にじぶんから話しかけるタイプではなかったから、同じ専攻でも話したことはなかった。


 彼はあまりひとと群れないタイプだったけれど、その作品はいつも注目されていた。

 彼の作品は風景であれ、ものを描いたものであれ、際立って繊細で、どこか哀愁を帯びていて、それでいてとても美しかった。


 そんな藤原くんと知り合ったのは、二年の秋だった。


 きっかけは、友人がセッティングした合コンだった。大学で知り合った友人はみんな社交的な子たちばかりで、毎週のように合コンやらカラオケやら華やかな予定を立てていた。


 高校時代、大人しいタイプの子たちとばかり一緒にいた私はそういった場に慣れていなくて、何度か付き合いで行ったけれど、やっぱり好きにはなれなかった。


「――ねぇ百音もね、金曜の夜空いてるよね?」

「え?」


 いつものように大学の食堂でランチをしていると、一緒に食べていた友人が訊ねてきた。


「前言ってた合コンの話だよ!」

「あ……えっと……」


 どうしよう。できれば行きたくない。けれど、咄嗟に言葉が出てこない。断るタイミングを完全に逃し、曖昧に笑って誤魔化す。


「私、今回こそは彼氏ゲットするんだから! ねぇ、百音も彼氏ほしいでしょ?」

「え? あ……えっと、私は、まぁ……」


 べつに、ほしくない。今は絵を描くことに集中したいし、バイトもしているから、正直恋をする余裕なんてない。


「百音可愛いし、ちゃんと話せばきっと男ウケいいんだから!」

「でも私、初対面のひとと話すの苦手だし……」

「数こなせば慣れるよ!」

「……そ、そうかな」


 ダメだ。逃げ場がない。

 頑張って行くしかないか……。

 まぁこれもひと付き合いの一部だし、仕方ない……そう、諦めかけていたそのとき。


大江おおえさん、合コンきらいなんじゃないかな」


 すっと、雲の切れ間から差し込んだ陽光のように、静かな声が落ちてきた。


 顔を上げると、私と椅子をふたつ開けて座り、カツ丼を食べる藤原くんがいた。


 友人は、話したことのない藤原くんに突然話しかけられてきょとんとしている。


「合コンの話。大江さん、あんまり乗り気そうには見えないけど」

「――え、百音、そうなの?」

「えっ!?」


 視線を向けられ、ひやりとする。

 どうしよう、なんて返せばいいんだろう。もし本音を言ったら、この子をいやな気分にさせてしまうのではないか。もし合コンを断ったら、きらわれてしまうのではないか。


 いろんな想像が巡り、頭が真っ白になった。


「百音?」

「あ……えっと、うん……ごめんね。本当は、ちょっと苦手かも……しれない」


 しりすぼみになりながら、私はようやく本音を打ち明ける。黙り込んだ友人の表情に、やってしまったと私は息を詰め、慌てて弁明した。


「で、でもべつに、合コンがいやだから一緒にいたくないとかそういうわけじゃなくて、一緒にいるのはすごく楽しくて」

「なぁんだ! それならそうと早く言ってよ! ごめんね、しつこく誘っちゃって」

「え……あ、うん……ごめん」

「じゃあ次は合コンじゃなくて、映画でも行く?」

「え……いいの?」

「もちろん!」


 私の予想に反して、友人は気を悪くしたふうもなくあっけらかんとして言った。拍子抜けしつつ、私は藤原くんを振り返る。――が、彼はもう廊下のずっと先を歩いていた。


 後日、私は大学に行くと、真っ先に中庭に向かっていた。

 藤原くんに、先日のお礼をしようと思ったのだ。


 藤原くんのおかげで、あれ以来友人は私を合コンや騒がしい場所へ誘ってくることはなくなった。だからといって私を仲間はずれにするようなこともなく、一緒に映画や絵画展に行ったりと、現在も良好な友人関係を築けている。


 中庭の梅の木に寄りかかり、スケッチブックを広げる藤原くんの姿を見つける。

 よくこの場所で藤原くんがスケッチしているところを見ていたから、たぶんここだろうと思っていたのだ。 


 いつも同じ梅の木の下で、熱心になにを描いているのだろうと気になっていた。

 私は藤原くんに声をかける前に、こっそり背後からスケッチブックを覗いた。


 そこには、きれいな女性が水彩で描かれていた。

 髪が長くて、黒々とした瞳が印象的な女性だ。歳は三十代くらいだろうか。

 どのページにも、梅の木の下でうたた寝をしたり、花を眺める同じ女性が描かれている。

 空、花、風……すべて淡い色使いで、中心にいる彼女を包み込むように優しいタッチで描かれていた。


「きれい……」


 これは、だれなんだろう……。 

 実在するひとなのだろうか。同級生ではなさそうだけれど……。

 絵の中の女性は美しいけれどどこか儚げな印象で、目を離したら消えてしまいそうな不安感がある。


 不意に、藤原くんが振り返った。

「……え、あれ、大江さん?」

 藤原くんが驚いた顔をして私を見る。思いのほかその距離が近くて、私は慌てて一歩後退った。


「あ……ご、ごめんなさい。勝手に見て」

「いや、いいけど……どうしたの?」


 藤原くんは穏やかに微笑み、スケッチブックを木の根元に置いた。


「えっと……この前の、お礼をしようと思って。これ、ドーナツ。よかったらどうぞ」

「お礼? ……えっと、僕、なんかしたっけ?」


 藤原くんは私が差し出したドーナツの紙袋を見て、不思議そうに首を傾げている。

 どうやら本当に心当たりがないらしい。私にとって大きなできごとだったばっかりに、その反応は少しショックだった。


「あの、この前の合コンの話……断り切れなかったとき、助け舟出してくれたでしょ」

「あぁ……あれね。勝手に口出しして悪かったなって思ってたんだけど、大丈夫だった?」


 藤原くんはようやく思い出したのか、表情を崩して私を見た。


「悪くなんて、ぜんぜん。すごく助かった。ありがとう」

「いいよ。僕、お礼を言われるようなことはなにもしてないし。むしろ、悪いことしたなってずっと思ってたんだ」

「え……どうして?」

「僕、あの場の空気ぶち壊しちゃったでしょ。変な空気にしちゃったし」

「そんなことないよ」


 たしかに最初は焦ったけれど。でも、結果的にはすごく助かった。


「……正直、君が置かれてる立場も知らないのに口出ししたことはちょっと後悔してた。……でも、苦手なこととかいやなことは、ちゃんと主張したほうがいいよ。友達同士なら、なおさら」


 藤原くんは申し訳なさそうにしながら、でもまっすぐに私を見てそう言った。その言葉に、私は頷く。


「……うん。私もそう思う。でも、嫌われたらって思うと怖くて……」

「あぁ……うん。その気持ちは、僕もよく分かるよ」

「……藤原くんも?」

「うん。僕も高校時代は否定されるのが怖くて、だれにも本音を言えなかったから。否定されるかもしれないって、勝手に相手の反応を想像して。でも、それは勘違いだってあるひとが教えてくれたんだ」

「勘違い……?」

「理解されないことは、自分自身を否定されたことなんだって、ずっとそう思ってた。でも、違うんだ。好きなものが違うのは当たり前。みんな、それぞれ違う人生を歩いてきたんだから……って」


 どんなことを思っていたとしても、黙っていたらだれも分かってはくれない。

 想いは、言葉にして初めて伝わるものだ、と、藤原くんはどこか遠くを見つめながら呟いた。


「だからね、君が想いを口にしたとして、それを受け入れてもらえなかったからってその子が大江さんを否定したってことにはならない。その子とはただ、ちょっと好きなものが違っただけ。ほかの『同じ』を探せばいいんだって」


 受け売りだけどね、と言って、藤原くんは柔らかく笑った。


「そっか……うん、たしかにそうだね」


 納得し、頷きながらちらりと藤原くんを見る。藤原くんはほんの少し口元を緩ませて、再びスケッチブックを取ると、筆を走らせ始めた。


「あ、あのね、私、嬉しかったよ。私の本音を、藤原くんが代わりに言ってくれて」


 すると藤原くんは驚いたように顔を上げた。私は、慌てて目を逸らす。


「その……これが、私の本音……です」

「そっか。じゃあ、よかった」


 柔らかい声に、胸がどきんと大きく弾んだ。


 たぶん、藤原くんがあのとき口を出してくれなかったら、私は今も合コンにいやいや付き合っていただろう。

 それで、影で文句や不満を言ったりして。

 本人にはなにも言えないまま、影で文句を垂れるなんて、そんなじぶんはいやだ。だから、私は藤原くんに結果がどうこうじゃなく、感謝している。


「……あ、それ、すごくいい絵だね」

 藤原くんが振り向く。

「本当?」

「うん。私、好き。夕陽の柔らかい感じとか、特に」

「……そっか。ありがとう」

 そのどこか悲しげな横顔は、どうしてか私の胸に焼き付いた。


 梅の木と、藤原くんと、スケッチブック。


 その日から私は、藤原くんを見つけると自然と目で追いかけるようになった。

 藤原くんが梅の木の下でスケッチをしていると、私のほうから声をかけるようになった。

 たまにお昼を一緒に食べたり、美術展や美術館巡りに誘ったりした。


 ある日藤原くんは、彼がいつも描いているスケッチブックのなかの女性について話してくれた。


 その女性は冬野美月さんといって、藤原くんの高校の古典教師だったという。

 担任だったわけではないけれど、進路についてよく相談に乗ってもらっていたらしく、卒業式の日に藤原くんのほうから友達になってほしいと頼み込み、今も交流しているのだとか。


 冬野先生の話をしているときの藤原くんは、いつも慈しみに溢れた表情をしていた。

 その顔を見て、直感的に気付いた。

 友達とは言っているけれど、きっと藤原くんのなかでは、それ以上の想いがあるのだろう。


 告白しちゃえばよかったのに。

 卒業してから付き合う教師と元生徒なんていくらでもいるのに。

 そう思ったけれど、口には出せなかった。


 きっと、藤原くんはじぶんの体裁を考えているとかではなくて、ただ相手のことを思って今の関係を選んでいるのだと思ったから。


 風がさわさわと吹いた。

 柔らかな陽のなかで、藤原くんは冬野さんの話を続けてくれる。

 藤原くんの思い出話を聞いてみると、冬野先生は、私が想像していた女性像とぜんぜん違っていて驚いた。


 煙草が好きで、教師だというのにいつもサボることばかり考えていたという。時には喫煙場所に困って木の上で煙草を吹かしていたこともあったとか。


 威厳もないし、威張りもしないし、ぜんぜん先生らしくないけれど……だけど、ときどきハッとする言葉をくれるひとだった、と藤原くんはとても懐かしそうに話してくれた。


 意外だった。藤原くんのスケッチブックに描かれた冬野先生は品があって、穏やかな雰囲気をまとっていたから。


「元気なひと……っていうよりは、飄々とした感じだったかな。掴みどころがないっていうか……普段は子供っぽいのに、話してみるとびっくりするくらい大人だったりして」


 藤原くんは、青空にぽっかりと浮かんだ雲を見上げて、そう呟いた。


 今、冬野先生は近くの大学病院に入院しているらしい。

 なんの病気かは聞いていないので分からないが、おそらく治らないものだろうと思うと、藤原くんは静かな声で言った。


「……そっか。辛いね」


 好きなひとに好きと言えないことも、好きなひとが病に苦しんでいる事実も。

 じぶんにはなにもできないからこそ、藤原くんの立場を考えたら、とても歯痒いだろうと思う。


「でも、出会えてなかったらって思うと、そっちのほうが怖いよ」


 弱っていく姿を見るのは辛いけれど、と藤原くんは言う。


「きっと、冬野さんに出会ってなかったら、僕は今ここにいなかったと思うし、君とこうして出会うこともなかったと思う」


 今の僕は、間違いなく冬野さんの言葉に生かされているんだ――と。


 その後、藤原くんと冬野さんがどうなったのかは私は知らない。

 藤原くんは卒業して数年後、海外に留学したと聞いた。最初こそメッセージのやりとりもしたけれど、就職だのなんだので忙しくしていて、いつの間にか疎遠になっていった。


 大学を卒業して、三十年。


 私は、大学を卒業したあとは地元の新聞社に入社し、その後職場の同僚と結婚。

 ふたりの子宝にも恵まれ、しばらくは子育てに奮闘する毎日を送っていた。


 今年子供が大学に進学し、夫婦ふたりきりの穏やかな生活が戻ってきた。


 時間に余裕ができ、もう一度絵を描いてみようかと思い始めたとき、ふと彼のことを思い出した。

 調べてみると、藤原くんは既に全国の美術館に複数の作品が展示されるほど名の知れた画家になっていた。

 そして先日、藤原くんが個展を開くとの情報を得た。

 かれこれ三十年近く会っていない友人の名前が載ったチラシを見て、久しぶりに胸がときめいた。

 あの頃と作風は変わっているのだろうか。

 藤原くんは、私のことを覚えているだろうか。

 個展に行くのが楽しみになった。


 ――けれど、彼との再会は叶わなかった。

 個展が開催される直前、藤原くんは急な病で亡くなってしまったのだ。


 今度個展に顔を出すよ。よかったらお茶でもしよう、と送った私のメッセージは、どうやら間に合わなかったらしい。


 後日、彼のマネージャーを名乗る人物から、訃報を知らせるメッセージとともに丁寧な謝罪文が返ってきた。

 それから、個展は予定通り開催されるということも。


 私は藤原くんの最後の作品を見に、東京まで足を運んだ。


 会場は真っ白な箱のような空間で、どこか病室のような無機質な世界を連想させた。

 けれど、冷たい印象はない。天井から淡い色合いの布地がいくつも垂らされていて、やわらかに演出された風にはためいている。彼らしい優しい演出が施された会場だった。


「来てくださったんですね、大江さん」

「あ……こんにちは」


 受付で名前を記入してから中へ入ると、すぐに藤原くんのマネージャーの男性が声をかけてきてくれた。メッセージで数回やりとりしただけなのに、丁寧な方だ。


 どことなく、雰囲気が藤原くんに似ている気がしないでもない。


「藤原も喜んでますよ。たまにあなたの話をしてましたから」

「えっ、藤原くんが?」

「えぇ。大学時代に、縁があって素敵なひとと友達になったと。藤原は、縁をとても大切にするひとでしたから、疎遠になってしまったことを少し寂しそうにしておりました」

「……そうですか」


 藤原くんが愛していた彼女――冬野さんは、私たちが大学を卒業して二年後の春に亡くなったらしい。

 藤原くんは一度高校の美術教師になったものの、冬野さんが亡くなった翌年、海外へ留学して絵の勉強をしていたそうだ。


 淡い世界に並ぶ彼の作品を見ていたら、彼のどこか憂いのある横顔や、彼がくれた言葉が蘇ってきた。


『――今の僕は、間違いなく冬野さんの言葉に生かされているんだ』


 かつて、藤原くんはそう言っていた。


 ……私もだ。私の心のなかでは、今でも藤原くんの言葉が生きている。あのときの彼は、こんな気持ちだったのか……。


 思わず胸を押さえた。


 そして、彼が亡くなる直前まで描いていたという作品の前で、足を止める。


 たくさんの作品の中、彼が最後に世に残した絵は、やっぱり彼女を描いたものだった。


 作品タイトルは、『優しい世界』。


 柔らかな陽だまりが落ちた、学校の中庭。

 一本の梅の木のそばに、セーラー服の美しい少女が佇んでいる。少女のまわりにはうさぎや鶴やカメ、猫や馬など、たくさんの動物たちや植物が描かれていた。

 そして、少女の肩には可愛らしい小鳥が一羽、とまっていた。


 穏やかな表情で、少女は小鳥を愛でている。

 まるで、孤独を怖がる少女に世界が寄り添うように。動物たちはすべて、藤原くんの分身のような気がした。

 少女を守り、あたため、癒す世界そのものがそこにある。


「……素敵」


 堪えていないと、涙が出そうになってくる。


「個展のタイトルを『亡き友達へ捧ぐ』にすると藤原が言ったとき、もしかしたらこれを最後の作品にする気なのかなと思ったんです。……結局そのとおりになってしまって……残念です」


 そう言ってマネージャーさんは、心底残念そうに目を伏せた。

「……そうですね。でも、そろそろ彼女に会いたくて我慢ができなかったのかもしれません」


 そうであってほしいと思いながら呟くと、マネージャーさんは一度きょとんとした顔をしてから、ふっと気が抜けたように笑った。


「……そっか。そういう考え方もありますね。なるほど、やっぱり大江さんは藤原の言うとおり面白い方だ」

「え?」

「藤原が昔よく言ってたんですよ。大江さんという、臆病なようでいて、とても素直で大胆な考え方の友達がいるって」


 その言葉に感極まって、私は気付いたら涙を流していた。


「……これからふたりは、今度こそなににも隔てられることなく、ずっと一緒にいられると思います」


 そうであってほしい。この世界にいたときより、ずっと永く。


 そっと、作品に話しかける。


 ――藤原くん、あなたは。

 最後まで『友達』という言葉で、彼女を愛し続けたんだね。

 彼女亡きあとも、想いを絵に込め続けて……何十年も。


『友達』

 このたった二文字に、どれだけの想いが詰まっているのだろう……。


 私は、なんて幸せだったんだろう。好きなひとと出会って、好きなひとと一緒になれて、子供にまで恵まれて。


 ……今日、なにか旦那さんにプレゼントでも買っていこうかな、なんて考える。


 私は今、当たり前のように好きなひとのとなりにいる。

 けれど、これってとても、尊いものなんだよね。


 すべては、君がここまで純粋な『愛』というものを、私に教えてくれたから気付けたことだ。


 帰り道、夕陽を眺めていたら、なぜか感極まって涙が出てきてしまった。


「……ありがとう、藤原くん」


 私、忘れないよ。藤原くんのことも、藤原くんが愛した彼女のことも。


「……お疲れさま」


 次また会うときは、あなたの最愛の友達と一緒に、三人でお茶がしたいです。



 ***



 ――来ぬひとをまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ


 ――松帆の浦の夕なぎの時に焼いている藻塩のように、私の身は来てはくれないひとを想って、恋い焦がれているのです――。


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友想う夕暮れに〜小倉百人一首、もうひとつの恋物語〜 朱宮あめ @Ran-U

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