第5話 カウンセリングルーム
不思議と私の作風に似ている夢が多かったです。今では思い出深い悪夢といったところです。何だかんだで、ためになっています。
2002年 ヤクザの夢
そこは、薄暗い屋外だった。二人の着物を着た女が黒っぽい服装の男たちから。逃げ惑っている。
一人は私(少女の姿をしている)、二人目は中年の女性だった。
とうとう二人は白い壁の前で、逃げ場を失い男たちに捕まる。
場面は変わり、そこは屋外より更に薄暗い。どこか時代劇を思わせる古い屋敷の中。ヤクザの親分と思われる不気味な人物が二人いた。どちらも着物姿の中年で、男の方は緑色の蛍光ペンのような塗料で、どこか原住民のように顔を塗りたくっていた。もう一人は女で、青白い顔の高慢な顔をしていた。
男の親分は仰向けの少女に前屈みになり、両手で衝動的に少女の下半身を切り裂いている。その隣の女親分はキセルを吹かしながら、
「性器も子宮も切り裂いておしまい……」
と、命令している。
私自身の心は、その凄惨な光景の中で、少し離れたところで座っている中年の女性になっていた。
下半身血塗れで、泣き叫ぶ少女の金切り声が私の耳をつんざいた。
この夢はイニシャルドリ ームといって、初回夢といわれる夢です。
はて? 白いスープと雲の街の雰囲気と似ています。
今では想像力の原点となります。
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