第3話 転生したらラスボスだったけど、前世の知識があまり役に立たないせいで辛い
...さらに約5年後。
6歳になり、勉強が始まった。家庭教師付きの。
正直、前世で義務教育を受けているので学問で俺TUEEEできると思ったら...
「では、昨日お伝えしたとおり、今日の1限目は魔法の原理について考えてみましょう。」
「はい。」
この世界でも、一日は24時間で分かれていて、それ以下は60進法である。そして、1限は45分である。もともと一秒がどれくらいかは感覚で覚えているので、この世界の1秒が前世の1.5秒でした、とかそういったことはないと思う。
「おっと!忘れていました。昨日の魔法単語試験の結果です。今回は3/10点でしたね。では、宿題として間違えたところは5回ずつ書いてきてくださいね。」
読み書きと計算(十進法が使われている)以外は俺YOEEEになってる...特に、歴史と魔法学と礼法が。
前世の知識が全く活かされない。
まあそもそも、6歳児が読み書きと計算が満足にできて、ほかの教科もほどほどにできてるって日本だったら優等生すぎるでしょ。
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「お疲れさまでした。明日は、1限目に魔法の属性とどんな魔法があるのか。一緒に教科書で調べてみましょう!」
「はい。ありがとうございました。」
5時限目の算数が終わり(簡単)、家庭教師が席を立ち、丁寧にお辞儀をしてから部屋を出ていった。
「ふうーーー」
大きく息を吐き、椅子にもたれかかる。6歳児がやっていい動作ではないと自分でも思う。
「...今日も行くか!」
勉強が終わり、自由時間となる15時~17時(門限)に俺はとあるところへ毎日行っていた。
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