第5話ー水族館。そして距離が近づくー
バンッ!あれ。何か音が鳴った。てか何か頭のほうが痛い。。痛い。痛い!!
「痛いー!」
ボクはそう言い、体を起こした。目が覚める。
「冴江手内はよー起きー!朝やで」
尻軽はそう言う。
「乱暴はあかんて...冴江手内。私は叩いたらあかんて言うたんやけど。大丈夫?」
尊井用は心配するように言う。
「痛い」
ボクはうめくように言う。尊井用は頭をさすってくれる。
「大丈夫...?」
尊井用はそう言い、ボクの頭をさす、、、、ってあ。。何か恥ずかしい。嬉しいけどw。
「ちょい見せつけてくれるやん」
尻軽はにやにや言う。
「ちょ、違うんこれはっ!ホンマにかわいそうやったから」
尊井用は慌てる。
「ええよえーよ。ウチはどっちでもいいし」
尻軽はそう言う。ボクと尊井用はササっと違う方向を見る。
「ええから。朝飯食おーやー」
尻軽はそう言う。なんやこいつの言う事は聞きたないが、自利利他ってのもあるし。ボクはエナジードリンクを飲む。。よし。。。行くか。時間は9時半。
そして、昨日のファミリーマー●の駐車場に車を停め、店内に入る。
「何しょうかなァ。ヨーグルトとサラダにするかー」
尻軽は言う。
「炭水化物も摂らな。頭。回らへんよ?」
尊井用が尻軽に言う。
「えーやんえーやん。メンドくさっ」
尻軽がそう言う。
「そ、そそそそれやったら、パンとかどうや?ヨーグルトに付けたら美味いやろし」
ボクは言ってみる。
「えーなー。それ。なんや冴えてるやん」
尻軽は褒める。なんや大げさな。。。こいつに言われても嬉しく、、、嬉しすww。あれ何か尊井用が様子おかしい???
そして、ボクと尊井用は同じ、おにぎりとサラダと鮭を買う。
「れ、レジ行こか」
尊井用は言う。なんやろ。何かへこんでる?なにがあったんやろ。
ボクたちは車に戻り。食べる事にする。
「なんや。また見せつけてくれるやん」
尻軽がにやにや言う。
「一緒なんは。体のためよ。バランスがいい食事にしないと。冴江手内は車も運転するんやし」
尊井用が慌てる。
「でも、なんで一緒なん?」
尻軽が聞く。
「ついでよ。ついで。選ぶん。面倒やと思って」
尊井用は言う。朝ご飯は尊井用が取ってくれた。
「はーーーん」
尻軽は食べながら言う。
「んでこれからどうするん?ウチはたぶん大丈夫やと思うで。捜索願いとかも出さんと思うし」
尻軽は言う。どうするかなーーーー。あ、まず髪を切りたいかも。
「か、髪切って。ええ?」
ボクは尻軽に聞く。
「高めのヘアサロンいこかー。安い理容院はあかんで」
尻軽が言う。ボクは鬼のような着信履歴を見ないようにし、i phoneで調べる。
「こことかどうかな?」
ボクは尻軽に画面を見せる。
「ええな。そこにしよか」
尻軽は言う。
そして、10時半にヘアーサロンクボ●に行く。
「ウチらも行くで」
尻軽が言う。ボクたちは入店する。
「いらっしゃいませー」
スタッフが挨拶をしてくれる。正直安い適当な散髪屋しか行った事がないボクは緊張する。
「ご予約はしてますでしょうか?」
スタッフは言ってくれる。緊張する。。。
「い、いいえ、してませんが、いいですか?」
ボクは言う。ああァ緊張する。
「あ、大丈夫ですよ。今は空いてますので、おかけになってください。どうぞ」
スタッフにそう言われ、席につく。
「今日はどうなされます?」
スタッフが聞いてくる。えーー。米●みたいなっていえばいいのかな?
「イメージはミュージシャンの米●みたいな髪型で、左の目は隠れるようにして、右は短め。後ろは短めにして、レイヤーカットでお願い。横の髪は耳が少し隠れる長さで」
尻軽が言ってくれた。何か言われると恥ずかしいな。自分でいわなあかんけどーw。
「はい。だいたいこのような髪型ですか?」
スタッフが雑誌を見せてくれる。
「はい。」
ボクは言う。
「かしこまりました」
スタッフがそう言い。切ってくれる。
そして、切り終わり。後ろもみえる鏡を持って、髪型を見せてくれる。
「大丈夫でしょうか?」
スタッフが聞いてくれる。
「はい。大丈夫です」
ボクは言う。
その後、シャンプーをしてもらい。顔を剃ってもらって、会計を済ます。
「ありがとうございました」
スタッフが言ってくれた。あれ、、、二人とも居ない。ボクはヘアーサロンを出ると。二人は車の中で待っていた。
「あぁ~!ええやん!!!その髪型!」
尊井用は褒めてくれる。
「まぁウチの好みやないけど、さっきと全然ちご(違う)てええな」
尻軽も褒めてくれる。
「眼鏡も買うわ」
ボクは言う。
「ダイソ●。行こか。」
尊井用が言う。
その後、カーナビで調べ、ダイソ●名張店に行く。
そして、ダイ●の駐車場に車を停める。
「でっかいなぁ」
ボクは言う。田舎で暮らしていたからこんな大型のダイソ●は初めてやった。
「これやったらありそうやな♪」
尊井用が言う。気分よさそう。まぁ好みのファッションにするんやもんな。それ以上でもそれ以下でもない。よな?
ボクたちは店に入る。伊達眼鏡伊達眼鏡。少し探す。あった。黒ぶち伊達眼鏡。
「あったやん♪」
尊井用が言う。
「かけてみてーや♪」
気分よく尊井用が言う。さっそくかけてみるボク。どやろか?
「えーやん♪えーやん♪」
尊井用が言う。
「別人やな。何か頭よさそう。ギターとか本読んでそうやな」
尻軽が言う。
そして、会計を済ませ。ボク達はセルフガソリンスタンドに向かい、ガソリンを給油。尻軽の服や布団を買う。布団はヒョウ柄のいかにもって布団やった。
その後、コインランドリーで洗濯する。いつもは親がやってくれていた。なんかありがたみみたいなものを感じる。
「じ、時間も時間やし。昼。どうする?」
ボクは二人に聞く。
「陽だま●cafeとかどうやろ?健康にいいメニューあるし、隠れ家的なカフェやねん。観光にええんやない?」
尻軽は言ってくれる。
「ええな。健康にいいメニュー。家出中やけど、車中泊で色々あるし、健康には気を遣ったほうがええと思う」
尊井用は言う。
「ボクもええと思う」
ボクは同意し、さっそくカーナビで調べる。
そして、ボクたちは車で東に向かう。すずらん台と呼ばれる場所のてっぺんにあるカフェ。
その後、駐車し、店内に入ろうとすると。
「あれ?なんかバス停があるな。でも時刻は書かれてへんけど」
尊井用が不思議そうにする。
「あれやねん。ジブ●の」
尻軽が言う。
「あー!となりのトト●のあのバス停か!」
尊井用が言う。あァ。あのシーンのね。
「夫婦でやってんねけどな。ジブ●が好きやねん。中入ったらわかるで」
そして、店内に入ると。
「落ち着く雰囲気やねー」
尊井用が言う。
「ほとんどの家具は手作りやそうやで」
尻軽は説明する。
「いらっしゃいませ」
店員が挨拶をし、席を案内してくれる。ボクたちは店内を見渡す。
「あの棚なんやろ?」
尊井用が疑問に思い、棚の所に歩く。
「ジブ●のキャラクターの置物やー。可愛い」
尊井用が言う。ホンマや。ジブ●の。ほんまに好きなんやな。ジブ●が。
「な、なんにする?メニュー?」
ボクは二人に聞く。
「陽だまりランチがおすすめよ」
尻軽は言ってくれる。
「皆陽だまりランチにしよか」
尊井用が言う。
ボクたちは陽だまりランチを注文する。
「ほ、ホンマ別人やね」
尊井用が言ってくれる。
「ありがとう」
ボクはお礼を言う。
「ホンマな。後は中身やな。いじめられっこ体質とかどうにかせなな」
尻軽は言う。
「最初の頃に比べたらちょっと変わったんよ?」
尊井用が言ってくれる。
「か、かわったかな」
ボクは照れる。
「うん。こうしようあーしようとか。自分で場所調べたりとか」
尊井用は言ってくれる。
「ギャハハ。そんなん誰でも言うやろ」
尻軽は笑う。む。。。腹たつなぁ。ズケズケもの言うけど。悪いやつじゃないのは分かるけど。むかつくわーw。
「ぼ、ボクには当たり前やないんよ」
ボクは言う。そう。ゲームばかりのインドア派のボクからしたら変わったんや。
「それはそうと。食べた後、どうする?」
尻軽は言う。
「どこいこか?」
尊井用はそう言い、スマホをみる。
「水族館とかどや?鳥●水族館。飼ってる数、日本一らしいで」
尻軽が言ってくれる。
「ええやん。いこいこ。冴江手内はどうしたい?」
尊井用は言ってくれる。
「ええと思う。行きたい」
ボクは言う。
「決まり」
にぱっと尊井用が笑う。ああ、この感じ最初出会った時の。尊いw。
しばらく喋っていると、注文したものが運ばれてきた。
ご飯。味噌汁。春巻き。ミニグラタン。体に優しそうな小鉢。サラダ。ゼリーなど。
「ご飯は雑穀米や!体に優しいー」
尊井用はテンションを上げる。
「う、うまそう。春巻きでかっ!」
ボクはびっくりする。
「色々あっていいやろ。食べよか」
尻軽が言う。ボクたちは食べる。
「春巻き中身ポテトやー!」
尊井用がウキウキ言う。
「せやな。外側パリパリ。中はいい感じやな」
尻軽がうんうんとうなずく。
「う。うまい」
ボクもうなずきながら食べる。
そして、ボクたちは食べ終わる。それからデザートもある。バウムクーヘンだ。
生クリームも添えてある。
「う、うまい」
ボクはうなる。バウムクーヘンに生クリーム。初めてや。でもチョコがよかったかも。
「おいしい~」
尊井用が幸せそうに言う。
「せやな~」
尻軽も言う。
「こ、この生活。頭使うから。助かるわ。脳が休まる感じする」
ボクはしみじみ言う。
その後、ボクたちはカフェを後にし、鳥●水族館に向かう事にする。東に向かい、伊勢中川。松坂。伊勢市を通り、鳥羽水族館に行く。
「な、なかなかおおきい建物や」
ボクは少しびっくりして言う。
「なかなかやろ」
尻軽は少し自慢げに言う。本一の飼育種類数
そして、ボク達は鳥●水族館に入館する。
中に入ると、クジラの模型みたいなものが吊り上げられているものがあった。
「クジラやー!おっきい!」
尊井用が興奮している。
「ほんまやなぁ。なんか迫力あるわ」
ボクがそう言う。
「そうやろそうやろ」
尻軽が自慢げに言う。
「でっかい水槽もあるでー」
尊井用がワクワクしながら言う。
「きれー。色んな魚おる」
尊井用は言う。綺麗。だな。うん。尊井用も綺麗やで。などとは言えないがw。
「全部回ったら閉館までに間に合わへんから、おすすめなとこ回ろや。ショーもひとつくらいにしよか」
尻軽が言う。
受付で金を支払い、Cゾーンと呼ばれる所にボクたちは行く。
「国内で唯一の展示やてー!パラオオウムガイ!」
尊井用が少しはしゃいでいる。なんかアンモナイトみたいやなー。
「卵も置かれてんで」
尻軽は言う。ホンマや。なんやカニの食べた後のカラみたいやなぁ。おもろ。
「Hゾーン行こか。人気のジュゴンおんで」
尻軽が言ってくれる。
「ジュゴン!?初めて見るわー」
尊井用がテンションを上げながら言う。
「ジュゴン。ポケモンのあれ?」
ボクは言う。
「ポケモンやったことないからわからへんけど、ええで」
尻軽はおすすめする。
「あっちや」
尻軽が案内してくれる。
「わーーー!めっちゃ動きとろ!」
尊井用はジュゴンを見て言う。
「か、かわいいなぁ」
ボクはジュゴンを見て言う。
「まんまるでいいわな」
尻軽は共感してくれる。
「隣はカメやーーー」
尊井用は言う。アオウミガメ。。言うんや。カメがジュゴンを噛んだから別々の水槽になったんや。えーーw。
「Lゾーンいこか」
尻軽に言われた通り、ボクたちはLゾーンに行く。
「ペンギンや!ペンギン!可愛い!距離ちかっ!」
尊井用はテンションを上げて言う。可愛いなぁ。そんな尊井用もかわい(ry
「セイウチって言うんや。あれ。まんまるでセイウチも可愛いなー。寝てる~」
尊井用はウキウキ言う。
「めっちゃまんまるやな」
ボクは言う。
「うん。可愛い♪」
尊井用は言う。お前モナーーーー!
「ラッコも見れんで」
尻軽は言ってくれる。ボクたちは極地の海エリアに行く。
「白くてラブリーやなー。ラッコ♪」
尊井用はラッコにメロメロ。
「顔ゴシゴシしてるー。可愛いーー~」
尊井用はラッコに夢中や。
「朝行ったらな。食事タイムとか健康チェックしててんけど、可愛いけど歯はするどいねんで」
尻軽が教えてくれる。
その後、イルカを見にいく。
「イロワケイルカやてー。パンダみたい」
尊井用は珍しそうに言う。
「こんなイルカおるねんな。別名パンダイルカやて」
ボクはびっくりして言う。あそこはアザラシおるな。
「アザラシもまんまるで可愛い♪」
尊井用はアザラシにもメロメロや。バイカルアザラシ言うねんや。
そして、ボクたちは奇跡の森と言うエリアへ行く事にした。
「スナドリネコ。可愛い」
ボクはつぶやく。尊井用みたい。丸顔で可愛い。
「名前の由来は魚をとるっていう意味の漁る(すなどる)やて」
尊井用は言ってくれる。
「トカゲやん。ええなー」
ボクは言う。
「えー。気持ち悪い。ええ色してるけど」
尊井用は言う。気持ち悪い?!あ、トカゲか。え。ええけどな。トカゲ。
「Dエリア行こか。コーラルリーフダイビング言うねんけど。尊井用。気に入るで」
それをみかねたのか、尻軽が言ってくれる。
「そうなん?楽しみやー♪」
尊井用の気分がいい。尻軽ズケズケ言うけど、気遣ってくれる人なんやな。ええやつやん。
「ほんまや。何かダイビングしてるみたいな水槽やなー」
尊井用はうっとりとしている。三面ガラス張りの水槽があり、確かに名前通りダイビングしてるみたいな気分になる。
「色んな魚おるなー。ニモみたいな魚もおった」
尊井用は喜んでいる。うーーーん。尻軽ええやつやなー。
「アシカのショーみにいこか。ここでしかやらん演技が観れんで」
尻軽が言ってくれる。
「ホンマ!?」
尊井用が期待する。
15時半から始まるアシカのショー。ボクたちは席に着いた。
3人のトレーナーと3匹のアシカが出てくる。なんだか楽しい音楽も流れる。
「はい。みなさんこんにちは。ようこそ鳥●水族館へ♪」
トレーナーの挨拶から始まる。すると、アシカが透明の塀に上がって、可愛いポーズをとる。
「可愛いな~」
尊井用が言う。きみもかわい(ry
そして、木製の箱にアシカが乗り、トレーナーは餌をやる。
「最初のシャッターチャンスですー!逆立ち~!」
とトレーナーが言うと、アシカが逆立ちをする。すげェ。ボクたちは家出中だから写真を撮らんけど、撮りたくなる演技や!
「拍手をお願いでーす」
トレーナーが言う。会場は拍手に包まれる。
次はアシカが口を上にし、ボールを持つ。持ちながらス―――と歩き、短いバスケットボールゴールにシュートする。入った!会場は拍手に包まれる。
その後、左の一匹目のアシカからボールが二匹目、三匹目とパスされる。さらに三匹目はみっじかいバスケゴールにシュートする。
音楽が流れ、アシカは逆立ちをして回ったり、木製の箱から降り、転んだりして、ダンスをする。会場は拍手で包まれる。
さらに、逆立ち歩きや、トレーナーとアシカの手を持ち合い、歩く。シュールな光景は会場が笑いに包まれる。最後はアシカが回るダンスをして15分のショーは終わる。
「めっちゃよかった。笑えるし、楽しいし、最高やった」
尊井用は興奮してる。うんうん。そうやったなぁ。
こうして中々いい雰囲気にボクたちはなった。きてよかったな。また三人で来たいとすら思った。
「そろそろ寝るトコとか探さなあかんし、長い居したら尊居用も危ないかもしれんし退館しよか」
ボクはそう言う。
「えーーーーもっとみたい」
尊居用は不服そうに言う。
「あかんて。尊井用のためやって」
あせりながらボクは言う。
「わたしのため?わかった」
尊井用は少し気恥ずかしそうに言う。
「見せつけんなって」
尻軽は言う。
「そんなんとちゃうってーーー」
尊井用は否定する。そんなんとちゃうんや。ま、そかwww。
その後、駐車場に停めていた車に戻ろうすると。ドタンと音がなる。
「なんや?」
ボクがびっくりする。
「あっちぇちぇちぇ。すまん。こけてもた(転んだ)ちょっとひねったかも」
尻軽は少し顔を歪めて言う。尻軽は歩こうとする。その尻軽をボクは尻軽をおぶって車に連れて行った。なんか自然としてしまった。
その後近くのドラッグストアへ行き、湿布を買う。
「飲食店は無理やな。コンビニですまそか。尻軽のは分はボクが買うてくるな」
尊井用とボクは近くのコンビニに行き、少しひねったから、タンパク質を多く摂れば治りやすいと思い、サラダチキンを2個。サラダ。フルーツジュースを買った。
買ってきたで」
ボクと尊井用は車に戻り、尻軽に渡した。
「...ふーん。やるやん」
尻軽が少しびっくりして言う。
「な?優しいやろ?」
尊井用が言ってくれる。
「冴えてないやつにしては中々やん」
なんか尻軽の様子がおかしくなった。また、馬鹿にされるんかな。
尻軽はそっぽを向いた。なんやねん。せっかく湿布とか。飯。買ってきたのに。喜んでくれてもいいやん。ま、尻軽やしな。
「しかもウチと喋る時も普通になってるやん」
尻軽は下を向いていう。なんやねん。悪いか?
その後、山のほうに行き、停めて寝てもいいような場所を探す。運転中、尻軽はなんか言う。
「冴江手内はこんな事するやつなん?」
尊井用に尻軽は聞く。
「元々優しいんやけど、私と出会ってからちゃうかな?」
尊井用は言う。
「そうなんや。ふーーーん。せやな。ウチも洋一がいい男になるように手伝おか」
尻軽が後ろの席から言ってくる。なんやねん。ボクにはズケズケ言うし、扱い酷いのに。急になんやねん。
「洋一って呼んだらあかんやろ」
尊井用は尻軽に突っ込む。
「へいへい」
尻軽は答える。
そして、寝泊りしてもいいような場所に車を停め、ボクたちは眠りについた。時間は19時くらい。この生活は疲れるからこのぐらいでいいんやと思う。
「よ、、、、ち」
なんか声聞こえる。
「洋一!!」
なんや。尻軽か。あ、起こしてくれたんか。て何か腕にやわらかいものが当たってるような。
「っ!!」
尻軽がボクの腕に胸を押し付けてるやん!!!やべ。やわらかいっ!
「洋一。おはよう。」
ニカっと笑う尻軽。え、、、何かいつもと態度が違う。
「だから。洋一はあかんって言ったやろ~!それと近い!」
尊井用はボクたちを離そうとする。
5話のあとがき
どうも堂元。どうも。にゃんちょ。です。
読んでくれている方は尻軽の事をあまりよく思われていなかったでしょうが。そう。ハーレムものなので、やっぱこういう展開になります笑
ミュージシャンと出会い、悩みを打ち明ける洋一のシーンや、クライマックスはなにか人生に役に立つ事を書く予定にしておりますので。最後までお付き合い願います。それではありがとうございました。
車で家出した結果、家出美少女達と転々と遊びながら車中泊生活をする事になった件 にゃんちょ。 @nyancyo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。車で家出した結果、家出美少女達と転々と遊びながら車中泊生活をする事になった件の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます