第2話ー特訓ー

「。。。。さ。。。。い」

 なんか声が聞こえる。

「さ。。。。な。。い」

 なんだろう。

「さえてないさんっ!!!」

 拙者は自分が呼ばれてる事に気付き、目を開いた。視界にはかなりの美少女が映っていた。

「母上っ!?」

 拙者は体を起こした。

「っ!??!?!」

 拙者は隣の助手席に居る美少女にびっくりする。あ、、、そうか。家出してきたんやっけ。

「母上って....っ」

 美少女の。そう。尊井用さん。彼女があははと笑う。

「おかあさんには母上なんて呼んでるんや?」

 尊井用さんがありえなさそうに聞いてくる。

「や、つい。よよよよ呼んでないんやけど。夢で。そう忍者の夢をっ!」

 拙者ははぐらかす。

「忍者の夢ー?」

 尊井用さんはまたあはははと笑う。

 拙者は昨日、なかなか眠れずにいたんやけど、なんとか何時間後には寝るように頑張ったんやった。

 正直、唾を飲む。こんな美少女とふたりきり。しかもお互い家出。なんやこの状況。この先どうなるんや。昨日はかくまうことを了解したんやが、みつかったら逮捕ちゃうか??やばい。汗が。

「そういえば。冴江手内さんのi phoneがずっと鳴っていたんやけど、親からかな??」

 尊井用さんが少し焦るように言う。

「きききき切っとくわ」

 そう言い、すぐi phoneの電源を切った。つーかなんか駆け落ちみたいちゃうか??wwww。と、夢みたいな事思うけど、実際は車の事故で亡くなるかもしれないし、そもそも事故ったら即アウト。見つかっても即アウト。どうしよう。でももう了解しちゃったし。

「もう11時やでー。朝ご飯食べるー?」

 食べ、、、いや何か尊井用さんは冷静というか、のんき。というか。この後どうなるか不安にならないのか。と思ってたら。腹からグ――――――ッと音が鳴った。

「あははっ。近くのコンビニ行こかー♪」

 そう尊井用さんが笑い。言ってくれる。なんだろう。車の運転は拙者だけど、今までなにをするのかは全部尊井用さんが決めてくれていた。まぁインドアな拙者だからこうなるんやな。拙者も男。リードはしたいんやけど。。。

 キュルキュルキュルブイ―――――――――ン。拙者はエンジンをつけた。車が微妙に振動する。知らない土地。見たこともない景色。建物。これからどうなるのかという不安。でもなんだかワクワクしてる自分もいる。手から汗が出る。アクセルをゆっくり、踏む。事故を起こさないようにゆっくりと車を運転する事にする。安全運転安全運転。

 山道から降り、香芝市に入る。少し栄えている景色が現れる。左手にファ●リーマートが見える。ブイ――――ン。ピーピーピー。ス――――ススス。駐車場に入り、白線から出ないように駐車した。

 あぁ、事故らずにコンビニへ行けた。よかった。。。手汗がやばい。。。

「ありがとう。行こか♪」

 尊井用さんがそう言い、ガチャっとドアを開け、コンビニに向かう。

 あ、尊井用さん。サングラスはしっかりつけてる。ま、芸能人やもんなぁ。だからかぁ。

 拙者もコンビニに向かう。

 そして、手動のドアを開ける。拙者。何買おう。魔剣でも買、、、いや、今は尊井用さんが居るからこのノリはやめておこう。拙者はお菓子コーナーのチョコを見にいく。

「あかんで。チョコめっちゃうまいけど、朝はバランスのいい食事にせな」

 チョコを見ていると、横から尊井用さんが横から声をかけてきてくれた。

「う、うん」

 拙者はうなずくと。

「もうかごに冴江手内さんの分も入れてるから」

 尊井用さんが中を見せてくれる。昆布のおにぎりに。シーチキンサラダ。鮭。が入っていた。どこのアニメに出てくるバランスのいい食事w。映像作品の朝飯ってバランスよすぎな。

「ありがとう」

 拙者はお礼を言った。

 拙者は尊井用さんが会計を済ませている時に、ATMへと向かった。実は拙者。ゲームぐらいしかお金を使わへんから200万の貯金がある。貯めていてよかったと思う。

 そして拙者と尊井用さんは車の中に戻った。

「はい。箸」

 尊井用さんが箸を渡してくれた。妻みたいw。あぁ結婚したらこんな感じなんかw。や、いかんいかん。悟られてしまう。冷静に冷静に。

「ん」

 拙者は受け取り、シーチキンサラダを食べる。

「と、と、と、とととと尊井用さんも一緒のご飯なんや」

 拙者はびっくりして言う。

「そうよ」

 尊井用さんは、さも当然というように言う。なんでやろ。え?拙者と一緒がいいとか?違うか。。。違うよな。

「朝はこういうのって決めてるの。昔からの癖っていうか。親が出してくれてたから」

 尊井用さんはせつなそうに言った。正直、毎朝バランスのいい食事を出してくれるという事は、結構お金持ちの家庭なんだと思う。こちとらご飯と味噌汁だけw。

「一緒のご飯やね」

 にひひと笑う尊井用さん。なんかずるいわその表情w。惚れる。うはw。

 そして、尊井用さんは15分くらいで食べ終わるが、拙者はというと50分もかかってしまった。

 あれなんか、尊井用さんの様子がおかしい。

「あははは。食べるのおそすぎ~。体にはいいけどね~」

 拙者は尊井用さんに笑われる事が多い。確かに悲しい人生で、ダメ人間である拙者やけど。拙者は逃げてばかりの人生だけど、なんか。頑張ろうと思った。いや、家出して逃げてるんやけどね。尊井用さんからは逃げないというか。

 拙者は食べている時に思った。いつもは母親が出してくれていた朝ごはん。当たり前だと思っていたんやけど。当たり前じゃないんだなと。ありがたみを感じた。

「どした?」

 首を傾げて聞いてくる尊井用さん。やからずるいんやってその仕草w。

「い、、、、いや、そそそその。当たり前じゃないんだなって。母親がいつも朝ごはんを出してくれてたけど」

 あまり思ってる事を話さない拙者はドギマギして言う。また笑われるんかな。

「ありがたみを感じたって事?そんな事思うんや」

 少しびっくりするように言う尊井用さん。

「?」

 笑われはしなかったが、やっぱ変な事言ったかな。拙者は。

「いいと思う」

 ふーーーんとしている尊井用さん。

「こっそり、奈良観光でもしちゃう??」

 尊井用さんは提案する。正直、尊井用さんと一緒だったらどこでもいいよ。などとは口が裂けても言えない。言えたら。や、告白になるかw。

「しししし、しよか」

 拙者は了解する。

「服とか、布団とか買わなあかんね。近くにお店あるかな?」

 尊井用さんが聞いてくるから拙者はカーナビで地図を見た。画面を指でタッチしながらあたりを探った。どうしよう。普段外にでないだけにどれが服屋とかわからへん。。。

「あ、ユニク●とコーナ●あるやん。」

 尊井用さんが見つけてくれた。車だと中々に近い所にある。

 そして、ゴミをコンビニのゴミ箱に入れ、出発する。

 北東へ向かい、香芝市の中心部に入っていく。中和幹線を通り、しばらく道なりに運転すると国号168号に乗り、北へ曲がる。しばらく進むと左手にユニク●が見えた。駐車場に駐車し、ユニク●に入る。拙者はユニク●と呼ばれる服屋には行った事がなく緊張していると。

「あははっ。ユニク●も初めてなんや。」

 まーーーーた尊井用さんに馬鹿にされた。拙者はもう逃げない逃げないぞ。友達作りまで逃げていた拙者だが、変わるんやっ!!

 そして、拙者達はユニク●に入った。

「メンズはあっちね」

 尊井用さんは指を指して教えてくれた。拙者はメンズと呼ばれる所に行くが、、、、どの服を選べばわからなかった。あわわわ。かっこがつかぬ。拙者事。冴江手内。服なぞ自分で買った事がなく、すべて母親任せにしていたんや。。。えーーーーと。あ、あの後ろに帽子みたいなのがくっついてる服にするか。。。えーーーとえと。でも、もっといいのを買わなければ、かっこがつかないか。

 そうこうしてるうちに30分くらい経ってしまい、後ろから尊井用さんから声をかけられる。

「まだ選べてないん?もしかして...服を買った事ないん?」

 尊井用さんがびっくりして聞く。拙者は赤面しつつうなずいた。

「ユニクロは基本的な服しか売ってないし、私好みになるけど選んであげよかー?」

 そう尊井用さんが言ってくれたので拙者は赤面しつつ、また、うなずいた。

 尊井用さんは手慣れているのか、さっさと選んでくれた。下は黒で、黒のシャツになんか灰色のボタンがついた上着。

「これはカーディガンて言うんやで」

 尊井用さんが教えてくれた。カーディガン。ガーディアンみたいなやなw。かっこよすw。

「試着室はあっちやで」

 尊井用さんが教えてくれる。試着する所がいくつもあって、前に店員が居た。店員が通してくれた。着てみる。清掃用の制服とジャージとか適当なTシャツとジャンパーしか着た事がなかった拙者は。ドキドキした。。さっそく制服のズボンとシャツを脱いで着てみる。黒のズボン。黒のシャツ。灰色のガーディアン。。じゃなかったカーディガン。。。。おお。中々いいではないか。拙者は気に入った。

 その後、尊井用さんにセルフレジでの操作を教わり、買った。そういえば尊井用さんはどんな服を買ったんだろう。。。あ。下着も買ったんよな。。。うはw。ダメダメ。変な想像しちゃw。

その後、車で南に行き、近くのセブンイレブ●のトイレで着替えをした。その後トイレに出て、尊井用さんに少しびっくりされた。

「中々いいじゃん!」

 褒められた。てかこういうのが尊井用さん好きなのかな。。。

「黒ぶち眼鏡をつけてたら最高だね♪」

 尊井用さんのテンションが上がってる。へぇ。。。こういうのが好きなんや。。。

「今度ダイソーとかでもいいから伊達眼鏡でつけてーや」

 えへへと尊井用さんが言うから、拙者は。。。好みやったらつけたいと思った。君のためだったらするよw。でも本音を言うのが苦手な拙者は。

「気が向いたら」

 と言ってしまった。

「えーーー」

 少し残念がる尊井用さんだった。

 尊井用さんの服装は正直、さっきまでの服より普通だった。黒の太いズボンに茶色の厚手の服だった。正直がっかりだけど、それは言わない。

「さっき食べたけど、13時だし少し食べやん??」

 尊井用さんが言ってくれた。拙者は分からないので、尊井用さんにカーナビであたりを調べてくれた。

「近くにコメ●珈琲店があるからそこにしよかー♪」

 尊井用さんがそう言ってくれたので、すぐ南にあるコメ●に行った。

 そしてコメ●の店内に拙者達は入った。正直、尊井用さんのおかげか、少しだけ店に入るのに慣れたかもしれない。これも尊井用さんのおかげだ。マジ天使w。

 店員は拙者達に窓際の席を案内した。拙者たちは座る。

 拙者はこれから、尊井用さんからは逃げない。そう決める。初めての友達がこんな美少女とか生きててよかったw。

 逃げない。逃げないぞ。それと、カラオケ店で歌っていた時に考えついた事を尊井用さんに聞いてみる事にする。逃げない。成長するんだ。

「あ、ああのな。」

拙者はそう言い、真剣な目になる。

「どした?」

 尊井用さんが首を傾げる。言うんや。言うぞ。

「し、し幸せってどういう時に感じたり。そもそも幸せってなんなんやろか?どうやったら幸せになるんやろ?」

拙者は真剣な顔で聞いてみる。すると、また尊井用さんの様子がおかしくなる。

「っっ、あはははは」

 尊井用さんが笑う。やっぱ逃げようかな。。。

「ごめん。ごめん。そうやなぁ。やっぱりお金持ちになったら幸せやない?仕事で出世するとか。やりがいのある仕事に就くとか。結婚とか。ね。」

 尊井用さんが答えてくれる。そうか。。。金持ち。出世。やりがいのある仕事。結婚。。。拙者には無理ぽw。

「まぁそれは一般的な意見だけど。私の意見としては、自利利他の精神を持って、生きる事かなー」

 尊井用さんがさらに答えてくれる。

「自利利他???」

 意味が分からない拙者。

「仏教の言葉やねんけど。他人を幸せにする事が自分を幸せにする事だって言う事でね。自分の幸せだけじゃなくて他人も幸せにするの」

 尊井用さんが説明してくれる。

「ふんふん...」

 拙者は真剣に聞く。

「それと、お金持ちになってる人は本当に社会をよくしたくて貢献していて、結果的にお金をもらってお金持ちになってるんだって」

 尊井用さんは続けて説明してくれる。拙者は自然と口に出してしまう。

「尊井用さんの役に立ちたいっ!!!」

 拙者はそう言う。

「えっ??あははは。ありがとう。今はそうやね。遊びに付き合ってくれたらいいかな。私も冴江手内さんを喋れる人にしてあげるなぁ~」

尊井用さんはそう言ってくれる。

「人と喋る時は、最初は今みたいに色々な意見がある話をするんじゃなくて、表面的な会話からするんやで。ケンカになってまうから」

 尊井用さんは教えてくれる。

「最初は天気とかニュースの話とか。でも政治の話はあかんで?昨日の私みたいに星座とかそういう話をして徐々に距離を近づけていくんよ。でも人によって距離の縮め方。距離感は違うけど。基本的にはそうかな?」

 尊井用さんは続けて教えてくれた。そうか。。。あ、拙者も最初は表面的な事を聞きたかったんだw。

「何座?」

 拙者は聞いた。

「かに座やで」

 にこにこと尊井用さんは答える。

「そういえば、なんで本名知ってんの??」

 尊井用さんはそう聞くから、拙者は温泉のテレビの報道番組で知った事を言う。

「あー...やっぱりそうなんや。報道されてたんや。。。奈良観光は中心部じゃなくて田舎のほうにしたほうがええなぁ。冴江手内さんは出身は何処やっけ?」

 尊井用さんに聞かれたので。

「和歌山の田舎のほう」

 拙者は言う。

「ごめんやで。大阪民のわたしはいいけど、冴江手内さんはつまらないかな?」

 尊井用さんは謝る。

「え、ええよ。ボクは尊井用さんの役に立ちたいし」

 拙者は言う。つーかなんか拙者。恥ずかしい事言ってないかw?

「あはは。ありがと。通話の着信は怖いけど、スマホで調べるね」

 尊井用さんはにぱっと笑い。調べてくれる。尊井用さんの笑顔。また、みたい、と思う。

 それからみそカツサンドを頼む。二人で分ける事になり、尊井用さんは10分くらいスマホで調べてくれる。

「天川村のみたらい渓谷とかどうかな?お弁当持ってハイキングとか。明日にする?」

 尊井用さんは提案してくれる。正直、尊井用さんとなら何処ででもい(ry

「あ、明日にしよか。と、尊井用さんが行きたいなら、いいよ」

 拙者は言う。

「やっぱり優しいんやね」

 にへへ、と笑う尊井用さん。また見れたw。死んでもいいわw。

 その後、みそカツサンドを拙者達は食べ。会計を済ませ。車に戻った14時になっていた。

 正直、尊井用さんは報道番組で報道されていたから、外には居ずらかった。サングラスをかけているとはいえ、、、、本当ならコメ●で楽しく何時間も話す所なんやけど、、、今更汗が流れてきた。。。

「布団以外に消臭剤とか買ったほうがええよね?コーナ●へ連れていってな♪」

 尊井用さんは気分よくそう言う。

 拙者は168号線を通り、北へ行き、少しそのまま北。西に曲がると、すぐコーナ●が見えた。もう初めてが多すぎる。。。初めてが尊井用さんとでよかっ(ry

そして、拙者たちはさっそく店内に入り、青色の布団と緑の布団。ラベンターの香りがする消臭剤を買った。どうやら尊井用さんは緑が好きみたい。拙者は必死になって覚える。や、簡単な事なんやけどw。

 その後、拙者はセルフガソリンスタンドに行き、ガソリンを給油して今日の朝まで停めていた場所まで戻る。15時になっていた。

「これから特訓やね♪会話の。喋ってたらだんだんと直ると思うで」

 尊井用さんが言う、直るってのはたぶん喋る出だしが繰り返してしまうおどおどした言い方やろう。

「やっぱり青が好きなん?」

 尊井用さんは聞いてきてくれる。

「う、ううん。青が好き」

 拙者は言う。

「わたしは、もうわかってると思うけど緑が好きや」

尊井用さんが明るい声で言う。拙者は、、、思った事を言うのが苦手なんや。でも特訓やから。しかもあの尊井用さんが特訓してくれるから。。。

「な、なななんで好きなん?」

 拙者は素直に聞いた。

「知らん。あはは。癒されるからかな?」

 尊井用さんは少し笑いながら言う。

「ん、んんー。癒されるんや。へ、、、へぇ~」

 どう返していいかわからず話を止めてしまった。

「そこは、へぇ~じゃなくて話を転がすねん。それか別の話題。振って?」

 尊井用さんが指摘してきてくれる。。。。

「み、みどりなー。田舎に住んでるから・・・」

 拙者はなんか言おうとするが、止まる。

「住んでるから?」

 尊井用さんが繰り返してきてくれた。

「じ、じじ実家の周りでは当たり前に山とか、田んぼがあるからなんとも思わんかも~」

 拙者は頑張って返した。

「えーー。羨ましいなー。私からしたら田舎暮らし羨ましい~。都会の荒波やなくて、田舎のほんわかしたとこで暮らしたい~」

 尊井用さんが言ってくれる。

「暮らしたらええんちゃうかな」

 拙者は尊井用さんを尊重するために言う。

「動物いっぱい飼うねん。犬。猫とか。癒されたい~」

 尊井用さんがほっこりした顔で言う。

「ど、どちらかと言えば犬派?猫派?」

 拙者は話をしようと必死になる。

「えーーー。迷うー。猫かなー」

 尊井用さんがそう言い、続けて言う。

「最初の質問するのはええよ。質問すると話が転ぶからええねん。」

 尊井用さんが褒めてくれた。

「後はあいづちうったり、それで?とかどう感じた?とか言うとかかなー?」

尊井用さんが教えてくれる。

「そ、そそ、それで猫は何猫を飼うの?」

 拙者も猫が好きやからその話題を掘り下げる。

「スコティッシュホールドかなー?垂れ耳やん?」

 尊井用さんのテンションが上がっている。これは猫の話をすると盛り上げるみたいやから、そのまま続けた。

「そそそ、そうなんや。垂れ耳で可愛いよな。」

 拙者はうなづいた。

「でも病気になりやすいひ弱な猫なんやてー。でも可愛いし。飼いたいかなー」

 尊井用さんはそう言い、必死で掘り下げる拙者。

「も、ももしかしてヒカキ●のまる●に影響されてとかちゃうやんな?」

 ヒカキ●のまる●は有名だから、言ってみる。

「あー。それもあるかもねー。まる●ってホンマまんまるで可愛いよねー」

 尊井用さんはまる●の事を知ってるみたいだったので、次はまる●の事を掘り下げた。

 そして、猫について1時間半喋り。拙者は朝起きるのが遅いので、早く寝る事になり。17時に寝る事になった。。。

 正直、いつ見つかるかわからない。事故をしたら一発アウトなので、神経がすり減って疲れていたし、温泉に入る事にしなかったのでよかったのかもしれない。助手席には美少女が居る。という事でも眠れんかったが、少し眠りながら考える。。。

 お金持ち。やりがいのある仕事。出世。結婚。自利利他の精神。少し尊井用さんから教わった事が頭の中でいっぱいになった。ん?自分には夢と言う夢はなかった。。。ただ学校行って、、先生に勧められた所に就職して、ゲームして、仕事しての反復。

 拙者には夢がない事に気づいた。尊井用さんの夢ってなんだろう。明日。聞いてもいいんだろうか。もう少し仲良くなってからにしようか。そんな事を考えながら。眠りにつく。



*決して、家出を理由に車で他県へ行き、観光したりしては危険です。絶対にやめてください。



                2話のあとがき

モード。もーどー。どうも。にゃんちょ。です。2話を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。少しはためになる事が書かれた回になりました。自利利他。気になった方は本を買ったり、ネットで調べてみてください。次のお話は美少女である。尊井用との仲が少し深まるお話で、いい感じにたぶんなります。この小説を通して、読んでくれた方の何か成長の助けになれば幸いです。どうぞ、最後までお付き合いください。ありがとうございました。

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