第2話 山の中で見つけたものは(※お食事中の方は要注意!)

 山で私たちが探していたもの、それは、糞です!

 クソです!

 ……花の女子大生が、ですよ?(二度目)

 というのも、日中の山中で、野生の哺乳類に遭遇する確率は、ほぼゼロ!

 何せ、みんな夜行性の生き物たちばかりですからね。

 たまに野ウサギなんかは運が良ければ遭遇できることもありますが、私は運がなかった。

 なので、野生の哺乳類が居る痕跡を探していたのです。

 痕跡と言えば、まぁ、ほぼ糞です。

 シカが木に角を擦り付けた跡だとか、リスやネズミが食べた松ぼっくり(エビふりゃーと言います)やクルミの殻、足跡なんかも痕跡の一つです。

 でもまぁ、やっぱり糞が一番多いですね。


 一番多いのは、シカの糞。奈良や宮島なんかで見たことあると思います、コロコロ丸い鼻糞みたいな糞です。

 次に多いのは、テンかイタチのひょろ長い糞。

 そして、タヌキの『溜め糞』なんかもありますね。

 糞と言っても、侮ることなかれ。

 生き物によって、それぞれ違いがあって、糞からは、実に様々なことが判るのです。

 糞を見れば、そこにその生き物が生息していて、何を食べているのかまで分かります。

 つまり、糞の中身まで見ているわけですが……ここで糞について熱く語っても、読者の皆さんが困るだけだと思いますので、この辺にしておきましょう。


 いいですか?


 『風雅は、糞が好きらしい!』


 ……とか、間違っても、思わないように!


 とまぁ、日中の哺乳類班は、山中で動物の痕跡(ウ●コとか足跡とかウ●コとか)を探して歩き回る怪しい集団です。

 

 ですが、山の中で見つかるものは、生き物だけではありません。


 実は、とある観光スポットで有名な山で(どことは言いませんが)、遺体を見つけたことがあるのです。


 山には、あるある話かもしれませんね。

 ですが、私は、その時、初めて殺人事件の現場に遭遇したかのような、ミステリー小説の開幕か?! ……という気分だけを味わったのでした。

 遺体があったのは、登山道の橋の下にある沢。

 普通の観光客なら、まず見つけられなかったでしょう。

 DSKだから!

 ヘビを探して沢を歩いていた先輩(ヘビ男)が見つけました。


 残念なことに、遺体のすぐ傍に、空になった薬の瓶か袋?があったらしく、すぐに自殺と判明されてしまいましたが……。

 いや、もしかしたら、自殺に見せかけた他殺だったかも……?!

 という妄想は、いつか小説に消化したいと思います(不謹慎)。


 そして、この時、遅刻してきた先輩の一人が、山の麓にある交番に話をつけてくれたそうで、パトカーに乗って現場へ現れたのですが、皆さん、御存知でしょうか?

 パトカーの後部座席は、外側からしか開かないようになっているのです(もちろん、犯人を逃がさないため!)。

 なので、その時、警察官が後部座席のドアを開けて、中から降りて来た先輩の姿を見た瞬間、皆が思ったんです。


(ああ、こいつ、いつかと思った……!)


 いえ、先輩は、何も捕まるようなことはしてませんよ?(笑)

 ただ変態なだけです。


※ってか、これは私の黒歴史ではなくて、先輩の黒歴史じゃ……?

 と思ったけど、先輩、許してくださいね♡


 黒歴史は、まだまだ続きます!!

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