第270話 今年も大掃除~焼却炉へのララバイ

今年も末。

年末の大掃除をしましょう。

自分の部屋、食堂、廊下、外回り。

それから、集会室や事務所前。遊び場。


流石にプールは、この時期やってもしょうがないわな。

寒中水泳、するわけでもなし。

あ、そもそも幼児用のプールや。

水遊びしかできんのでは、しゃあないわ。


燃えるゴミは、焼却炉でしっかり燃やします。

空き地で焼いていたこともあったっけ。

いずれにせよ、今はまずいぜ、それすると。

その灰はさすがに、業者に引取してもらいます。

いくら丘の上だからと言って、

その辺に 埋立てる≠投棄する わけにもいかぬ。


養護施設って、ゴミは事業者ゴミだったわけだ。

家庭ごみに出すにも、出せる場所がなかったな。

特に、丘の上に移ってからは。

まあ、あんな僻地によく7年弱も居られたものだ。

わしをほめてやりたいわ、マジで。


異常より、もとい、以上を踏まえて、ですね、総括を。

養護施設はしょせん、家庭になりえようもない場所だった。

残念だろうが難だろうが、それが当時の現実だったってことです。

そうそう、最近は学校の焼却炉もなくなったみたいやね。


焼却炉 昭和の思い出 燃やす冬

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