第262話 無能の勘違いへのレクイエム
勘違い自体は、誰にでもある。
小さなことから、大きなことまで。
問題は、個々の勘違いの事例ではない。
そんなものを並べ立てても、キリはない。
無論、有能な人間でも勘違いはする。
だが、勘違いと分かれば修正もする。
その学習効果を、確実にノウハウとして蓄積する。
無能な人間は、勘違いなど普通にある。
憶測に基づく戯言、狭い世間の範囲だけの発想。
そして、ためを思えばそれが免罪符。
心配していますとホザけば、がっちり!
ってか?
結局のところ、無能の勘違いというのは、
ゴミのような情緒をまとわりつかせているだけ。
情緒にほだされてくれれば、上出来。
子どもなんてちょろい。
まだ子どもなら、子どもだましが利く?
テメエの中身は子どもにも劣ることには、
気付かぬまま。
かくして、無能は勘違いを量産し続ける。
あの丘の上の理想泥酔者、
若い女の弾除けで身を守っていたあの御仁、
そして、弾除けにされたうら若き女性たち。
旅の恥は搔き捨てという。
無能の勘違いも、書き捨てに。
違う。無能の勘違いは、吐き捨てや。
言葉を吐いて、その場限りで捨てられて。
嗚呼、昭和のかき捨てられた恥、今いずこ。
水に流すこと、まかりならぬ。
そうして、今この電脳岩に、刻み込まれる。
昭和日本の面汚しどもへのレクイエム
それは、無能の勘違いへの、レクイエム
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