第237話 勤労感謝の日

今年も来ました。勤労感謝の日。

別に感謝されなくても結構。

わしは必要なことをやっているだけだ。

ゴマすって春が来るのは、

植木某なる人物による阿呆の戯れ歌だけ。

生活苦にあえぐ国民への機嫌取りへと落ちぶれた、

哀れな祭日もあったものだぜ。


自由の森と称するあの地の職員たちのことを、思い出した。

彼ら彼女らは、当時どう思っていたのだろうな。

自分たちは、感謝されるだけの仕事をしているなどと、

まさか、そんな大層なことを思ってなどいなかっただろうな。


日本国が勤労者に感謝しようと、

わざわざ新嘗祭をそんな名前にして祭日設定したのはいいが、

感謝されるだけの仕事も出来ていない者に、

官舎も感謝も必要ないやろ。


まあ、盆暗保守もパヨクも、およそ群れ合いを推奨する雑魚どもは、

こういう言葉をありがたがるという点においては、同じ穴のムジナ。

言葉だけ、ジャリタレでもできる口パクだけ、な。


ただ、口パクといえども、言葉は言葉。

言葉は、やがて現実を作り出す。

少なくとも、その方向に動き出させる力を持っている。

そこに、何かを見出せるかどうか。

それは決して、この一日分かった口パクすればいいというものではない。

それだけは、指摘しておいてやるよ。

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