第235話 コンゴ(今後)はアフリカ
今後はそんなことのないように、・・・
理想の悪酔いから冷めきれない男は、そう述べた。
かつて自分の職責のもと「支配」していたはずの元少年に。
出来損ないの家庭論
そこらの田舎の盆暗保守の戯言をトレースした程度のものを、
へらへらとほざいただけ。
まともな情報も出せず、まともな環境も整えられず、
テメエの家族のための給料のために、
ただただその場にいて、
日が来れば天から降ってくる、その糧のために。
それまでのテメエの出来損ないの対応は、
ごめんで済む話じゃねえ。
それで済むなら、警察も裁判所も検察庁も要らん。
わしらのやっとる法学など必要ねえんだけどな。
改善もクソも、ねえ。
吐いた唾は、飲み込めねえんだ。
そんなものは、わしの仕事じゃねえ。
そりゃそうさ。
天から降ってくるその金のために、
テメエらが何なりさらすこっちゃろが!
それができねえということは、せいぜい御賢察願うのみだ。
もう、戻ることはできない。
何を償うこともできない。
ただ、叩きのめされるのを待つだけ。
それがいつどのような形で、あの男から「執行」されるのか。
それは時間とその手法の問題であった。
お願いだ、もう、やめてくれ、許してくれ。
本当に、悪かった。
あのとき、何か償えることがあったら、
力になれる、してやれることがあったなら、
・・・。
そう思っても、もう遅い。
ま、せいぜい先立たぬ後悔でもしておくことだな。
今後は、そんなことのないように、
な!
最後に、一言。
タラは北海道、
コンゴは、アフリカだ。
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