第209話 金木犀の香りに

金木犀が、今年もやって来た。

鰻なんか食べなくてもいいけど、

金木犀の香りは、浴びなきゃソンソン!

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金木犀という言葉を知ったのは、1978年。

べーやんこと堀内孝雄の歌。

作詞 谷村新司  作曲 堀内孝雄

君の瞳は一万ボルト


それから先、金木犀とは何なのかも知らぬまま。

だけど、知るとなるほど。

毎年、この頃になると、あの歌を歌いたくなる。

ことばの広さと深さをアリスの歌で教わった。

自由の森にいた、少年の日々。


懐かしいとは思わなくはないが、思い出すのも不快な時代。

それだけに、歌はぼくを救ってくれたのだ。

チンペイさんこと谷村新司さんの歌は、永遠に歌い継がれるであろう。


金木犀の香りに、ぼくは叫びたい。

谷村新司は、永遠だ!


 


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