第208話 ケリをつけて
ケリをつけた。
長年まとわりつけられていたクズどもを。
無論、テメエの手によって。
テメエで得たものしか身につかぬなら、
テメエで力をつけて、その力を使ってケリをつけるしか、ねえんだ。
どっかの借りものを使ってなど、無理。
なんかの力を受けてどうこうとか、そんなものは無理な相談よ。
御大層な能書をばらまくしか能のない政党の導きなど、無用。
ときが解決する?
過去のことは水に流して?
相手を許すことが大事なの。
人間としてその人より良くなれば・・・。
家庭をもって子どもが生まれれば・・・。
オドレらの寝言は、どれひとつ、クソの役にも立たなんだな。
ある恩人には言われたさ。
怒りの対象から外すべきだと。
資格を取得するための学びをすべきだ。
残念だが、これも役には立たなかった。
前者は、できもしない理想論。
後者は、必要に迫られぬ限り無駄。よくて気休めまで。
ならば、テメエでやるしかねえってこった。
寂しいもクソもヘチマもあるか、ボケナス!
ともかく、クズどもはすべて排除できた。
世話にはなったな、ありがとさんよ。
アノミー = 無連帯
これこそが、ケリをつける第一歩であった。
以上、総括しておく。
要は、クズを徹底排除したまでの話や!
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