第201話 省エネと国電

1979年だったかな。昭和なら54年。

通勤電車の試作車が登場した。国鉄の201系電車。


あの年が、第二次オイルショック。

化石燃料、とりわけ石油資源の枯渇が問題視された。

なんとか、エネルギーを節約しないと将来なくなってしまう。

単に石油が云々じゃない。人間生活自体がなくなってしまう。

そんな危機感の中、省エネルギー=省エネ という言葉がはやり始めた。

数年前のオイルショックの時ほどは、パニックはなかった。はず。


国鉄のこの通勤電車、なんと、省エネ電車と銘打たれた。

国鉄が分割民営化され、JR となっても、この電車たちは走り続けた。

そして今も、走っている。

とはいえそろそろ、廃車も出だしたかな。


省エネ、ねぇ。懐かしい響きだ。

ところで、石油って、そろそろ枯渇する頃なンじゃなかったっけ?

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