第194話 史実・現実をずらしてでも

史実や現実をずらしてでも、表現したいことは山ほどある。

それを実現してくれるツール、実は意外にたくさんあるよ。

気付かぬ人は気づかぬだけ。気付く人は気づいていまっせ。


鉄道模型

ジオラマなんかまさにそう。

そんなものを作らなくても、あり得ない列車編成を作ることも可能。

最新型のやくも号とかつての気動車のやくも号。

同時に走ったことなどないけど、模型なら並走も可能。

今乗るなら、食堂車のある気動車のほうかな。

食堂車が営業していなければ、もちろん最新型に。はい。

でもなぁ、気動車時代は便所が、なぁ(苦笑)。


野球のゲーム

大昔の野球選手と今の野球選手の対戦もできるらしい。

稲尾や杉浦、カネヤンにノムさん。王に長嶋、張本!

ゲーム内でなら大活躍よ。

山本由伸から野村克也が本塁打! とかね。

だけど、ゲームなんかするヒマも金もないから、わしは無理。


小説

これだぁあぁぁ~~~!

これ!

これなら、わしでもできる。

なんせ、文字さえかければなんぼでも書けるぜ。できるぜ!

その時代なかったはずの存在の創出もできるってわけだね。


軽便鉄道の女性車掌

本当は合理化のためにもう少し後で登場しているけど、

それより15年ほど前から存在したことにして、

物語、書きはじめました。


すると、あら不思議!

その世界が、うまく回り始めたのよ。

私自身はラノベなんて読まないし書くこともないけど、

道理で、異世界転生がもてはやされるわけだ。

あれこそが、小説の醍醐味なのよ。

あまりに史実をずらすのは歴史改ざんとなるかもしれんが、

小説だということになれば、それも十分可能で、むしろ歓迎さえされる。

そういう世界に入ったのは、やっぱり、大正解やったってこっちゃ。

しかも、小説が書ければ、物書きとしての「つぶしが効く」からね。

これはマジで、ありがたや。


その元ネタとなったのは、やっぱり、幼少期のあの地のおかげや。

ま、感謝しなきゃね。

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