第105話 餌にたかる乞食ども?!

あれは、1981年の夏頃だったか。

移転した丘の上に、かの少年の同級生たちがやってきた。


ちょうどそのとき、おやつが出されていた。

その少年たちは、アリに群がる砂糖、おっとっと!

逆でした。

砂糖に群がるアリどものように、そのおやつに襲い掛かった。

餌、もとい、おやつは、あっという間に消え去った。


そのときの担当保母は、何と言ったか。

「トモダチができたようで、良かったね」

だとよ。


乞食どもが餌にたかっただけやろが。


それはええけど、当時のその同級生たちの名前も、顔も、

一切記憶には残っておりません。

あたりまえだろうが。

ってか?

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