第23話 自由権=セーラームーンを見る自由

司法試験には、とても派が経たぬ。

何とか派を立ち上げるような力なんか、もちろんないよ。

あの試験自体に、歯が立たんのよ。

てなわけで、私、学習塾に逃げ込んだ。


そういえば、中学校では社会で公民を勉強した。

当然ここでも、教えることに。


自由権 ~ さあ、どういう表現を使って教えようか。

何も佐藤幸治先生の本を読んで勉強しなおすほどでもない。

でも、結構役に立ったよ!


そ、そうだ!

この手があったじゃないか!


自由権 = セーラームーンを見る自由!


当時まだ大学出の男性がそんなアニメを見るのが珍しかった頃。

私は、堂々と男女問わず中学生の前で高らかに宣言した。


今なら、もちろん、こうでしょ。


自由権 = プリキュアを観る自由!


あれれ?

見るから観るにかわったのは、なぜ?

わしには、わからん。

でも、これぞ年季の入ったアニメ道?!

ってこと!

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